第二次ニールベール開戦
投稿させていただいただました
戦争を舞台とした作品です
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「まったくこんな景色にあんな兵士の群れは目障りだな」
「なんて呑気な事を言ってるんだ。アルベルト。相手はこっちの2倍以上の数だぞ」
「親友の君には、せめて尊と呼んでもらいたいものだよ。ラングベルド」
僕の名前は山ノ下尊
両親がヤマトタケルから貰った名前だそうだ
趣味は歴史を学ぶことだけだ
19歳の誕生日前に友人に車ごと海に沈められ殺された
生命保険が目当てだったのだろう
気がついたら異世界へとやらに転生して奴隷の身と落とされた
剣闘士という日々に明け暮れて何故か剣術も
魔法も達者であった
連戦連勝でついに闘技場の頂点となった
そしてこの国の国王の一人娘に見初められてこの国の国王の婿養子になった
この国の王族の苗字はシーボルト家
タケル フォン シーボルトでは
語呂がわるい
その為 今はアルベルト フォン シーボルトを名乗っている
いま現在、隣国ルズロフコット王国がしつこくこの国ラインズベルト王国の国境に攻めて来るように陣を構えた
どうやら東の大国アルネスト帝国から兵を手配してもらって欲をかいてこの国に攻撃を仕掛けようとしている
こちらの兵士は騎馬隊を1000人
歩兵を3000人といったところだ
相手はざっと1万人
いくらこの国の婿養子でも戦地に赴かねば、他の兵士の士気や面子に関わる
そういう事でこの国の国境、ニールベール平原に陣を構えたのだ
「それにしても、さっさと攻め込めば良いのに呆れたものだ」
「まあここを決戦の場所にして、我が国の兵士を蹴散らしてさっさと首都ラングルグまで攻め込みたい様だな尊」
「まあ手配通りニードルフェルトに二重に隊列の隙を作ってもらった陣形にしてもらったし、まあ様子を見ていただくとするか。もうまったく」
「行儀が悪いぞ。あぐらなんてかいて。」
「なあラングベルド、戦争と言うのはなんて馬鹿馬鹿しいもんだ。人の人命より欲を張るなんて」
「おい尊、いやアルベルトこちらにあちら様は突撃した様だ!」
「あの大将は?」
「ルズロフコットの将軍を先頭にアルネスト帝国の兵士とルズロフコットの兵士を連れて突撃してくる様だ!」
「あれは将軍ではない、たんなる勇者だ。ラングベルド!君の鍛えた黒色獅子騎士団が先頭になってあの勇者を倒して他の無理矢理連れて来られたであろう帝国兵やルズロフコットの兵士を蹴散らしてしまえ!」
「分かった!それにしてもどうして隙のある二重の隊列にしてるんだ?」
「ああ、あれは単純だよラングベルド。あえて道を譲ってやって君の黒獅子騎士団と反転してもらって挟撃してもらうためだよ。第一陣は挟撃に第2陣は包囲。ニードルフェルトにはそう命じている。君が突撃すればすぐ僕も後を追うさ。とにかく君の黒い黒色獅子騎士団の旗を掲げる事は忘れずに。黒色獅子騎士団のおぞましさを見せつけてやれ!」
「分かった!では先に行くぞ!」
そしてラングベルドは黒色獅子騎士団500人の騎馬隊に
「さあ、あの勇者を倒してさっさと可哀想な帝国兵やルズロフコットの兵士を蹴散らすとしてやろうじゃないか!」
陽気に笑う黒色獅子騎士団
それを見たアルベルトは
「陽気な兵ほど果敢に攻めるものだ。さあ私も行くか!カールセン!」
「はいアルベルト様!」
「こちらも黒色獅子騎士団に付いていって突撃する!魔法騎馬団を筆頭にソーサラー部隊は後に!そしてこちらの国旗を掲げるように!行くぞ!」
最初に突撃した黒色獅子騎士団の騎士団長ラングベルドは早速、敵の大将を討ちとった
「よしカールセン第2陣には包囲してもらうように!私は総攻撃する!同士討ちは避けるように!」
・・・・
勝敗はあっけなく片付いた
逃げていく帝国兵やルズロフコットの兵士達
「深追いはやめろ!勝敗は決した!」
そこへラングベルドが近づいて
「尊、この先どうするんだ?」
「この先のニールヘンと言う街を占領する。交易の要所だ。また周辺の地方も肥沃な大地だ。せっかくだから逆にかすめ取るよ」
「まあ今日はこの丘に陣を敷くぞ。兵士達には食事を取らせるように。少しなら酒でも振る舞ってやってもいい。しかし明日からは酒は無しだ。ニールヘンを占領した時に略奪などさせてはいけないからな。それと斥候を忘れないように」
「分かった。尊それにしても穏やかな勝利だな」
「まあ君が鍛えた黒色獅子騎士団の恐怖が広まればよいが」
「なあ尊、あれは君が剣闘士時代に目をつけた剣闘士もいるからな」
「まあ、とにかく無駄なものはないよ。必要なものは使っていかないと。さあ陣を敷くぞ」
・・・・
その日の夜
「なあ、尊お前が帰った頃にはお前は父親になってるだろうな。お妃様も懐妊もすぐだろうし。ならやはり男児がいいな。そしたら後継ぎに困らなくて済むことだしな」
「いや僕は女児がいい。そうしたら君の息子と婚約させられる。男児なら嫁探しに困憊する」
「それではラインズベルト王国は次の国王はヘンドリックス フォン ヴォルフガングになる事になるぞ」
「まあ個人の恋愛ってやつは好きなようにしてあげたいものだよ。それにしても本来はこの地は巨大な王国があったんだろうラングベルド?」
「ああ、もう150年も昔かアルネスト帝国の介入で7つの大貴族が旗揚げして本来あった王国の国王の一族を男女問わず処刑したんだ。そして互いの勢力が争い合い、いまでは5つの王国になったんだ」
「そして疲弊したところをアルネスト帝国が一斉に版図に組み込みたいんだろうが。なあラングベルド」
「しかしチベルス海周辺の海運国家カトレア公国や南東のシルニチア朝パルシャワが介入してきて未だに目的は達成できない。まあ運がいいんだろうが」
尊は唾を飲んで
「なあラングベルド。僕は異世界から転生したって話しただろう?」
「ああ、眉唾だと思うが信じるさ。でなんだ?」
「僕の生まれた国には国王なんていなかったんだ」
「それでは国政はどうするんだ?」
「国民が一人一人、票を取って国家の政治に当てるんだよ。いつかこの世界は僕が全て征服する。その暁には、その世界はそのようにしたい。これをまあ民主主義って言うんだけど」
「民主主義か、夢の様な世界だな。それなら国王や貴族が国費を疲弊せずにするしな。」
「たとえ裕福な人間だろうと貧乏人だろうと奴隷でも皆平等なんだ」
「壮大な夢だな。まあそれより尊、酒でもどうだ?」
「誰が人を体たらくにするドブ水なんて飲むものか、リンゴジュースと僅かな干し肉で充分だ。じゃあ僕はこんな偉そうな席から離れて他の兵士と食事をするよ。ラングベルドも一緒にどうだい?」
「いや俺は黒色獅子騎士団と一緒に勝利の祝いをするさ。まあまた明日はニールヘンを占領するとしよう。じゃあな」
尊は夜空を見た
「どこに行っても星空は美しいものだ。」
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