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織田信長後編

 織田信長の刀を何とか裁きながら攻撃をしていくが、全てガードされる。

 破邪と破聖を混ぜる事によって新たに破魂はこんになった。

 それによって織田信長にかなりのダメージを与えられる筈なのだが、一切攻撃が当たらないので意味がない。

 こんな無力感は爺ちゃんや婆ちゃんとの模擬戦や原初の火人との特訓、そして今の織田信長との戦闘。

 しかし、なんだろうか。

 こいつは、織田信長は俺のスピードを目で捉えているのだろうか?


「織田信長、まさかお前、勘でガードしているのか?」

「ふん、今更か」


 まじかよ。

 これはますます勝ちにくい。

 刀を交えながら勝ち筋を探しているが、全く見当たらない。

 かと言って、織田信長が俺に攻撃を与えるかとゆうとそれも違う。

 ダウンロード?が完了してラプラスの思考加速の性能が上昇しているようで今では全て躱している。


「破魂」


 破邪や破聖はスキルとして使用しなくてもそれぞれに威力は上がるが、MPを消費してスキルとして使えばさらに威力が上がる。


「くっ」


 さすがに片手での刀では防げないと感じたのか、両手で構えて防御する。

 そして後ろに飛ばされる。

 あの刀も覇(魂)なので適応されるようだが、覇としては織田信長よりも薄いようだ。

 刀は織田信長の覇のエネルギーの残りカスの集まり的な表現が分かり易いかな?


「ふ、50パーセントの力でも出すかな」

「ちなみに今までは?」

「25パーセントだ」

「はは」


 乾いた笑いしか出てこないな。

 再度刀をまじわせるが、先程の比ではない攻撃力で後ろに飛ばされる。

 地面を数回ステップを踏んでから地面に落ち着いたら、すぐ目の前に織田信長がいた。


「覇龍、二の太刀」


 縦に振り下ろされる刀の先端から龍が具現化したように見える。

 それをラプラスかとウリエルの合わさった刀で受け止め、靴のラプラスとウリエルの裏から針に変えて地面に突き刺し固定する。

 スパイクもどきだ。

 地面が俺を中点に半径5メートル程の地面が凹む。

 それほどの威力を籠った刀だ。


「はあああ」

「ふん、叫びだけはいっちょ前だな」


 織田信長の刀は地面に当たり、剣筋の跡が地面に残る。


「はぁ、はぁ」

「ふん、逃げ切ったか」


 なんだよ、なんだよくそ。

 火人になって避ける事に成功したが、衝撃波によって火が霧散されそうになった。

 なのですぐに戻った。


 ◇◇◇◇


 私は無力だ。

 今でも翔さんに頼っているばかりで私は何も出来ていない。

 ただ、足でまといにならない様に密かに身を隠す事しか出来ない。


「私は⋯⋯どうしたらいいの」

『我を受け入れろ』

「いやだ、怖い」

『⋯⋯ならば1度、1度だけ我の生命体の具現化が出来る力を与えよう。その力を見て我を受け入れよ』

「受け入れた所で何が変わるの?」

『奴を倒せる』

「そんなの分かんないじゃない。そんなの確定じゃあない」

『⋯⋯そうかもしれない。それでも我の力をいずれ確実に求める日が来る。それが今かもしれない』


 そんなの関係ない。

 こんなよく分からん声を信じて、何も変わらずに、災厄翔さんに迷惑を掛けてしまうかもしれない。


 ポトポト


「あ──」


 無意識の内に涙を流してその雫が私の手の甲に落ちていた。


「無力だ」


 無力、何も出来ない。


「畜生」


 ◇◇◇◇


 織田信長の刀が右から来るのでしゃがんで躱した後に下から上への振り上げる刀をバックステップで躱されて、【覇龍、一の太刀】で飛んできたきた斬撃を跳躍して躱して、空中で体の向きを織田信長に向けてから2段ジャンプで接近して刀を振るが、防御される。


「ふぅぅ」

「良い目付きになったな」


 過去の偉人を殺すとか、世間的にどうかと思うが今はそんな小さな事を気にしている余裕はない。

 相手は全力ではないのだ。

 せめて、全力を出させないといけない。


「お前は人を、生き物、命を殺す時はそのような顔をするのだな」


 そう言って織田信長の赤い目を閉じたかと思うと、次の瞬間に見開いた。

 その目の色は青色だった。


「これが我の全力だ。来い、小童」

「望む、ところ」


 ここからがお互いに全力全身をかけた勝負になった。


「神風琉。【神風雷鳴剣】」

「覇龍、十の太刀」


 互いに連撃技を使う。

 そして、互いに攻撃が当たる事に攻撃力が、速度が上昇していく。


「ほう、似た技を使うな」

「まだ、貴方を超えるには足りない」

「よく分かっとる」


 何十、何百と刃を交わせ、一旦バックステップで下がる。

 後、16回ほどで限界が来ると分かったからだ。

 鬼王の時みたいになると、やばいので一旦中止する。

 しかし、この技でも織田信長には1ミリも届かなかった。

 織田信長は強い。強すぎる。


「スゥゥゥハァァァ」

「⋯⋯」


 深呼吸をしてからその場でぴょんぴょん跳ねて、次の瞬間には織田信長の前にいた。

 そして、織田信長に少しばかり刃を当てる事に成功した。


「ぐぅ」

「⋯⋯」


 しかし、織田信長は左腕で何とかギリギリのガードをしていたが、俺はカスリ傷を腹に受けた。

 完璧なカウンターを貰ってしまったのだ。


「先程の動きは見事だった。我でも勘づかなかった」

「それは良かった」


 神風の脚(ハイクイック)を応用したのだが、織田信長には致命傷も与えれなかったようだ。

 さらに、腹に受けた攻撃に覇気が載っていたのか、身体が痺れて動けない。


「ごめん日向。君を巻き込んで」


 織田信長が目の前に居る。その刀を上に掲げて振り下ろす所だろう。


「さらばだ」

「俺は、ダメだな」


 さよなら日向、楓、母さん、父さん、爺ちゃん、婆ちゃん、奏さん、要さん、そして、さよ───


「ダメぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


「はぁ?」


 そこに響いた声は日向ので、そして、織田信長は吹き飛んでいた。


 ◇◇◇◇


 覚悟を決めた瞬間だった。

 何故か分からないけど、翔さんは動かないでボスが刀を振り下ろそうとしていた。

 マズイ。


『使え』

「畜生、畜生畜生。なんだってやってやる。あの人を救えるのなら!」


 冷静に集中している暇なんてない。

 頭に浮かんだ力を行使するだけだ。


「いでよ海の覇者。如何なる物をその顎を持って喰らえ。【覇水龍(リバイアサン)】」


 私の背中から海よりも深い色を持って、赤い目を輝かせているモヤみたいで龍の形をした物が出てきた。

 その顎を大きく開けてボスに飛んでいき、吹き飛ばす。

 そして、私は地面に降り立ち翔さんの元に近づいた。


 ◇◇◇◇


「大丈夫ですか?」

「ああ、何とか動ける」

「小癪な」


 青い龍が織田信長に喰らい着いていたが、織田信長が斬ったようだ。

 そして、瞬時に近づいて刀を振る。───日向に向かって。


「ぎゃああああああ」

「日向!」

「大丈夫です。それよりもあいつを」

「ああ」


 そして、俺は日向が倒れた音や呟いた言葉を聞く事が出来なかった。


「頑張って、⋯⋯⋯⋯翔⋯⋯さん」


 そして、織田信長に接近した俺は織田信長が反応するよりも速く、そして、一撃で急所を狙う。


「我が油断しているとでも思っているのか」

「しるかあああ!神風琉。【神風の激流】」


 突きを織田信長の心臓に向かって突き刺す。

 織田信長は刀でガードしたが、それすら打ち砕き、───心臓を貫き魔石を破壊する。


「我も油断したのか?しかし、良い後継者が居たものだ」


 そう言って織田信長は光に変わり、宝箱を残す事無く日向に光が伸びて行って、日向に取り込まれる。

 そして、見てしまった左肩からえぐられた様に無くなっている日向が居た。


「ひ、ひなた。ひなたああああああああああああああ」







 神風の激流

 ────と────の意思が介入し、使用者の感情値が一定に達した際に使用可能。

 ただし、使用者は無意識で使用しており、そして威力は感情の高さによって変動する。

 風の流れが激しく、一点に集中した技で貫通力と破壊力が絶大。



 覇水龍リバイアサン〘魂〙

 対象の思考力、判断力、並行力、防御力を激的に下げるデバフを使用可能。

 未契約

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