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どこにでもある異世界転移~俺のハーレム・パーティがちょっとおかしい/ラッキースケベは必要ですか?  作者: ダメ人間共同体
第二部 お兄ちゃん、待っててね!/ラッキースケベは必・・・・そんなもの、ねぇよ!
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魔王とハルフェルナ


「使えない王子様ね~ 誰か知らない? 

1ヶ月ほど前に35人くらいが召喚されたはずなんだけど」


「さ、さ、さんじゅうご!! 35人と申すか!!」

先ほどの老人が驚き声を上げた。


「なに驚いているの? 私のお兄ちゃんはその中にいたのよ」


「あ、あ、茜様。異世界から一人召喚するのに100人の犠牲が必要になるのですよ。

35人と言うことは3500人が犠牲になったということなのです」


「ちょ、ちょ、ちょっと待って。私達10人で1000人が犠牲になったというの?」


「はい、そういうことになります」

王子は答えた。


「嘘でしょ」

「・・・・・・・・・」

「嘘、信じられない」

「本当かよ!」

驚きの声を出す者、何一つ言えなくなってしまった者、それぞれだが全員が信じられないという表情をしていた。


「あ、あ、あんた達、何考えてるの?

 バカなんじゃない! バカなんじゃない!! バカなんじゃない!!!

 1000人犠牲にしてどうするつもりよ!!」

茜は激怒し怒鳴った。


「私が話そう」


王が茜に近寄り話し出した。


「この世界はハルフェルナと言われておる。ハルフェルナは重大な危機に瀕しておるのじゃ。

ハルフェルナには多くの魔王がおって人間世界を取り合っておるのじゃ。

多くの国が魔王に滅ぼされ人類は絶滅寸前なのだよ。

人類にも100を超える国があったにじゃが今では殆どの国が・・・・

中小国々のほとんどは魔王の侵略にされ無くなってしまっておる。

魔王同士も争いあいハルフェルナは荒廃の一途をたどっておるのじゃ。

我々の力ではどうにも出来ん」


グレーコは一息ついてまた話し始めた。


「太古の昔、魔神がいたのじゃが日本という異世界から来た若者タナ様とロゼ様が降臨なさって魔神を討伐されたという伝承が残っており、我々にはもう異世界からの勇者の力にすがるしか無いのだ。

人類滅亡の前に1000人を犠牲にしてでも諸君達に縋るしか我々が生きる道はないのじゃ。

勇者様!どうか我々をお救いください」


といって王は茜の手を握った。


「あっ。ごめんなさい。私、勇者じゃありません・・・・・・・・誰だっけ? 勇者?」


「ぼ、ぼ、僕です」

頼りなさげに織田吉法が手を上げた。

お調子者の織田は勇者を選択したことを一生涯後悔することになる。


「そなたが勇者であられるか。ファイレルを、ハルフェルナをお救いください」


「ぼ、ぼ、僕がですか・・・・・」


「はい、勇者様。勇者様の力で魔王たちを封印してください」


「えぇえぇぇぇえぇぇえーーーーー」

織田は今にも気を失いそうなるのであった。


「茜様が勇者では無いのですか?」

王子が驚きの声を上げた。


「そうよ。私は勇者じゃないわ」


「あ、あ、あれほどの力をお持ちでいながら勇者では無いと・・・・・

勇者を超える職業なのでしょうか?」


「いいや、私・・・・・・職業もらってなかった。無職ね。無職。あっ、普通の学生ね」

女子高生でも無職という言葉に抵抗があるようだ。


「なんですっと!! 職業に就いていなくてあれほどの力があると!!」


「力っていってもアイアンクローよ。普通のアイアンクロー」


クラスメイトたちは揃って首を振った。

お前のアイアンクローは洒落にならないと。


「まさか勇者様は茜様以上にお強いのでしょうか?」

王子は驚いた顔で織田に聞いた。


「ぼ、ぼ、僕は普通の学生です。魔王と戦うなんて無理ですから・・・・・・早く、日本に帰して下さい」


「勇者にしか魔王は封印できないのです。お力をお貸しください」


「織田、勇者を取ったんだから責任とって魔王を封印するんだぞ。私はお兄ちゃんを探しに行くから。頑張れよ」

茜は我関せずと。


「お、お、おい、白田、お前ステータス、カンストしてるんだろ。助けろよ」


「私が勇者を取ろうとしたらお前が横取りしたんだろ。勇者の責務を果たせば」

と冷たく言い放つ。


「あぁぁぁぁぁぁ! ○×@▼□・・・・・・ごめんなさい。助けてください。茜様」


「ダメよ!茜ちゃん、助けてあげましょう。みんなで力を合わせたほうが良いと思うの。

 碧さんはいつも言っているじゃない。


『困っている人がいたら助けるのが当たり前!!』って。


 織田君はともかくハルフェルナの人たちはとても困っていると思うの。だからね。ね。」


詩織はお願いポーズで頼み込む。

男子ならこれを断る事は出来ないのではないか。

そして、詩織も存外残酷な事を言う。織田はどうでも良いと。



「そうだぞ、茜。ヘタレの織田一人じゃ何も出来ないだろ。茜が一番強いんだからリードしてくれよ」


「う~~~ん、お兄ちゃんの格言を出されると・・・・・・

 詩織、加奈が言うんだったら仕方がないな。少しだけ手助けしましょう。」



本当は魔王などに興味は無いのだが仕方がなく封印を手伝う事になった茜であった。



第三部 スタート

アルファポリス

https://www.alphapolis.co.jp/novel/815678814/835323125

カクヨム

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892564964

で先行公開しています。

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