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片恋円舞曲 第一巻 少女、飛翔  作者: 桐夜 白
悲しみに埋もれる火
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悲しみに埋もれる火 5

──ぁあ…、また……



そう振り返りながら、今日もまた、ラシュフェーニカは渡り橋を渡った先のカグヤの荘厳な神殿の中──カグヤの部屋の前に立っていた。

主を失ってもう幾月も経つ部屋。

一度も、一度たりとも、カグヤが居なくなってから足を運ばないことはなかった部屋。

閉ざされた部屋の扉をただ見つめるだけの時間。

虚ろな目からまた、涙が零れる。



カグヤは“平和ノ象徴”にして、尊く高貴なる存在。

祈りを、想いを乗せた歌を捧ぎ、民々の心の支えの柱として存在してきた、神聖で誰もが手を伸ばしても決して手が届かない崇高なる存在。

女神──イサナの神話により選ばれる天空ノ巫女──カグヤは、現在十八代目にまでなる。


ラシュフェーニカが仕えているのは十八代目カグヤで、

精神的自傷行為を続けていた少年もまた、十八代目カグヤだ。


多くを語らず、人と関わることを避け、心を閉ざしていた少年。

ソレが、コノ部屋の主。

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