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やっと知ることができたモノ 7
触れた壁は冷たく、とても硬かった…。
ラシュフェーニカは自分が恨めしく思った。
二年前の、まだ十四歳であった自分自らが、アノ祭りの日に友達になって欲しいと明に願い出たのだ。
ソノ時の表情を忘れたことなんてなかった。
──明様は、友達になろうと言った時、とても怯えた表情になられた…っ!
ラシュフェーニカの目に涙が溢れ、ラシュフェーニカはたまらずソノ場でしゃがみ込んだ。
松明の光がラシュフェーニカを照らし、地に濃い影が落ちる。
彼女のソノ背中を…、火の光が暖かく照らす。




