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381 ヒントを出してくれ

 トゥルワドゥルーが宝物庫から盗みを働いていた。これは事実かもしれない。

 イエロータドを信じれば。

 しかし、この罪さえ、問うことは難しいのではないか。


 ん?


 そういや、ボニボニはレイミの部屋を調べたのだろうか。

 そこに残されていたであろう貴金属類をレイチェルに見せれば、それがシェルタに隠された宝物の一部だと識別できるだろうか。

 そうなれば、トゥルワドゥルーをまさしく「しょっ引く」ことができるのかもしれない。



 ただこれも、ボニボニは無視するだろう。

 あいつにとって、トゥルワドゥルーは友人。そのフィアンセはかつての上司。

 恩義を感じている。崇拝しているとさえ言ってよい。

 パリサイドが攻めてきているというこの不安定で不穏な状況の中で、あえて自分の身の回りに不満の種をばら撒くことはしないだろう。



 翻って、自分はどうか。


 同じだ。


 この状況下で、トゥルワドゥルーの盗みを事件化する必要はほとんど感じない。

 レイミに脅されていた、これが事実であってもなくても、もう済んだことのように感じる。




 しかし、殺人となれば話は別。

 見過ごすことはできぬ。

 なんとしても、もう一つ、「何か」を掴まねば。


 トゥルワドゥルーとボニボニとイッジ。

 この三人。

 そしてレイミ。


 知らねばならないことはもうないのか。隠されたなにか別の事実は。


 レイチェルがイエロータドに命じたとき、こう言った。

 イッジの行方を探せ。

 トゥルワドゥルーとボニボニにも注意を払えと。


 レイチェルは……。



 イコマはこんな思いを口に出して語った。

 ユウは黙って聞いている。


 何か言ってくれ。

 閃きを与えてくれ。


「どう思う?」


 アヤとチョットマにも問いかけた。

 自分の思考はここまでが限界。

 次に何をすればいいのか、ヒントを出してくれ。

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