表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
54/236

幕間 集団拉致

 あの後、僕は妻を義姉さんに任せ会社に出かけた。

報告などを手早く済ませ、夕方の前に家に帰ることができた。

「それで何か手がかりがあるんですか?」

僕と義姉さんはリビングで向き合っていた。

妻は泣き疲れて寝てしまっているらしい。

義姉さんはノートパソコンを取り出した。


「これを見なさい」

 監視カメラの映像なのかそこには六徳学園が映っていた。

映像の右下には日付と時間が表示されている。

日付はあの悪夢の日、それも学校が消えた時刻の数分前のものだ。

ニュースでも規制が敷かれているのか一切流れていないはずなんだけど、なぜ義姉さんが持っているのだろうか?。


「私は友達が多いから、いくらでも手に入るのよ」

 友達が多いからってこんな映像手に入るのか?

「これは学校の近くにあるお天気カメラの映像、少し進めるわね」

 そしてその時が訪れた。

学校が地面に沈んでいる、涙が出そうになるが堪えてちゃんと見る。


 突然義姉さんは映像を止めて、映像の一部を指さした。

「ここをよく見て、人影があるでしょ」

屋上から人の影のようなものが飛び出している。

「それを解析したら、こんなの映ってたの」

義姉さんがカバンからA4サイズの紙を取り出す。

「イツキ!」

そこには写っていたのは紛れもないイツキだ。


「それでイツキが飛び出して行った方向にあるコンビニの監視カメラの映像を取り寄せてみたらこんなのが映ってたの」

 道路の地割れからわずかに手が出ている。

這い上がろうとしているみたいだ。

数秒後、顔がわずかに映った、イツキに間違いない。

あと少しで這い上がれるというところで黒い大きな手が地割れから現れ、イツキを掴み引きずり込んでいった。


「私はこれは集団拉致事件だと思っているわ」

「人間の仕業だと?」

「そうかもしれないけど、この世界には私たちの知らないことなんて満ち溢れているわ、もしかしたら神のような奴らの仕業かもしれない。」 

「私はこの手の正体を突き止めて、あの子たちを取り戻すわ」

「あなたはどうする?」

 そんなの決まっているじゃないか。

僕らの子供だ、人任せにはできない。


 僕らの戦いは始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ