第202話
『この異世界に救済を』以外にも以下の作品を投稿しています。
『水晶』(「小説家になろう」で投稿中);https://ncode.syosetu.com/n5361ga/
『ウィザーズ コンダクター』(「カクヨム」で投稿中);https://kakuyomu.jp/works/16816452219293614138
興味のある方は、ぜひ読んで見てください。
宣伝以上。
前回までの『この異世界に救済を』のあらすじは、電車に轢かれそうになった達観有輝は、世界管理局へと飛ばされ、そこでフォングラ崩壊を阻止するためには、どうしても有輝が必要とされ、フォングラという異世界へとイルアーナ=レイスリとともに連れていかされるのだった。その中で、フォイリに出会い、スペーグラ活動を始めるようになった。フォイリとの悲しい別れの後、グルアルラ国からアルーラファル王国のフロンティラ領へと逃げ、フロンティラ領主の保護のもとにスペーグラ活動を再開するのだった。そんなかで、新たな仲間にクリード=フィナレが加わり、「バウルバウル」の討伐依頼で、有輝はついに自身の武器である「七玉宝珠」となぜか「バウルバウル」という小さなマスコットの生物を手に入れるのだった。
一方で、三勢成璃もまた、フォングラ崩壊阻止のための必要な存在として、世界管理局へと移動させられ、リナ=フライエンとともにフォングラへと派遣されるのだった。場所は、有輝達と異なって、アルーラファル王国ではなく、和奈倉という国に到着し、スペーグラとなるのであった。
さて、皆様、第十五回目の語りということになります。
前回までのあらすじは、しっかりと憶えていますかぁ~。
記憶にございませんは、ここでは通用しますよぉ~。
だって、ちゃんと私がねっとりとしっとりと前回のあらすじをしっかりとあなたの記憶にとどめるぐらいに何度も何度も、語りますのでぇ~。
私の実力からすれば、皆様など、簡単に捕まえられますし、逃さないようにできますよぉ~。
嘘だと思っている人もいましょうが、事実なので、試してみても構いませんよ。
これぞ、強者感。
〈ただのしつこい人。〉
ガーン!!!
指摘さんよぉ~。
言って良いことと、悪いことがあるんですよ。
世の中には―…。
〈ピンポーン、パンポーン。
語り手の人の心がかなりの限度で傷つきましたので、少しだけお休みさせていただきます。〉
空気を読んでくれてありがとうございます。
放送案内のお姉さん。
あなたの名前は知りませんが、私はあなたような人とフォングラで出会いたかった。
◆◆◆
数十分後。
私の心の傷つきは回復し、こうやって、大事な展開を語るのでした。
ということで、皆様、前回までは、アルーラファル王国とグルアルラ国が手を結んで、フロンティラ領軍を攻めたのですが、事前に、フロンティラ領の領主であるハルバーラに情報が漏れてしまっており、結果として、逃げられていたということになっていましたが、殿がいないわけではなく、その殿は何と、エバグリドでした。
エバグリドも一人で、二つの国の軍を相手にして戦うのは至難の業でしかなかったのですが、何と何と!!! 有輝達が殿のエバグリドと合流して、戦うのでしたが―…。
エバグリドは毒矢を受け、倒れるのでした。
さてさて、ここから話の内容を語っていくことにしましょう。
エバグリドは意識が薄れゆく中で、これまでの記憶が巡ってくるのです。
その一部をば、私が語ってみせましょう。
◆◆◆
エバグリドは、フロンティラ領の貧しい家庭に生まれました。
父親は、幼い頃に戦争に足軽のような役割で参戦したのですが、その戦いの中で戦死し、母親は父親を失ってから病気で亡くなるのですが、エバグリドがまだ、騎士になる前の頃であり、仕事に就職したとしても、真面な仕事に就けないという感じの年齢でした。
まあ、それでも、青年に近い年齢には近づいていたのですが―…。
そうであったとしても、幼いがゆえに、大人に騙されるというのは良くあることなのですよ。
社会を知らないからこそ、大人というものの悪い面が見えないというか分からないというか、ですねぇ~。
そういう意味では、方向性を転換させるということもできるのでしょうが―…。
私もこの部分は上手く説明ができていませんので、今日の反省としたいところです。
さて、エバグリドが最初の職はゴミなどを集め、それをある一定の区画に運ぶことでした。
フロンティラベルトに過去に存在したスラム街というか、ゴミが集まっている汚い場所です。存在しないと言いましたが、エバグリドが働いていた当時は存在したんですよ、まだ―…。
言い忘れていましたが、エバグリドには幼い兄弟、姉妹が三人ほどおり、彼らを育てるためにも、仕事を辞められるような立場になく、両親の死後に保護者となっていた後夫は、エバグリドの母親が亡くなると、暴力的な行動に出たりするように、兄弟姉妹を守るのに必死でした。
まあ、その後夫は、エバグリドから金を咽び取るような人でもありました。
これは酷い話だと思うのですが、そんな時でもエバグリドは真面目に器用に働き、他よりも良い成績を挙げることができたのです。
優秀過ぎませんか?
エバグリドは優秀だったため、上からの憶えは目出度いものではあったのですが、同僚から恨まれるようなこともあったのです。
その話に関しては、省略させていただきます。
こっちの都合なのですが―…、申し訳ございません。
では、続きをば―…。
エバグリドはそんな仕事をしている最中のことでした。
ある事故が起きるのです。
「燃えている―…。」
誰の声だったのでしょう。
いや、私から言えば、ゴミをこの場所に運ぶことをしている仕事の者達が絶望に暮れているのである。
このスラム街の一部にあるごみ街と言っても良いかもしれませんが、この場ではスラム街の者達が使える物がないかを漁ったりもしており、匂いがかなりきついのです。
そして、ゴミをこの場に運んでいる以上、何かしらの要因で燃え上がるようなことだってあるのだ。
そう、以前にも、この場で大火災になったことは何度も何度もあるのです。
なので、ここで働く者の給料は少しだけ高いのだが、一方で、かなりの重労働であり、賃金に見合っているのかと言えば、その逆であり、貧しい者の最後に流れ着く仕事とも言われているのです。
「水をかけろ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!」
その言葉は、この仕事の現場監督であり、フロンティラ領の衛生関係の仕事をしている者に媚びを売った者がなれる仕事であり、現場からはあまり好かれてはいなかったが、この人物にはしっかりと命令権が与えられていますので、従うしかありません。
破れば、暴力的な仕打ちを受けるだけでなく、給料を天引きされることだってあるのです。
横暴としか言いようがありませんが、まだ、この時、ハルバーラは領主となっておらず、前領主であるハルバーラの父親は悪い人ではないのだが、アルーラファル王国の領主貴族の常識に囚われており、些細な事だと判断される小さな悪は見逃されていたのだ。
一方で、ハルバーラの方は一、二年前に王都の学校を卒業し、領主になるための教育を受けているのだが、時々、脱走して、酒が飲める店で知り合った人々と宴会だけでなく、会話を楽しんだり、買い食いなどもする、かなりの変わり者である評価を受けていたのです。
さて、ハルバーラの話に逸れてしまって申し訳ございませんが、少し、今のフロンティラ領の状況というものを知っておいて欲しかったので、補足に付け加えました。
そうであるからこそ、この仕事を受けている者達は、ごみ街の消化にあたるのですが、水を運んでここまで来るのに相当に時間がかかりますのは、フロンティラベルトの近くを流れる川までの距離があり、近くにある生活用水を使うことは禁じられているのです。
その理由に関しては、ある貴族がこんなゴミのようなスラムのような場所と一緒の水を使いたくないということに端を発するようです。
そのため、働く者達はすぐに、川へと向かう班と運ぶ班に分けられており、行動に移そうとするのだが―…。
「生活用水を使え!!!」
そこに現れたのは、ハルバーラだったのだ。
どうしてこの場に来たのでしょうか?
そのことを考えながら、物語の続きを聞いていきましょう。
第203話 に続く。
誤字・脱字に関しては、気づける範囲で修正していきたいと思います。
ここからは、エバグリドの過去篇になっていまして―…、少しぐらい長くなるかもしれません。
この過去篇が重要になってきますので―…。
次回の投稿日は、2026年5月16日頃を予定しています。
では―…。




