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エピローグ

 こうして、私はレーンさまの王妃となりました。人を見る目がなかった、と国王陛下は退位されてしまったので、二十代にして、レーンさまと私は国王夫妻です。

 レーンさまの治世になって、国は随分とよくなりました。

 そして、レーンさまは仰るのです。


「貴女が住んでいた下町の部屋はそのまま借りておこう。そしてたまの休みには、お忍びで、セシルとその恋人として、そこで民の暮らしに触れたい。貴女を助けてくれた人々にもお礼をしたいしね」


 そこで、数か月に一度は、私たちは下町で過ごして、斡旋所の親父さんや元の職場の店主さんと楽しく過ごすのです。彼らは私たちの正体を知らないけれど、それでも温かく迎えてくれます。王子や王女が生まれてからは、子どもたちも連れていきますが、子どもたちもおじさんに懐いています。将来は、きっと民を想う王になってくれると思いたいです。


 私の話はこれでおしまい。これからもみんなの為に生きて頑張りますけれど、こうして幸せになれたのです。

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