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俺の人生に幸あれ!  作者: 深井 新
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俺の人生1日目~結局かわいい女の子と話せたら楽しくなっちゃうよね~

人生ってなるべく人が失敗しているところを見て自分は優越感に浸りたいんだな実は。まぁそんなことないって表面では言いたくなるんだけど。でもなんとここでは俺の失敗を無限に見ることができちゃいます。

いつどんな時でもいい、振られた時や失敗したとき。親友と喧嘩したとき怪我をしたとき。

そんな時に、沈んだ心を俺の不幸の浮力で浮かせてみよう。

ようこそ。兄弟。

初めまして。こんなありきたりなタイトルから見に来てくれたってことは、君もこのタイトルに共感してくれたのかな。

この物語は転生したら最強になっていたり、どこを見渡しても美少女に囲まれていたり,,,そんなご都合ストーリーなんて持ち合わせていない、ただこの俺の人生を君と共有したい。その気持ちだけで話しかけているものさ。もう一つの人生歩みたいっしょ??

 てことで、俺の人生肩組んで一緒に歩こうや。兄弟。


 北の大地。そう。みんながよく知っている北海道に生まれた俺は小・中・大学とほとんどの人に嫌われているであろうサッカー部に所属し、そこそこの成績に恵まれ常にベンチを温めていた。大丈夫。君が思うような、あたかも女性を一瞬で虜にできる様なものは何も持ち合わせちゃあいない。身長は170に届かなかったし、おでこは広い、母親譲りの歯並びはリアス式海岸みたいにガタガタだ。ただ、今の時代はルッキズムだからね。こんな俺でも女性にチヤホヤされたくてパーマなんかかけちゃっていた。


 毎日は平凡なものだったし、常に金もない、パチンコに時間を費やし女性の体を求めてネットサーフィンなんかしちゃって。就職の始まった今年なんてなーんにも良いことなんてないさ。毎日1時間半かけて電車と徒歩を上手く利用し勤め先へ向かうだけ。その間もかっこいいと思って使っている有線のイヤホンを耳に着け、もう解散してしまった芸人のラジオをこれでもかというほど爆音で流し、にやつきながら1人で歩いている。


君に語る俺の人生一日目はタイトルの通り、平凡でつまらない人生を送っていても、かわいい女性とたくさん話せたら一気に彩られちゃうよねってこと。


急に問いかけるけど、君のタイプはどんな人だろうか。身長が低い人?胸がでかい人?それとも同性?今の時代は多様性になったものだよね。なにを隠そう俺のタイプは、【俺の事を好きな人】だ。

何を当たり前のことを言っているんだ。と君はそう思うだろうし、僕の友達だってそう言うね。きっと僕以外はこの気持ちを理解してくれないと思う。


 けどこれはそう簡単な問題じゃない。なにせどれだけかわいい人だろうが、お金をくれる人だろうが、俺のことが心から好きで必要としてくれていなきゃなーーんにもトキメキが無いんだもの。

 当たり前だろって?いやいや違うんだなぁ。俺の場合は一瞬で冷めちまうんだよ。さっきまで太陽ぐらい熱かった気持ちが。それ以外は何にも必要としちゃいない(強いて言えば最低限のマナーは必要)。


 なんでこんなめんどくさい人間になったのかはきっと自分にコンプレックスがたくさんあるんだと思う。友達には恵まれていたし色んな経験をさせてもらった人生だったよ。まぁまだ20数年しか生きていないんだけどさ。でもその経験は僕自身の魅力だとか惹かれるオーラだとかそんなものではなく周りの人間の力のみだったわけ。それでもいいだろ!とか自堕落な奴だ。とか思う人もいるかもね。ただ違うんですよこれが。


 冒頭でも言ったように、僕はルックスには恵まれず歯はリアス式海岸。身長も低く中肉中背。強いて言うなら韓国アイドルみたいな肌の白さと、割とお気に入りのクルクルパーマぐらいがポジティブなポイント。そんな人間が遺伝子的に強い男の群れに入ったらどうなると思う?--------そう。いじられキャラになるしかないのさ。何を言われても怒らず笑顔を保ち、空気を全力で読まなくっちゃあいけない。

 一番きつかったのは、トレーニング室で5秒でみんなを笑わせろって言われたときかな。。君にできるかい??なんてね、こんな事を問いかけたいわけじゃない。(ちなみに5秒で服を全部脱いで、命の漢字モノマネをしたらなんとかウケたよ。パンツは投げまわされたけどね。)

 そんなこんなで自分に自信はないし、道で前を見れずに地面ばっかり見てたわけ。おかげでワンちゃんや綺麗に咲く花の名前を学ぶことができたけど。太陽の眩しさは影でしか知らなかったんだ。


 そこで、本題に入ろう。こんな人生で何が楽しみになるのかって思うだろう?そう!!!かわいい女の子と話すこと。こんな人生なわけだけど周りにはかっこいい奴らがたくさんいたから女の子と話す機会はそこそこあったわけ。そんで周りのレベルが高い人間とずっと一緒にいるわけだから、勘違いするわけ。自分もイケてる奴だ。ってね。でも恋は全くといって良いほど実らない事の連続だから簡単に人を好きになるし、ちょろい人間が誕生したんだ試される大地にね。


 でも、歳を取ればとるほど現実って見えてくるじゃん?気づくのよ、自分に魅力がないって。そんでちょっとお高いランニングシューズ買って走ってみたり、トレーニングジムを契約してみたり。。自分磨きに奔走している時期があったんだ。そう、あったんだ。過去形なのがダサいとこだよね。自分に甘えた人生だからシューズは三回履いて靴箱の中、こっちの方が安いからって6ヶ月プランで契約してしまったジムにはもう二か月行かず募金を継続している。


 ある日の事。友達と行った温泉でマッチングアプリを何気なく初めて見たんだ。まだ希望を持ってたのさ、面白いことに自分にね。高いんだよなぁあれがまた。今の時代は女が男をちょちょいっと選ぶ時代になったからなぁ。女の子と話すのにお金が必要なわけ!いい商売だよ全く。でも俺は町でナンパする勇気なんてこれっぽっちもないから、課金に次ぐ課金でいっつも貯金口座見るのが怖くて。

 でも!!なーんと会う約束ができたんだよ!2つ下の女の子。黒髪で身長と顔がすごく小さい女の子。少し猫目で髪の長い子。唇はリップで強調されたピンク色が目を惹くそんな子。匂いはー、、そうだなぁ。簡単に言えば春を感じさせるような甘ったるい感じかな。ありきたりさ。ストリート系のファッションで黒がよく似合うんだよそれがもう。そらもう舞い上がったね、周りの友達に「この後、ちょっとすすきの行かなきゃいけなくて、、」なんて女を匂わせる様な発言してさ。


 初めて会った日は、女の子とふたりで遊ぶなんて何年振りかわからないぐらいの事だから緊張して友達に電話をかけて雨で少し濡れたベンチに座ってた。暗い夜道を遠くからまっすぐこっちに向かって歩いてきたんだけど、きもかっただろうな俺の顔。目の焦点絶対あってなかった。なんでこんなことになったかというとだね。兄弟。その子がさ、写真で見るよりかわいらしくて、特に何が良いってエロいんだ。だってさ初めての遊びの約束が21時からだぜ?会う前から今日は泊まりたいなんて言われちゃって。

 会ってすぐやる事もないからそのまま向かったさホテルにね。20分ぐらいしたらそんな感じの雰囲気になって。彼女は全身アトピーがあって、少し見られたくなさそうにしてたけど、裸に関しては恥ずかしげもなく服を脱ぐわけ。一方俺っちは拙い手つきで事を始めんの。笑っちゃうよね。だって緊張して性器が元気にならないんだもの。

 だが、用意周到な俺は精力剤を飲んできたわけ。何とかセーフ。滑り込み。何とか小ぶりなその体と事を済ませ、彼女のぬくもりを感じながら夜が明けて。


ここまで読んで、ただの自慢かよ!そう思ってるだろ。これまた完全な否定はできないが、ここからが俺って感じなのさ。必要とされた!って思っちゃったのよこの俺は。もうそこからの日々はその子の為だけに時間と金を使ってたね。仲良くしてくれていた友達との約束を余裕でなかったことにしたり、次の日が仕事だろうが深夜4時まで電話したり。もうだめだめさ。周りが見えなくなってんだなこれが。


 みんなも気づいていると思うけど、その子は遊び人で簡単に体を許す子だったわけだ。結論から話しちゃうけどね。きっと、まあ、さすがに俺も気づいてたさ、そのことには。でも俺が彼女にとって最後の人になるかもしれないなんて夢物語浮かばせてたの。


 秋風が吹きこんで。リスが荷造りを始める。そんなある日の電話中。

「友達の家に今泊めさせてもらってるんだ~」

なんて言われたわけ。疲れた仕事終わりに。俺は君が思う以上に疑り深いから、彼女のSNSのフォロワーを全部見て回ったわけ。きもいとかは思わないでくれ、落ち込んでしまう。そしてだ、案の定いたんだ。ある男のSNSで家具を一緒に買いに行っている。そこに彼女の姿が。相手は如何にもヤンチャやってます!って感じのやつ。ウニみたいなツンツンの頭にほぼ股引だろってくらいピチピチのスウェットパンツ。後ろに目なんてついてないのに何故か後頭部にかけたサングラス。


 もーーーーダメだったねその後は。そのことしか頭にない訳。なんたってすぐ人を好きになって、すぐ依存しちゃうんだから。女々しい男なんだよ。だってさ聞いてくれよ兄弟。毎日のようにさ、

「好きだよ。」とか「早く会いたい。」とか!平気で言ってくんの!

 もう真実がわかんなくなったんだけど。俺っち気づいた訳、1か月かけてね。これもしかして無駄な時間なんじゃないかって。気づくのが遅いわって?馬鹿野郎!従順で純粋な俺の心は時間を掛けてサグラダファミリアのように丁重に美しく直していかなくっちゃあいけないんだよ!それによ!俺は漢としてなんとか紆余曲折繰り返し復活できたんだよ!褒めろ!あぁ褒めてくれよ。。


 さぁ兄弟。ここからは陰湿な俺の攻撃が始まるのさ。俺は愛情をフルで注ぐ分、裏切られたときは、ある国のように素晴らしい報復を仕掛けるのさ。

 いやごめん。それは言い過ぎだ。簡単に伝えるなら、やめろって言っても辞めてくれない小学生のちょっかいぐらい意地汚い意地悪だ。

 例えば、一瞬相手の男のSNSをフォローして即外し、俺の存在を匂わせてみたり。夜中に電話を切らずにつなげて寝落ちまで誘い、彼が帰ってきたタイミングで俺の特大いびきを聞かせ男と電話をしていた事実を作らせたりね……


 気持ちが悪いと思うよ俺だって。でもさ、本当に気持ちが悪いのは純情なこの気持ちを弄ぶ方だろ!

しかも、これが上手いことはまるんだなぁ。見事に【喧嘩した】って連絡来たときはドーパミンがジョッキ5杯分は出たね。気持ちよかった。でもこんなところでこんな事を君に伝えてるってことは-------

そう。結局俺の負け。心が優しいんだろうね俺は。わざと連絡そっけなくしてさ相手に気使わせないようにして、見事に相手の人生から華麗な幕引き。フェードアウト。俺の心はまた誰にも言えない傷を負ったのさ。

1人で告白もしてないのに失恋ソング聞いて散々だよ。まったく。


 てなわけで、人生ってのは女の子と上手く行ってる時はだけ楽しくて、それ以外はサブストーリーという事!それが、俺の大人の階段人生一日目の教訓かな。長々とこんなしょうもない話を聞いてくれてありがとう。こんな俺の自己顕示欲を満たす話を聞いてくれるなんて君は本当にいい人だ。

 一日目からなんでこんな弱さを見せる内容にしたかって?兄弟。まずは自分から弱さをさらけ出して、歩みよらないと本当の絆が生まれない事を知っているからさ。要するに肩を組んで歩いてくれる奴に、女の失敗談の1つでも話せないようなそんなダサい男になりたくないって訳!

 だからさ、自分の人生が上手く行ってないとき、孤独感を感じて消えたいとき、なんとなく帰りたくないとき。そんな時は俺を思い出してくれ。そばにはいれないけどさ。俺は文字だから。でも魂のこもった生きる文字なんだ俺は。しかも24時間ここで待ってる。パリピツンツン頭陽キャはお断りだが、下を向いて悩む君の目線を俺っちで埋め尽くしちゃおうかなって。だからこれからもよろしくな兄弟。


てなわけで、一日目はここで終わり。そして最後にありがたいお言葉を俺の人生から君の人生にプラスしよう。


【経験人数の多さとか自慢してくる奴めっちゃうざいし、その場では冷笑するけど、実際めっちゃ悔しいよね。】


ではまた、二日目で会おう!原田より。

ここまで読んでくれるなんてな。ありがとう。

実はこれが初めての物語なんだ。急に誰かの為に生きてみたくなっちゃってさ。

恥ずかしいことばかりだし、数年後にこれを見たとき頭抱えちまうかもしれないけど、兄弟が幸せならそれで幸せだ。

俺の気が変わる事の無い限り、ずっと人生は続いていくから安心してくれ!

また会おう。約束だ。

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