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テレポーター  作者: SoLa
第3章 魔法文化祭編〈下〉

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第0話 破滅を呼ぶ、鈴の音は鳴る。

 皆さま。

 ようこそ、青藍魔法文化祭へお越しくださいました。


 魔法。

 それは、奇跡を起こす力。

 青藍魔法学園は、日本でも数少ない、魔法を専門に教える機関でございます。


 魔法と聞いて、皆さまは最初に何を思い浮かべますか?

 激しい炎? 荒れ狂う水? 迸る雷?

 攻撃的な面が目立つ魔法ですが、それだけではありません。


 手を使わずにお皿を洗ってみたい。

 箒に乗って空を飛んでみたい。

 そんなことを考えてみたことはありませんか? 

 その奇跡の全てが、ここにはあります。


 ご来場の皆さま。

 この学園の生徒が織り成す、数々の奇跡を、どうぞご堪能くださいませ。




★




 開会のアナウンスとともに、門が開く。

 文化祭の開始を色付けるように、魔法の花火が打ちあがる。


 色めき立つ声。

 数えきれないほどの足音。

 青藍魔法文化祭は、例年通り華々しい開会を迎えた。




★




 しかし。


 その花火と。

 声と。

 足音に掻き消されて。


 人々の耳には聞こえない、もうひとつの音があった。


 鈴の音が鳴る。

 破滅はもう、すぐそこまで迫っていた。

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