表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方転生人録  作者: 黄金馬鹿
陰陽師編
64/84

何か当たり屋よりも性質が悪い

連投終了

都近くに家を建ててから次の日


今日は都改め平安京にルーミアとこいしと共に出掛ける


「よし、行くか」

「えぇ」

「うん」


扉を開けて、先日Gを見かけた場所を避けて通る


もうあの銅線状の触角を自慢気に生やした黒色のかさかさ音がする昆虫は見たくない。昨日は俺に向かって飛んできやがったしあのゴキブリ野郎


と、なんか考えてる内に平安京に着いた


やっぱり人が多いな


「で、ここでどうするの?」

「見てくるだけ。欲しいものがあったら買って良いぞ」


金ならある。大量にな


「ぅ……ぁぁ……」


早速行こうとしたら、こいしがその場で踞っている


「どうした?」

「心が……思念が流れ込んでくる……」


……そうか、心が読めるからな……


「汚い……黒い……もやもやした、嫌な心が……」


……やっぱりこいしは人間恐怖症が治ってないのか


里で何とかなったと思ったんだけどな……


「帰るか?俺は別に良いぞ?」

「大丈夫……行く」


……なら止めないけど


じゃあ、何処に行こうか……


そうだ、まずはかぐや姫の話を聞きに行くか


「かぐや姫?」

「あぁ、もしかしたら、俺の知り合いの……何て言うんだ?教え子?かもしれないからな」

「知り合いって……昔よく会ってたっていう八意永琳の?」

「あぁ。もしかしたらこっちに来てるかもしれないんだ」


永琳の送ってきた手紙の中にはかぐや姫と思われる人物を育てていると書いてある物もあったからな


でも、今の時代に居るかすら分からないし……


取り合えず、ここら辺をぶらぶらして情報を集めようって魂胆だ


さて、適当にぶらぶらしますかね。こいしさん


「うん!」

「私に分からない会話しないでもらえない?」

「はは、すまんな」


さて、何処に行こうかね……


ってか、前の牛車が遅すぎて邪魔


そうだな、適当に甘いものでも食べに行くか?こいし


「そうだね……甘いものも食べたいし……」

「お~い」


じゃあ、甘いもの食べれる所探すか


「そうしよっか!」

「聞けよ!!」


団子屋とかあれば良いんだけどなぁ……


まぁ、ゆっくり探していってね!っと


取り合えず、牛車を抜かして先を急ぐ


「貴様!貴族様の牛車を抜かすとは何事だ!!斬り捨ててくれる」


あぁ?


「っぶねぇな!!!」


なんか刀を抜いて斬りかかられた


解せぬのだが


「ひっ……!」


こいしが俺の後ろに張り付いて隠れる


いや、こいしなら余裕でしょ?


「もう見たくない……あの人達の心……見たくない……嫌だ!!」


そう叫ぶと、こいしが一目散に走り去ってしまった


「こいし!!」

「他人の心配を……」

「るっせぇんだよ!!大した腕もねぇ癖によォ!!」


斬りかかってきた奴を蹴り飛ばし、こいしを追う


すぐに追いかけたからか、こいしはすぐ見つかった


家と家との間に入ってがくがくと震えている


「こいし……」

「もう嫌だ……見たくない……」


よっぽどここら辺の奴等の心は汚かったのだろうか……


「中には綺麗な人も居た……けど、汚い人が多い……」


……そんなもんだよな。人間って


特にここら辺の人間は欲望に忠実だろうし


「暮羽!!」


ルーミアが少し遅れて走ってくる


「こいしは!?」

「やっぱり無理があったか……」

「そう……って、ちょっと!目が!!」


ルーミアがこいしの第三の目を指さす


こいしの第三の目は殆ど閉じていた


ま、マズッ!!


「こいし!!大丈夫だ!俺が着いている!!」

「私もよ!!」

「お兄ちゃん……ルーミア……」


第三の目はもう少ししか開いてないが、何とか踏み止まったみたいだ


「お前は俺が守る。だから、他人の心なんて気にしなくて良い」

「そうよ。私達が着いてる。もう、昔のようには絶対にさせないわ」

「……うん」


……良かった


一時はどうなることかと思ったが……


「見つけたぞ!無礼者!!」


って、さっきの奴、追ってきたのかよ!!馬鹿じゃねぇか!!?


「死ね!!」

「潰されるのは……」


刀を避け、峰に肘鉄を当て、刀を折る


そのままアイアンクローで持ち上げ


「てめぇだ!!」


もう片方の手で腹パンして意識を飛ばす


「ったく、こいしが怖がるだろうが」


アイアンクローしたまま、適当な壁を背に座らせる


「これからどうする?」

「行きましょう。甘いもの食べにね」




お兄ちゃんには言わなかったけど、サードアイが殆ど閉じちゃったからか、能力が変化した


『心を無意識に読む程度の能力』


今までとは殆ど変わらない。けど、これは私サードアイが閉じたときの能力と開いている時の能力が変な感じに合体したのだと思う


多分、サードアイが完全に閉じきった時、私の能力は完全に変化する


『無意識を操る程度の能力』


これが、サードアイが閉じきった時の私の能力


あと、数秒お兄ちゃん達が来るのが遅かったら、能力はこれになってた


まだ、私のサードアイはまだ閉じない。まだ……まだ…………




あのあと、団子屋を見付けれたから、団子を数個その場で食べた


ルーミアが喉に詰まらせて死にかけたけど


その時、こいしは笑ってた。少しはサードアイも開いてほしい


閉じきったら、さとりに会わす顔がない


「さて、次は何処に行……」

「貴様、何故妖怪を京に入れた」


後ろからなんか声をかけられる


……陰陽師か?


「こいつらは俺の式だ。式が主に着いていくのは当然だろ?」

「覚妖怪と大妖怪が?笑わせるな。そんな化け物を式に出来る奴など居るわけが無かろう」


こいつ……


あったま来たぞ……


こいしとルーミアを化け物呼ばわりだぁ?


「おい、死にたくなければ今すぐ訂正しろ」


背中を向けたまま、懐から何十枚……いや、何百枚もの札を取り出す


「何をだ?」

「こいつらを化け物だと言ったことだ」


こいつらは化け物なんかじゃない。可愛い年頃……なのかは分からねぇが、女の子だ


それを化け物と言われちゃあ……黙っちゃいれねぇな


「ふん、化け物を化け物と呼んで何が……ッ!!?」

「自宅の布団の中で懺悔して後悔しな。俺を敵に回したことをな」


全ての札に霊力を流し込む


「格の違いって奴を教えてやるよ。カスが」


その全ての札を一気に投げる


札はその馬鹿を包囲する


「幾ら逃げようったって、これなら逃げられねェよなァ……アァ!!?」


そのまま指を鳴らし、全ての札を突撃させる


なんか空中でお手玉になってるが知ったこっちゃない


そのまま霊力を右手に溜め込む


そして、全ての札が当たりきった所で飛び、そのまま腹に拳を当てる


「零距離マスタースパーク」


そのままマスタースパークで吹っ飛ばす


生死?あぁ、死なない程度に吹っ飛ばしたから無問題


「さて、行くぞ。興醒めだ」

「こ、怖かった……」

「心の中が怒りで満ちてた……」

「そりゃあな……お前らにあんなこと言ったんだ。幾ら俺でも怒る」


やり過ぎたとは思わない


自業自得だ。格の違いすら分からなかった馬鹿のな


「ここには録な奴がいねぇな」

こいしの能力は『心を無意識に読む程度の能力』に変化しました


細かい部分が少し変わり、サードアイで見た、見なかったに関わらず、心を読むという何かもうサードアイ関係ない能力に変わってしまいました


あと、暮羽も流石に仲間の悪口言われたらキレます


それにしても、強引過ぎたかな?


指摘があったら書き直すかもしれません

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ