異世界と言えば温泉!温泉と言えば混浴!!待ちに待った温泉
周りを見ると肩から両断にされた一匹と炎に焼かれたと見える黒ずんだ箇所があり頭がグシャグシャになったオークが倒れていた。
智弘も則之も返り血を浴びているではないか。
「うっぺ、汚ね~、オークの返り血なんて勘弁してくれよ」
智弘がつばを吐き出し悪態をつく。
「ぐはぁ~ 気持ち悪いでゴザルな」
「もう~気持ち悪いよ~ 町まで我慢できないよ」
男4人は返り血を浴びて・・・・ばばっちぃ状態だ。
「ウウウ、耐えられない!!」
あまりの気持ち悪さに上着を脱ぎ上半身裸になると。
「キャーー、白田君、いきなり脱がないでよ!」
「あ~悪い悪い。気持ち悪すぎるんだよ。下も脱いでいい?w」
「ダメです。それはセクハラということでいいんですよね」
「あっ、ごめんなさい」
最近セクハラが過ぎるので素直に謝っておいた。
「うわぁ~~俺もダメだ。耐えられない」
と言って智弘も上半身裸になった。
「キャーーー もう、止めてよね」
「許せ、七海。本当に気持ち悪いんだ」
辺りを見回すと良い具合に近くに川が流れているではないか。
「七海、土魔法使って壁を作って近くに流れている川を一部塞き止めることは出来る?」
「ちょっと、やってみるね」
七海は土魔法を唱える。
見る見るうちに川の一部が盛り上がり流れの一部を塞き止めた。
あっという間に簡易露天風呂を作った。
「さすが、七海大明神! お茶の子さいさいですな~」
「川の水だから冷たいわよね。ちょっと待て」
七海はファイヤーボールを塞き止めた水の中に入れた。
「これくらいの温度でどう?」
「七海様、丁度良いお湯加減でございます。ありがとうございます。お礼として俺のヌードを」
とズボン、パンツを脱ぎ素っ裸になってお湯に浸かった。
「キャーーーもう、すぐ脱がないでよ~」
七海の恥ずかしがる姿が可愛い。
「う~~~い、いいお湯だ」
岩にもたれ掛って空を見た。
「俺も入るか」
「じゃ、僕も」
「我輩も入るでゴザル」
男たちは全員素っ裸になり風呂に飛び込んだ。
「キャーーー、もういきなり脱がないでください」
おれは湯船に浸かりながら振り向き。
「七海も一緒に入ろうよ。いいお湯だよ」
「えっ、恥ずかしいよ~」
「減るもんじゃないから。七海様の美しい裸体を」
「何言ってるの、私、骨だけだよ。出汁でもとるつもり?w」
「混浴、混浴、混浴、混浴」
と俺は手をたたきながら煽った。
「混浴、混浴、混浴、混浴」
智弘が続く。
俺は則之に目配せをする。
「混浴、混浴、混浴。混浴」
則之も乗ってきた。
次は将太を見ると。
「僕はやらないよ」という顔をしながら首を振った。
将太はこういうときノリが悪い。
まじめ過ぎるのだ。
「わ、わ、分かりました。私も入ります」
「ひゃっほーーー 七海と混浴だ!! クラスの奴らに会ったら自慢しよ」
「白田君、バスタオルないですか?」
「え~~体隠しちゃうの?」
「骨だけでも恥ずかしいんです!」
「分かった、ちょっと待ててね」
とお湯から立ち上がりランドセルを取りにいく。
「キャーー、もう、いきなり立ち上がらないでください」
「あ~~悪い悪い。もう慣れてくれよ。棒の一本、二本」
「慣れません!!」
七海の両手で顔を隠すしぐさが可愛い。
ランドセルからみんなの分のフェイスタオル、バスタオルを取り出し用意しておいた。
そして、マッパで七海にバスタオルを渡した。
七海は天を見ながら受け取った。
七海は後ろを向きながらスタジアムコートを脱ぎ、中に着ている服を脱ごうとする仕草がエ、エ、エ、エロイ!
俺のどこかに自分ではコントロールできない力が入ってしまう。
「いや~、こっち見ないで! 後ろを向いて~」
「え?ダメ?サービスは無いんですか?」
「ありません!そんなサービスはありませんから!! 今度見たらサンダーボルトを打ち込みますからね!」
あ~~残念。俺たちはしぶしぶ背中を向けた。
スルスル シィー 服を脱ぐ音がみょうにソソル。
チャポン
お湯が微妙に波立つ。
「こっち向いていいですよ」
振り向くと体にバスタオルを巻いた七海がいた。
骸骨の姿がバスタオルを巻いている・・・・・やたらとシュールな絵だ。
「七海、湯船の中にタオルを入れるのはエチケット違反だぞ」
「え! 恥ずかしいよ~」
「と言いわれましてもエチケットですからね~ 七海さん」
「碧、お前、ゲスイな~」
智弘、お前は黙ってろ!
「骸骨の裸、見ても嬉しいの?」
「いや、そこは違うんですよ。普通の骸骨には興味ないがその骸骨が七海だったら話は違う!!」
「えぇぇ~ イヤラシイ目で見るんでしょ~」
「はい、勿論!」
「ねぇアオ君、もう止めようよ・・・・・・なんか僕まで悲しくなってきちゃう」
「・・・・・・あ、はい」
将太は哀れみの目で俺を見ていたのであった。




