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420 阻止する方法は
では、それを阻止する方法は。
対抗する方法は。
はっきり言おう。
ない。
たとえ目の前の敵である二体のパリサイドを封じることができたとしても、ロームスにとっては二の矢、三の矢はいくらでも出せる。
海底にいるパリサイドを呼び寄せてもいい。
あるいは、ユーペリオン市民の中から、いくらでも操れる奴を調達できる。
それに、そうやってあがけばあがくほど、ロームスの欲しいものが手に入るというわけや。
「ジェドリとニェメトは」
「イコマ。もう彼らのことは忘れるんや」
「ん」
「そうもいかんか。レイミ殺害の容疑は彼らにもかかっているんやからな。しかし、もし、あの二人がレイミを殺し、岩盤を崩落させたとしても、それが明らかになったところで、なにも解決はしない。実験は終わらない」
「むう」
「頭脳明晰な探偵としての面子が立たんか。まあ、いいやないか。それより、今後のことが重要。違うか?」
「そう……」
「これだけは言っとく。この船にちょっかい出してきやがったやつを、私は探し出そうとは思わん。特定できたところで意味はないからな」
「そういうことになるか……」
「話を進めるぞ」




