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443 仕返し……、だったのです
イコマは、思わず話をやめさせようと口を開きかけたが、イッジと目が合って、思い止まった。
イッジの目が強い光を放っていたから。
レイミが殺されたと知って、私は彼女の部屋に忍び込みました。
そして、トゥルワドゥルーが渡したと思われる宝物が入った袋を見つけました。
本来であれば、それは元あった場所に戻さなければならないものです。
しかし、私にはできませんでした。
レイチェル長官には本当に申し訳ないのですが、私にはそれが穢れたものとして映りました。
私はそれを袋ごと、水系に捨てました。
「それが私のトゥルワドゥルーに対するせめてもの、なんと言いましょうか、仕返し……、だったのです」
イッジは、アイーナから贈られた袋を恭しくレイチェルの元へ運んで行った。
そして、私を盗人として、大切な宝物を粗末に扱った者として、罰してください、と頭を垂れた。
イッジ……。




