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プロローグ

目を開けるとそこは来たことのない街だった。だが知らない街では無い。何故ならこの街は俺が作ったのだから。だが普段と違い街は炎で焼かれている。

炎は俺が立っている場所にだけ届かない。


燃え盛る街の中唯一炎が届かない場所に立っている少女は何よりも美しかった。サイドテールで結ばれた白銀の髪は艶があり美しく、世界の全てを映し出す真紅の瞳は宝石のように美しく、雪のように白い肌とは正反対の漆黒のドレス。八つの龍を宝石で作り上げた王冠こそ彼女が支配者としての証だろう。そして背中には、禍々しい枝いや骨の翼。背丈こそ高くはないが、究極のバランスを持つ肉体。そして、世界の全てを魅了する絶世なる美少女。

そう彼女はあまりにも【可愛すぎるのだ❗️】


彼女が立ち尽くしていると、


純白な衣に羽を持つ生き物が現れた。これは、天使か。しかもただの天使ではない。これは天使の最上位種の熾天使(セラフィム)だ。この天使は、戦闘力が極めて高くダンジョンに出現する時のレベルは800以上だ。その強さから最高でも5体までしか同時に現れない。筈なのに妾の前には456体熾天使(セラフィム)がいたのだ。


………………うん?妾?俺は何を言ってるんだ?というか何故俺は今456体とこれだけの数を一瞬で把握出来たんだ?分からない。どうした?というか何故俺はここにいる?俺は確か………………










俺の名前は、天神 望(あまがみ のぞむ)プロゲーマーだ。俺がプロゲーマーとして活躍しているゲームそれは、世界で最も売れている漫画、

【ディオス・マキア】を原作としたゲーム、ディオス・オンラインだ。

ディオス・オンラインは世界で最も売れたVRMMOでその人気は絶大でプレイヤー数は5億人もいる。 


そんなディオス・オンライン最大の魅力はディオス・マキアの世界を完全再現している所にある。元々原作の世界観が凄く作り込まれている所が人気の一つでありその世界を体験出来るだけでこのゲームに最高だった。そして、原作同様様々な種族がいる為、自分がなりたい種族でゲームを始めれるのも魅力の一つだ。


そしてそんな中俺が選んだ種族は、淫魔(サキュバス)だった。正直この種族は弱い。魅了という特殊スキルは存在するが、コレは死にステータスである魅力を上げないと効果が発揮されない。正直魅了するより、自身の血を与えたり、噛み付くだけで眷属にする事のできる吸血鬼(バンパイア)の方が効率が圧倒的にいい。  


だが俺は、淫魔(サキュバス)を選んだ。


全てを魅了する圧倒的に可愛いキャラを作りたいという好奇心が勝ったのだ。そして出来たキャラが、


アンヘーラ=カナ・アルマゲドン。


コレが俺の作りあげた最高のキャラだ。


俺はこのキャラで数々の伝説を作り出した。


俺がプレイヤーの中で一躍有名になった出来事それは、オリュンポス12神の魅了だ。


俺はディオス・オンラインの中でも最高クラスのボス、ゴッドエネミー。コレは数々の神話の神がボスと君臨しているのだがその強さはまさに異次元だ。単体で勝つ事は不可能と言われている。


勿論俺も戦えば勝てなかった。だが、俺は鍛えに鍛えた魅力のステータスでオリュンポス12神全てを魅了したのだ。


他にもその圧倒的魅了でプレイヤーも魅了しまくった。プレイヤーに無理やり貢がせまくって俺は大量の資産やスキルを手に入れたのだ。だから初期からプレイしてるプレイヤーからはかなり嫌われいる。


後は俺の魅了が無法過ぎて、魅了対策の装備が一時期飛ぶように売れた。だが、俺の魅了が装備を貫通したので結局意味が無かった。そしてネットでは、

【アンヘーラ=カナ・アルマゲドンに出会ったら直ぐに逃げろ】と書かれていた。正直気持ち良かった。


それから個人ランキングは常に一桁を維持していて、今月のランキングは6位だ。後ギルドランキングだが、俺のギルドはプレイヤーが俺1人しかいなくて、それ以外は、魅了したNPCや自作キャラなのだが、ギルドランキング54位と中々の高順位だ。


まぁこんな感じで、ディオス・オンラインではかなり有名で、この活躍ぶりは、運営からも認められて、運営からは、

《神々すら魅了する大悪魔》という二つ名を与えられた。


この公式から二つ名を与えられたプレイヤーは俺を含めてもなんと3人しかいないのだ。全プレイヤー5億人でだ。


そしてつい先月行なわれた世界大会で俺は見事優勝を果たしたのだ。


そしてその優勝の景品という事で原作のディオス・マキアに登場する権利を得た。


そして、作者である、【剣城 刃】との打ち合わせを得て俺の、カナのイラストを描いてくれて、サインも貰ってそして、完成前の原稿を見せて貰った。そして、そして、


いや駄目だ。思い出せない。その後の記憶が何一つ思い出せない。まぁ考えても仕方ないのか?と深呼吸をして事態を把握する事にした。


まずは、自分の姿だ。ずっと違和感があったが、俺は、カナになっていたのだ。しかし体は違和感なく動かす事が出来る。



次に辺りを見渡す。この場所は、俺のギルドである、【アンヘルタウン】街の姿をしているがちゃんとギルドだ。それが、炎で燃えている。


そして、目の前には熾天使(セラフィム)。おそらくコイツらが犯人なのだろう。


人のギルドに手を出したのでとりあえずは倒さないといけない。


だがコイツは最上位のモンスター。この数を1人で倒すのは不可能に近いだろう。だけど俺ならいける。


何故なら俺いや、妾はアンヘーラ=カナ・アルマゲドンなのだから。





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