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今のままで…いい…。 vol.027 内海、瀧澤に、「辞令…、確かに…言い渡しました~~。」

内海、瀧澤に、

「辞令…、確かに…言い渡しました~~。」


瀧澤、そんな内海に、

「辞令…???」

そしてすぐに、

「ぷっ。庸ちゃ~~ん。」

内海を睨んで…。


内海、

「は…???」


瀧澤、左手親指を立てて、

「グッジョブ。」


「お褒めに預かり…。」

コクリと頭を…。


瀧澤、

「ふん。お膳立ては整いました。…か…。」


実は瀧澤の方も奈都美に…。





化粧室の中の奈都美に瀧澤、

「ふふ、ナ~~ッちゃん。」


奈都美、鏡に映った瀧澤に、

「あ~~。部長、お疲れ様で~~す。」


「お疲れ。…ねっ、ナッちゃん。」


キョトンとして奈都美、

「あ…、はぃ。」


「単刀直入に訊くけど…。」

「はい。なんで…しょう…???」


「ふふ。仲良し3人トリオ。神田ちゃん、彼氏…いるの…???」


奈都美、

「えぇ…。大学時代の彼と今も…。」


「ふ~~ん。そっか~~。ふん。まっ、ユッコにも、付き合ってる彼、いるもんね~~。」

「うんうん。3つ年下~~。ユッコ、年下好みだから…。しかも、男っぽいニュアンスもあるから。」


「な~~んだよね~~。全くあのマスクからは想像付かないんだけど…。」

「あぁ見えて、物凄いアクションや格闘もの好き~~。」


「うんうん。分かる分かる。…で~~。ナッちゃんは…、彼氏…???」


その声に奈都美、右手を振って、

「いえいえ。全~~然っ。」


瀧澤、

「うそっ。3人の中では一番、人に好かれそうな感じなんだけど…。彼氏のひとりやふたり…。」


そんな瀧澤に奈都美、今度は両手をヒラヒラとさせて、

「全~~然っ。…ん~~。結構…みんなに言われるんです。そんな風に…、人に好かれそうな感じって…。…でも、もしかしたら…、それが結局は…、それ以上の発展に…繋がらない…のかな…って…。」


その声に瀧澤、

「かかかか。つまりは…、友達以上、恋人未満…って、訳か…。」


奈都美、恥ずかしそうに舌を出して、

「へへ。どうなんでしょうかね~~。じゃ。部長。」

と、瀧澤の傍を離れる…。


…と、瀧澤、

「ねぇ、ナッちゃん。翔、どう思う…???」


奈都美、そんな瀧澤に、

「はい…???翔…???ゆきむら…かける…の、事ですか…???」


「ふん。その…、ゆきむらかける。」


その瞬間、奈都美、一瞬顔が赤く。照れながら、

「わ…、私なんて…、どうかな…???…先輩でも、あるし…。」


「ふ~~ん。私は~~。いいと…思うんだけど~~。ふふ。ちょっと…、気に留めといて。」


奈都美、

「あ~~…あ。あ。はい。失礼します。お疲れ様です。」

そして化粧室の外へ。ドアを閉めて、まだドキドキしている心臓。

奈都美、まだ少し顔を赤くして、

「わ~~お。びっくりした~~。」

そして頭の中で…、

「えっ…???えっ…???なんで分かった…???翔の事…、いいなって思ってたの…???うそ。」





そして、商品開発部、木綿子の机の電話。

「あっ、はい。商品開発部、菱川です。…あっ、はい。はいはい。」

そして、丁度部署に入ってきた葉月に、

「あ~~カンちゃん、丁度いい、トモさん。試作出来たって。今から…。」


葉月、

「了解。」


木綿子、

「はいはい。じゃ、トモさん、今から私とカンちゃん、そっちに…。…はい。は~~い。」

受話器を元に。

「…っと~~。忙しくなる。んじゃナツと、翔~~。資料室にGO!!!」


「…に~~。なりますか~~。」

翔。

「では…。ナツ~~。」


奈都美、

「あ…、は~~い。」




そして資料室で翔と奈都美。


翔、

「これ…と、これ…。ナツ~~。そっちは…???」


「あ~~。うん。OKかも…。っと~~。…けどさ~~。新しい商品開発に、なんでこんな古い資料…。」

ペラペラと資料を捲って奈都美。






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