467/568
403 せめて盾になろうとしているのに!
ガーデンの一番奥、瓦礫の壁ができかけているところまで来た。
人の姿はない。
スゥもすでにいない。
アヤ!
チョットマ!
イコマはヘッダーの中で叫んだ。
どこにいる!
いかん!
これでは彼女達を守ることができない!
やつらを倒すことはできなくとも、せめて盾になろうとしているのに!
チョットマは防衛部一の俊敏さを誇る。
しかしアヤは、元はといえば兵士ではない。
まともな戦闘経験はない。
逃げ惑う市民と何ら変わりはない。
無事でいてくれ!
再び駆け出した。
どこに行けば!
アヤ!
チョットマ!
どこだ!
隊員達の姿が現れては消える。
一瞬、スジーウォンの姿があったが、それもたちまち消えた。
あっ!
隊員が一人、倒れていた。
切り飛ばされた首から大量の血が流れ出していた。




