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どこにでもある異世界転移~俺のハーレム・パーティがちょっとおかしい/ラッキースケベは必要ですか?  作者: ダメ人間共同体
第一部 俺のハーレム・パーティがちょっとおかしい/ラッキースケベは必要ですか?
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マシンガン


俺たちは警戒しながらダンジョンの入り口に近づいた。


「どうする、しばらく様子を見るか?智弘」


「これを殺ったヤツが中にいるかもしれないが・・・・・

 ここまで来てトロトロしているのも勿体ない。ちょっと入ってみる事にしようと思う」


俺たちは黙って頷き臨戦態勢のまま階段を下りた。

先頭は則之が務め次に俺が道案内をしてくれるアレックスさんを庇うように続いた。

半透明のタナニウムの鉄板プレートは体を隠しながら前を見ることが出来る。

これも、いい物だ!さすが、女神様の贈り物!

アレックスさんの後ろに将太、智弘、七海と続いた。


「ちょっと待ってくださいね。そこを右へ向かってください」


アレックスさんに言われたとおりに進むと行き止まりになった。


「行き止まりでゴザルよ」


「少し待ってくださいね」


と言ってアレックスさんは岩でで出来た壁を触り始めた。


「ここですね」


と言って壁を押すとググーという音を立てて開き隠し通路が現れた。


「ここが地下2階への近道です。このダンジョンは直線で行ける所を迂回していくように設計されています。

 この近道は最近、私たちの研究チームが発見したのですよ」


俺たちは地価1階に潜って僅か1分足らずで地下2階への階段に到達した。

そして、地下3階へ通じる階段も1分足らずで目の前に現れた。


「アレックスさんに来ていただいて良かったな~」


「そ、そ、そうね!」

七海の声に少々トゲを感じるのは気のせいだろうか?


「アレックス殿に感謝でゴザルな」


が、3階に下りると爆発音が聞こえてくる。


ドーーーン!

ドダーーーン!

バズーン!


音が響くたびにダンジョンが揺れているのがわかる。


何だ!?



俺たちは全員で顔を見合わせた。


「コリレシア軍を殺ったヤツかもしれない!」?」

智弘が言う。

俺はタナニウムの焼肉プレートを構える。


コリレシア軍がグレネードでも使ってモンスターと戦っているのか?

それとも何者かが魔法を放っているのか?


その音の震源地は大きな扉の向こう側から聞こえてくる。

この扉の向こうに『ゲート』と『勇者・茜様』の銃が置いてある部屋なのだろう。


意を決して扉を開けると銀髪のオールバックの男が魔法をゲートと思われる扉に撃っていた。



「うん? 貴様たちは何者だ? 先ほどの豚どもの親方とは違うみたいだが」


「お前こそ何をしている!!」


「見て分からないか? ゲートを破壊しているんだよ」


「止めろ!」


「止めろと言われて止めるバカはいないだろう」


辺りにはコリレシア兵の遺体が散乱している。

ダンジョン上部にあった遺体より徹底的に刻まれているか燃やされている。


「これは、お前がやったのか?」


「左様」


「ダンジョンの上の遺体もお前がやったのか?」


「だとしたら?」


「何てむごい事をするんだ!」


「ハハハハハ、お前は豚の肩を持つのか? 

豚は処分しておかないとな。 ハルフェルナが穢れるだけだ」


銀髪の男が冷たく言い張った。

この男の言葉は冷たい。どこまでも冷たさを感じてしまう。


そして、本能的に恐怖を感じる。

関わってはいけないモノが目の前にいる。

俺は威勢よく問いただしたのを後悔した。


「これで、終わりだ!」


と、炎の魔法をゲートにぶつけた。

ゲートは崩れ落ち消えていった。

クソ!! これでは現代に帰れないじゃないか!!


「スパークブレイド!!」


七海が雷撃の魔法を唱える。

銀髪の男は余裕で避ける・・・・・

七海の魔法を避ける者を始めて見た。


「ほほう、高位の魔法使いがいるようだね」


「フレイムアロー!」

今度は智弘が魔法を唱えた。

その魔法を銀髪の男は難なく交わす。


銀髪の男が避けた隙に則之がくじら君で斬りかかる!


バシュ!

見事ヒット!した瞬間!!


男は霧のように霧散した。

その霧は俺たちの後に移動し集まり銀髪の男は姿を現した。

こいつは魔族だ。

しかも、相当高位の魔族に違いない。


俺はサックブラッド・ナイフを手元にイメージし投げつけた。


ヒュン!

パシッ!


銀髪の男は難なく俺の投げたナイフを素手で掴んだ。

今の俺は体力は相当ある。

石を投げれば時速200kmくらいはあると思うが・・・・・簡単に掴んだ。


「おお、これは! サックブラッド・ナイフではないか。今はお前が主か」


「そのナイフを知っているのか?」


「知っているも何も、このナイフは私が遥か昔に造った物だ。貴様は何者だ!」


「魔族に名乗る名前など無い!」


・・・・本当の事を言おう。ここで名乗って魔族に俺の名前を覚えられるのが怖かっただけなのだ。

魔族のお尋ね者になったら目も当てられない。

俺のような無駄に力があるだけの一般人なんか一瞬で抹殺されてしまう。


「アイツはバンパイアだ! 将太、聖魔法を撃て!」


「Holy!!」

「Holy!!」


将太だけではなく則之も唱えた。

則之も聖魔法が使えるのか!


「おお、危ない。二人も聖魔法が使えるのか」

軽くかわしてみせる。

余裕を俺たちに見せ付ける。


「フレイムランス!」

「フレイムランス!」


智弘と七海が炎の魔法を続けざまに撃ち込む。

魔法障壁で簡単に防いでしまう。


「このパーティーはなかなか良いコンビネーションを持っているな。

 我らの邪魔になるかもしれない。

ここで死んでもらっておいた方が良さそうだな」


ヤバイ! ヴァンパイアか・・・・本当にこんな物が効くのだろうか?

俺はマジックランドセルからとある物を投げつけた。


「うわ~ 舐めたマネを!!」


バンパイアは飛び退いた。本当に嫌いなようだ。

手元にサックブラッドナイフを呼び戻し、もう一度投げつけた。

するとバンパイアはいとも簡単に掴む。

もう一度、手元に呼び戻し投げつける。

やはり、簡単に掴む。

もう一度、手元に戻しもう一度投げつける。

そして簡単に掴む。


「うが~~~~ 貴様、ニンニクを投げたな!」

バンパイアの手から煙が上がる。

そこへまたニンニクを投げつける。


「舐めたマネをして!!貴様だけは殺す!!」


やばい殺される。

コリレシア軍を死体の山にするなんて、多分、高位のヴァンパイアなのだろう。

俺なんか瞬殺だ。

怒らせてはいけない者を怒らせてしまったようだ・・・・・


部屋の奥へと逃げるとき一丁のマシンガンが映った。

勇者・茜の土産は銃ではなくマシンガンだった。

飛びのいた隙に俺は全力で『勇者・茜様』のマシンガンの元に駆け寄り手にした。

そして、バンパイア目掛けて撃った。


ズダダダダダダダダダダダダダダダダーン

ズダダダダダ

ズダダダダダダ


「貴様! そのマシンガンを使えるのか!!」


ズダダダダダダダダ

ズダダダダダダダダ


「ウガーーーー 止めろ!!! 止めろ!! は   な・・・・」


殺されそうなときに『止めろ』と言われて止めるバカはいない。


ズダダダダダダダダダダ

ズダダダダダダダダダダ

ズダダダダダダダダダダ

ズダダダダダダダダダダ


「朱殷城(しゅあんじょう)に来い!」


と言うとバンパイアは霧になって消えていった。


助かったのか? 


さすが『勇者・茜様』マシンガンだ!


俺は見逃してくれた事に安堵するのであった。




アルファポリス

https://www.alphapolis.co.jp/novel/815678814/835323125

カクヨム

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892564964

で先行公開しています。

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