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どこにでもある異世界転移~俺のハーレム・パーティがちょっとおかしい/ラッキースケベは必要ですか?  作者: ダメ人間共同体
第三部 俺のハーレム・パーティはやっぱりおかしい/ラッキースケベは終了しました!
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ダメ親子


学術ギルド会の会長室はさすがに高級な一室だった。

部屋も広く骨董品のような物が周りには配置されているのだが、多分それは歴史的にも貴重な物なのだろう。

ロッシさんが座る机は巨大で彫刻が色々と施された物で椅子もそれに見合った背もたれが高く巨大な椅子だった。

ロッシさんが据わる机の後ろの壁には10数名ほどの写真が飾ってあった、

その10数名は一般人とは思えない雰囲気を醸し出していた。

多分、歴代の学術ギルド長なのだろう。


ロッシさんは俺の視線に気がつくと右から二つ目を指差し

「これが私の父で、その一つ空けた隣がじいさんで、そのまた一つ空けた隣が曾じいさんで、そのまた一つ空けた隣が曾々じいさんで、そのまた一つ空けた隣・・・・面倒だからもう止めておこう」


早い話が代々、学術ギルド長に就任されているということだ。

マイソール家が学問に関して名門中の名門ということが良く分かった。


「数年後はアレックスさんがそこに並んでいるんですね。

 初の女性ギルド長ですね」

と笑いながら言ってみた。


「私は無理ですよ。

 上の3人の姉のうち誰かがなってくれると思います」


とアレックスさんが言うと


「アレックス、目の前に歴史的な研究対象がいるんだぞ!

 論文にすればハルフェルナの誰からも推薦がもらえるぞ。ハハハハハ」


ロッシさんは俺を見つめ言った。


ちょいちょい、ちょっと待って!


「待ってください! 俺、茜ちゃんの兄なだけですよ。

 研究対象になんか成らないですよ」


「いやいや、碧くんたちが思う以上に勇者・茜さまはハルフェルナでは英雄なのだよ。

 その兄上も興味深い対象になるのだよ」


俺を研究しても、その辺にいるスケベな男子高校生以上の結論は導き出せませんよ。


「普通の異世界から来た高校生ですから。

 俺なんかより魔法少女の方が興味深い対象になると思いますよ」


智弘がギくッとした顔をする。

その顔には『俺を巻き込むな!!』とはっきり書いてあった。

智弘は話をそらすために


「ロッシさん、戦闘職でないアレックスさんが俺たちに旅について来ようとするのは危険なのでを止めさせてください」


ナイス!智弘! 流石だ! お前は機転がきく幼女だ!


「う~~~ん。確かにアレックスが諸君らの旅に同行するのは些か危険が伴うな」


とロッシさんは腕組みをしながら一思案すると手を叩き。


「アレックス、もう碧くんたちの旅に動向するのは止めなさい」


ナイス!ロッシさん。

そうですよ!うら若き乙女が危険な旅に同行するなんて親としては困りますよね。うん、うん。


「え? お父さま! なぜです? 勇者・茜さまのお兄様ですよ! 

 こんな凄い研究対象が目の前にいるのに納得できません!!」


「うん、分かる。分かるぞ。アレックス!!」


とロッシさんはうんうんと頷き、ポンと手を叩いて。


「だからアレックスの代わりに私が同行するとしよう」


へ?

このおっちゃん、何言い出すの?

仕事はどうするのよ!!

学術ギルド長ってそんな暇ないでしょ!!


「ロッシさん!待ってくださいよ!!

 俺たちはガルメニアと闘いに行くんですよ!

 魔王と戦おうとしているんですよ。

 その魔王どころから勇者・茜さまを倒した紅姫のところへ行こうとしているんですよ!!

 そんなところにハルフェルナの頭脳のような人を連れて行けるわけ無いじゃないですか!!」


「そうよ、そうよ! お父さまはお仕事が沢山あるでしょ!! 

 だから、私が着いていきます!!」


・・・・ダメだ。

この親子はダメな親子だ。

アレックスさんがナミラーで言っていたとおりになった。


両手をパンパンと叩き


「お二人さん! どれだけ危険なことになるか分かりませんので今後の旅は連れて行く事はで来ませんからね!」


「ダメ~?」

と恨みがましい目でロッシさんが俺を見る。


「これは俺個人の意見ではなく、我々の総意ですからね! いいですね!!」


と俺はビシッと釘を刺しておいた。

親子揃ってガックリと肩を落とす。

こういうところのシンクロ率はまさに学者馬鹿の一族だからか?


「何があっても絶対に連れて行きませんからね」

智弘も俺の後に続いて宣言した。


「そうなの~?」


「「そうです!!」」


恨みがましく見るロッシさんに俺と智弘は声を揃え言った。



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