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二人の出会い

俺はスワンブロード、今日で騎士になって3年目だ、そして今朝騎士団長に呼び出された!

「よし!今日から俺が騎士団長だ!」

この時の俺は次期騎士団長についての話だと思っていた

「団長!話とはなんでしょうか!」

「スワン君!」

「はい!」

来た!

「君に1つ仕事を頼みたい」

「え?」

思わず声が出てしまった

「何か言いたそうだね」

「いえ!仕事の内容を教えてください!」

「君にはある女の子の護衛についてもらいたい、ここにその子の情報などが書いてあるから目を通して置いてくれ」

団長に渡された紙を見て俺は絶望した

「団長!なぜ一般人の護衛なんですか!団長は俺の実力を知ってますよね!」

「確かランキング2位だったかな?」

「そうですよ!だから一般人の護衛なんておかしいです!」

「スワン君!」

団長は険しい表情だった

「この女の子は一般人では無い、だから君に頼んでいるんだよ、ランキング2位のスワン君に!」

そこは協調しないで!嫌みに聞こえるから!

「一般人じゃないとはどういうことですか?」

「スワン君は終焉の音色は聞いたことがあるかい?」

「はい、噂程度ですがそれに選ばれた女の子がいて、その子の命が絶たれると世界に終わりを告げる音色が響き渡るというやつですね?」

「そうだ、結構詳しいじゃないか」

ん?待てよ?この話の流れからすると...

「もしかして団長!俺が護衛するこの女の子が...」

「そうだよ、察しがいいね」

「俺で大丈夫ですかね?」

「何を言ってるんだ!ランキング2位の君だからこそ頼めるんじゃないか!」

まだそれ言います?

「わかりました...失敗しても罰則とかなしですからね!」

「失敗したら罰則も何もこの世界は無くなっているよ、ははは!」

「笑えない冗談ですね...」

はぁ、夢の騎士団長生活はどこに行ったんだ...

「とりあえずはこの女の子と仲良くなってもらわないとだから家まで行ってくるといい」

「了解です...」

えーと、家はこれか?ものすごいでかい家だな!

「あの、すみません、今日からクリスちゃんの護衛になる者なんですが?」

「帰ってください!」

え...?

「もしかして君がクリス?」

「そうですが」

「俺はスワンブロードだ、今日から君の護衛をするよう命令されたんだが、聞いてない?」

「聞いてますけどあなたも裏切って私を殺そうとしてるんですよね」

「君は自分が何者かわかってそう言ってるのか?」

殺したら世界が終わるんだぞ?そしたら自分も死ぬと言うのに殺すやつはいないだろ...

「わかっています、ですが私を殺そうとする人はいっぱいいました、そのせいで父さんも母さんも死にました、私のせいで...」

最後は声が震えていた

「俺はお前を殺さないぞ」

「本当ですか?」

「当たり前だろ!俺はまだやりたいことがあるから世界が終わったら困る!」

「私といるとあなたにも危険が及びます!今日はもう帰ってください!」

くそ、こいつ中々しぶといやろうだな...こうなったら強行突破だ!

「わかったよ、気をつけろよ」

俺は帰ったふりをして家に侵入した

「警備が甘いな、こいつ終焉の音色に選ばれたって意識が足りなすぎるな」

「それは申し訳ありません」

「うわぁ!?幽霊か!?」

そこには小さな女の子が立っていた

「失礼な方ですね、さっきまで話をしていたじゃないですか」

「つまり、お前がクリスだな?」

「そうです、なぜ帰らなかったんですか?仕事なら私がうまく話をつけて報酬もしっかり支払いますよ」

「お前自分のせいで父親と母親が死んだなんて2度と言うな!」

「あ、あなたには関係ないです!」

「そうか、じゃあな」

「どこに行くんですか?」

「お前の言うとおり帰るんだよ、文句あんのか?」

「無いですけど、それだけを言うために来たんですか?」

「そうだ、これも何かの縁だから話してやるけど俺も父親と母親を幼い時に亡くした、その時は俺もお前みたいに自分を責めた、だがある日気づいたんだ、父親と母親が守ってくれたこの命は絶対に守り抜くってな、だからお前もその命は大切にしろ」

なんか幼女相手に本気で語っちまったな

「...ってください」

「なんだって?」

「私を守ってください!」

クリスは泣きながらそう叫んだ

「そんな泣いて叫ばなくても俺は元からお前を守るって言ってるだろ」

「うるさいです...」

「さっそくで悪いんだが、ここから逃げるぞ」

5、いや、6人はいるな

「どうしたんですか?」

「敵だ、恐らくお前を殺そうしてる奴らだ」

「いつもなら入られ無いのになぜですか!運が悪いです...」

「何言ってんだよ!俺が護衛についた日に来るなんてめちゃくちゃ運が良いじゃねーか!」

「そうですね、では私を守りなさい!」

いきなり生意気なガキだな!

「わかりましたよ!お嬢様!」

俺はクリスを抱えて走った

「よし!クリス!お前はあの建物に隠れてろ!」

「わかりました!」

さて、クリスは逃がしたからこれでやりやすいな

「おい!出てきたらどうだ!俺を倒さないと目的は達成されないぜ?」

敵は6人出てきた

「貴様1人で俺達を倒せると思っているのか?」

「ああ、もちろんだ、そうじゃなきゃここに居ねぇよ」

「ははは!面白いやつだ!おい、お前ら!殺せ!」

スワンは一瞬で囲まれていた

「遅いぞ」

しかし、スワンの剣のスピードの方が早かった

「い、今のは!お前まさか漆黒の騎士!?」

「おいおい、その名前はやめてくれよ、恥ずかしいだろ!」

俺の使う剣は闇の力を吸収して黒くなっている、その剣の見た目から漆黒の騎士と名付けられた

「なぜここにお前がいるんだ!お前は騎士として街の警備をしていたはずだ!」

「悪いけど、こっちにもいろいろ事情があってな、まあ、これから死ぬやつに話す必要は無いよな!」

スワンは敵を一瞬で一掃してしまった

「おーい!クリス!終わったぞ~!」

「スワン!大丈夫でしたか?」

「ああ、余裕だ」

「良かったです...また私のせいで...」

はぁ、こいつ...

「なぁ!クリス!いい加減にしろ!お前は不幸にも終焉の音色に選ばれた言わば被害者なんだぞ!お前の考え方を見てるとまるでお前が加害者みたいじゃないか!」

「スワン...ごめんなさい!もう2度と言いません!」

「すまん、俺も熱くなりすぎた」

なぜかこいつは昔の自分を見ているようでほっとけなかった

「それでこれからどうする?お前の家にはもう戻れないし、今晩は俺の家に来るか?」

「嫌です、私はあの枕じゃないと!」

「あ、はいはい!じゃあ俺の家に来るってことで決定な!」

「嫌ですよ!私の初めてが奪われます!」

こいつ...

「お前俺を何だと思ってんだ!いいから早く来い!ここに居ては危険だ!」

「嫌です!やめてください!!」

これ他から見たら俺がまるで幼女誘拐してる感じになるからやめてくれ...

「はぁ、お前あれから2時間も粘りやがって...あそこで誰か来てたら俺の人生が終焉を迎える所だったぞ!」

「迎えれば良かったんです!」

「さっきあなたを助けたのはどこのスワン君だったでしょうか?」

「女の子を自分の部屋に連れ込んでエッチなことをしようとするスワン君です!」

こいつ終焉の音色に選ばれて無かったらぶっ殺してるぞ!

「あー!もういい!俺は寝る!」

「では私はお風呂をお借りします」

お風呂!?いや、いかんいかん!これではこいつが言ってたエッチなスワン君が出来上がってしまう!

「今エッチなこと考えてましたよね!」

「バーカ、俺ぐらいになるとお前みたいな幼女の裸見ても何も思わねぇよ、さっさと入れ!」

「私の裸をバカにしましたね!じゃあ見てください!」

クリスは全裸で立っていた

「うん、何も感じないよ?それじゃあおやすみ」

「スワン!もう許しません!」

「いたっ!何しやがる!」

「あなたが私を侮辱したから天罰が下ったんですよ!」

幼女の裸を見てこの程度の天罰で済むとはな!

「スワン!あなたは変態だったんですね!」

「そんなことはどうでもいい!もう俺は寝るぞ!」

「待ってください!」

「今度はなんだ?」

クリスは冷蔵庫の前に立っていた

「なんでこんなにプリンがあるんですか?好きなんですか?」

「クリス一旦止まれ!そして手をあげてゆっくりこっちに来い!」

「は、はい!」

「俺の宝物に勝手に触れるな!!」

「たくさんあるんだから良いじゃないですか!」

「バカ野郎!プリンは俺の大好物だぞ!そのプリンは俺が騎士団長になった時に風呂に入れてプリン風呂をやるためだ!」

「それは気持ち悪いですね...」

クリスはドン引きしていた

「とにかくプリンは食うな!」

「いや、あの、冷蔵庫にはプリンしかありませんが...」

プリン依存症ってどこの病院で診てもらえますか?

そのまま俺達は朝まで騒いでいた、さしぶりに家族と過ごした気分になり、すごく楽しかった

「スワンさん!」

ん?なんだ?

「なんか用か?ってお前ランキング10位のスミスじゃん」

「スワンさん、落ち着いて聞いてください...」

スミスはすごく真剣な顔で襲撃的なことを口にした

「騎士団長が今朝お亡くなりに...」

「え...?う、嘘だろ?なぁ、嘘だよな!」

「次期騎士団長が話があると言っています、後の話はそこで」

「わかった、わざわざありがとな...」

くそ!なぜだ!昨日はあんなに元気だったじゃないか!ふざけんなよ!俺を置いて死ぬなんて許さないからな!

「...ン!」

「スワン!」

「あ、すまん、どうした?」

「どこに行くんですか?」

「次期騎士団長が呼んでいるから王宮に行くんだ、すまんなわざわざお前にまで来てもらって」

「いえ、それは構いませんが、スワンがあまりにもすごい顔をしていたので」

俺そんなに顔に出ていたのか...

そして俺達は王宮に着いた

「スワンさん!こっちです!」

「スミス、すまんな遅くなった」

「それはいいんですがちょっと状況がややこしいことに...」

「ややこしいこと?」

すると騎士団が出てきた

「スワンブロード!貴様が団長を殺したんだな!昨日1番最初に会ったのはお前だと聞いているぞ!」

「は?お前何を言ってんだ?とにかく俺は次期騎士団長と話がある、退いてくれ」

「待て!」

騎士は剣を向けて来た

「はぁ、しょうがないな...暗黒斬!」

「ぐあっ!」

スワンは騎士団を蹴散らした

「おい!次期騎士団長は誰だ!」

俺の問いに1人の男が答えた

「俺だ」

「お前は...」

「さしぶりだな、漆黒の騎士」

「なぜ俺が次期騎士団長に選ばれなかったかわかったぜ、ランキング1位のお前がいたならな」

こいつはフレイム、炎を自在に操る騎士団最強の男だ

「さて、本題に入るとするか、団長が死んだことは聞いてるな?俺は死体を見たがあれは自殺や病死ではないな」

「つまりお前も俺を疑ってるってわけか」

「人の話は最後まで聞け、俺はお前を疑っていない、だが犯人は騎士団の中にいることは確かだ」

こいつは騎士団長になったのに本当に騎士団を疑っているのか?

「とは言っても信じてもらえないか、では騎士団長として命令する、お前は気にせず、仕事に集中しろ」

「だが...」

「騎士団長の命令が聞けないのか?」

「わかりました...」

スワンとクリスは王宮を後にした

「くそが!」

「スワン...」

「俺は実力を誰にも認められなかったんだ、ずっと努力して来たが誰も認めず俺のランキングを間違いだと言うやつもいた、だが団長だけは俺の実力を認めてくれたんだ...」

「スワンの恩師のような人だったんですね」

「恩師か...」

俺は団長を父親のように思っていたな...

「くそ!俺が団長を守れていればよかったんだ!俺のせいで...」

「スワン!私に自分を責めるのはやめろって言ったじゃないですか!だからスワンもやめてください!お願いします!」

クリスは泣いていた

「クリス...すまん...」

「辛い気持ちがわかるとは言いません、ですがスワンには笑っていてほしいのです」

「クリス...俺が間違っていたよ!そうだよな!団長の最後の頼みはお前を守ることだった、だから俺は何があってもクリス、お前を守るぞ!」

俺はクリスを守ることを誓った、これからどんな困難が待ち受けているかは正直わからない、それでも俺は終焉の音色を響かせるわけにはいかない!

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