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404 消えるんじゃないぞ!
アヤ!
チョットマ!
スゥはどこにいる!
無我夢中で走り回った。
また眼前で殺戮が行われ、飛んだ首がイコマの装甲を掠めた。
あっ、ボニボニ!
イッジ!
そんなところで何をしている!
ボニボニの後ろから、市民に落ち着くようにと叫んでいる。
無駄だ!
この状況では!
ボニボニ!
何をしている!
イッジを安全な所へ!
ボニボニはイッジの前に立って、両腕を大きく広げていた。
イッジを守ろうとしてか。
二人はセイバーはおろか、軽い装甲さえ身に着けていない。
ボニボニがこちらを見た。
目が合った。
と。
あっ!
ボニボニが吹き飛んだ。
うわあああっ!
ボニボニ!
くそ!
パリサイド!
どこまでやれば気が済むんだ!
イコマは顔色を失って立ちすくむイッジに構うことなく、もはや血の海となったガーデンを駆け続けた。
あれほど鳴り響いていた警報は鳴りやんでいた。
人々の叫び声だけが、ガーデンの天井に反響して、尾を引いていた。
あれは!
遠くてよく見えないが、確かにあれは!
ちょっとした高台に、アヤとチョットマの装甲!
消えないでくれ!
そのままそこにいてくれ!
その後ろ、二つの影がある。
彼らを庇うようにアヤとチョットマは立っていた。
消えるんじゃないぞ!
今すぐそっちに行く!




