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視点N 分離
「そ、そんな・・・。」
マネージャーは膝から崩れ落ちた。
「これで一件落着かな。よかったな風也。けが人は0だ。」
遠くから歓声が響く。歌声は聞こえない。
「パフォーマンスも終わったみたいだ。向こうも一件落着だな。」
しかし、油断というものは最後までしてはいけないものだ。何かが地面をはいずっている。
「あれは、」
小さくなった蛇だ。小さくなった分すばしっこくて捕獲できない。
「あいつ、メインステージの方に行くぞ!裏さん、速く!」
「・・・」
「どうした?」
「悪い。俺はあっちに行きたい。」
「は?」
彼の目線の先を確認する。そこには見覚えのある姿が。今回一枚かんでいそうなヤツが。
「そうか、わかった。ツクモは俺と流瑠でなんとかする。レッジ、行くぞ。」
二手に分かれて、俺はメインステージへと駆けた。




