前へ目次 次へ 97/127 少女の行(ゆ)く道 7 《凛浄》の管理長──グラシア・ハイドランジアがジルベルトより一回り大きく美しい羽を羽撃たかせ、キリッと空中で剣を構えて立つ。 そしてラシュフェーニカを見つめると、彼女の迷いなき瞳をしばし見つめて、目を閉じた。 「…そう。 覚悟を決めたのですね、貴女は」 グラシアが言い、ラシュフェーニカが頷く。 ラシュフェーニカがソノ大きな紅水晶の翼を広げた。 「もう迷いも憂いもありません。 全てを、私の口から皆さんへお話しようと想います」