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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第12章 ーIdleアイドル編ー
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視点Y イツカノ夢

 ダイヤモンドダストのパフォーマンスは見事成功。私たちはステージ裏に戻っていた。


「みんな、お疲れ。よくやったわ。特に代理の2人、2週間という短い期間でたった1回のために頑張ってくれて、本当に感謝するわ。」

「それほどでもないわ。それよりも怪我のメンバーが帰ったらしっかり教えなさいよ。私たちそれなりに仕上げたから。」

「いやー、でも1回なんてなんかもったいないねー。あ、そうだ流瑠ちゃん。気が早すぎるけど次の忘年会か新年会で2人で踊らn」

「いやよ。」


「これで私は・・・」


 伊達が少し悲しい目をする。


「・・・いや、そうね。やることはやった。あとは待つだけ。」


 独り言か。彼女も色々背負っているのか。


「ん。なんだこの生き物!?っていうか生き物かこれ?」

「ちょっと誰か捕まえて!」

「無理だよ、お前がやれって!」


 何か騒がしいな。すると何か小さな物体が近づいてきた。そのすぐ後に風也が来た。


「流瑠!そいつを抑えろ!」


 物体はジャンプして伊達に飛びついた。庇おうとしたが間に合わない。

 小型の蛇のツクモは伊達の夢の世界に入っていった。


「しまった!」

「間に合わなかったか。」

「大丈夫だ。直ぐに倒せばいいだけよ。」


 私は夢ウ筒を取り出した。


ー--------


 彼女の夢の世界に私と風也は降り立った。


「ここは、映画館?」


 巨大なスクリーンと客席。満員の人たちの前に彼女がいる。マイクをもった彼女はスクリーンに映されたタイトルの映画への意気込みを語っている。


「これが彼女の夢。女優の姿か。」

「レッジ、どうやらこの部屋にはヤツはいないようだ。他を探そう。」


 1番の劇場を出ると通路に少しだけ大きくなったツクモがいた。

 狭い通路を天井、壁と縦横無尽に駆け巡ってくる。


「まずいな。狙いが定まらない。」

「風也、ここはあなたには合わないようね。邪魔にならないように見てなさい。」


 私は槍を構える。攻撃はしない。相手が来るのをただただ待つ。


「一撃で仕留める!」


 蛇は回転するようにこちらに迫る。そして目の前に来た瞬間ー--


「ハアアアアアアア!」


 ツクモの頭頂部を一刺しした。あっけなく蛇は消滅した。


「ふぅ。これくらいは余裕ね。で、あんたは何してるの?」


 風也が元から来た1番の劇場で何かしている。


「夢の種の回収だ。これは「女優」。というより「俳優」だな。これは色々と使えそうだな。西条さんに渡しておかないと。」


 やるべきこともすまして夢の世界から脱出した。


ー--------------


 現実世界では恵里菜が伊達の介抱をしていた。周りの心配性なスタッフたちに対して「疲れて寝てるだけ」とか無理な言い訳で止めてくれたとか。


「そういえば真白は?」

「ああ、あいつは・・・。」


 風也が答える前に真白が戻ってきた。


「・・・悪い、逃げられた。」

「そうか。」


 あの2人の間に何かあったの?


「あ、でもこの屑マネージャーはとっちめたから。こいつはその、威力業務妨害にでもなるのか?」

「その辺は切山刑事に任せよう。こいつからは聞き出さないといけないことが山ほどあるからな。」


 裏さん(真白)の後ろには完全にノビているマネージャーがいた。



普通の豆知識


Idleアイドル


仕事のない、という意味をもつ英単語。

歌って踊るアイドルとは違う。



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