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418 いじわる作戦ともいう
キョー・マチボリーは淀みなく話してくれた。
地球人類であるイコマには想像できないことであっても、パリサイドには慣れた状況なのだろう。
「確信はない。想像の域を超えていない。でも、いくつかの事象を見ていて、そうじゃないか、と思っている」
まずは、それで十分だ。
二体のパリサイドについて。
ジェドリのニェメトのことではない。
素性は不明。
少なくとも、スミヨシで地球に戻ってきた人々の中にはいない。
つまり、ユーペリオン市民ではない。
もちろん、彼らは正真正銘のパリサイド。
その気になれば地球を粉砕する力を有していると考えて間違いない。
でも、彼らがやったことと言えば、岩盤を崩落させてシェルタや資材庫を一時的に封鎖したこと。
そして、メダカシップを使い物にならなくし、宇宙船スミヨシをちょっとくすぐってその発着場を破壊したこと。
だから、彼らにしてみれば非常に小さなアタックを、つまり、ちょっとしたいたずらのようなことをしていることになる。
すなわち、これはやっぱり実験、と考えざるを得ないわけやな。
「このことから推測されるのは、地球人類にとっての命の綱、食料をはじめとする諸々の物資が手に入らなくなる恐れがあるぞ、と投げ掛けてきたわけや」
「兵糧作戦」
「ともいうが、まあ、いじわる作戦ともいうわな」




