表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

389/564

389 僕の大恩人

「言ってなかったけど、実はこの身体、僕の大恩人。僕の命を繋ぎとめてくれた女性」


 え。


 そういえば。


「ロア・サントノーレにカルベスの刃を取りに行ったとき。あそこで僕は死にかけた。僕の意識が途切れるその寸前、パリサイドの女性が自分用の再生カプセルを飲ませてくれた」


 そうだった。

 そんな話を聞いたことがある。


「サブリナ」


 あ!


 そうだったのか。

 だからスミソは女性の姿に。


 え!


 サブリナって!


 あのサブリナ?



「彼女がいたから、スジーウォンと僕は、あのカルベスの刃を手に入れることができたんだ。彼女がパリサイドで、助太刀してくれたから」


「う、うん……」


 サントノーレという村でのこと。

 サブリナが業火の中で刃を空中に持ち上げてくれたから……。

 そう、聞いたことがある。


「大恩人なんだ」

「うん……」


「宇宙船で、僕はずっとパリサイドの身体でいただろ」

「うん」

「実は、この女性の身体になれることに気づいていたんだ。でも、そうしなかった。ライラが見て悲しむだろうから」

「……」



 私はサブリナという女性に会ったことはない。

 でも、聞いたことはある。

 ライラおばあさんから。


 ライラの娘サブリナ。

 神の国巡礼教団に入り、パリサイドとなって地球に戻ってきたサブリナ。


 ライラはこう言ったことがある。

 何が罪滅ぼしだい。

 死んでしまって、何が罪滅ぼしだい。

 つくづく親不孝な娘だよ!

 そんな言葉とは裏腹に、おばあさんは……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ