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テレポーター  作者: SoLa
第3章 魔法文化祭編〈下〉
96/432

第0話 破滅を呼ぶ、鈴の音は鳴る。

 皆さま。

 ようこそ、青藍魔法文化祭へお越しくださいました。


 魔法。

 それは、奇跡を起こす力。

 青藍魔法学園は、日本でも数少ない、魔法を専門に教える機関でございます。


 魔法と聞いて、皆さまは最初に何を思い浮かべますか?

 激しい炎? 荒れ狂う水? 迸る雷?

 攻撃的な面が目立つ魔法ですが、それだけではありません。


 手を使わずにお皿を洗ってみたい。

 箒に乗って空を飛んでみたい。

 そんなことを考えてみたことはありませんか? 

 その奇跡の全てが、ここにはあります。


 ご来場の皆さま。

 この学園の生徒が織り成す、数々の奇跡を、どうぞご堪能くださいませ。







 開会のアナウンスとともに、門が開く。

 文化祭の開始を色付けるように、魔法の花火が打ちあがる。


 色めき立つ声。

 数えきれないほどの足音。

 青藍魔法文化祭は、例年通り華々しい開会を迎えた。







 しかし。


 その花火と。

 声と。

 足音に掻き消されて。


 人々の耳には聞こえない、もうひとつの音があった。


 鈴の音が鳴る。

 破滅はもう、すぐそこまで迫っていた。

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