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427 青空でもマスカレードでも何でもいい!

 すべてのバリケードを開けるべきでは!

 この人々が突進したら、そこで怪我人が出る。

 イコマは咄嗟にそう思ったが、もう遅い!


 他人のことは構っていられない!

 逃げ惑う人々と激しくぶつかり合いながら進んでいった。



「はぐれるなよ!」

「任せて!」


 あっ!


 スゥは飛び上がると、水平飛行を始めた。

「バリケード、全部、壊してくる!」


 あっという間に飛び去ってしまった。

 さすがだ。

 ああいう装置も搭載していたのか。



 スゥに任せておけばいい!

 何とか早くアヤとチョットマの元に!


 この先、パリサイドがどんなに暴れているのかわからないが、娘達を守らねば!



「キョー・マチボリー!」

 叫んだ。

「何とかならんのか!」


 クルーから報告が入っているだろ! 何とかしてくれ!

 青空でもマスカレードでも何でもいい!



 一人の市民と激しくぶつかった。

 女性は、数メートルも弾き飛ばされ岩の床に落ちた。

「申し訳ない!」


 顔を歪めているが、立ち上がろうとしている。

 逃げることに必死で、こちらを見てさえいない。


 申し訳ない! イコマはもう一度叫んで、さらに速度を上げた。



 ようやくガーデンまで辿り着いた。

 しかし、人々がぎっしりで、立錐の余地もない。

 狭い通路になだれ込もうと誰もが必死。

 だが、どうにもならずに押し合いへし合いしながら、叫んでいる。


 早く行け! もたもたするな!

 どけ! どけ! どけ!

 やかましい! おまえこそ!

 なにを! 俺が先だ!

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