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200文字小説劇場  作者: 84g
・激流の章~ドラマ系がちょっと多いブロック~
28/47

【神(1)】(その他)

 人類は、危機に瀕していた。


「神よ、我らをお救い下さい!」

「私が神である。どうしたというのだ」


 祈りが天に届き、神々しすぎる神が現れた。


「感謝しますが、まず、あなたが神であると証明して下さい」

「何? 我は神であるぞ」

「神と名乗る悪魔でないと、なぜわかるでしょう?」

「信心無くも、我に救いを求めるか?」

「信者の当然の権利です」


 神は去った。人類は危機――他者を信じようとしない――から、またも解放されなかった。

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