⭕ 初めての森林浴
──*──*──*── 公園
潟庄智惠
「 此処が《 公園 》なんだね。
緑が多いね~~。
風が気持ちぃ~~♪ 」
キノコン
「 御主人様、ベンチに座ってくださいエリ 」
キノコンは笠の中から薄いクッションを取り出すとベンチの上に置いてくれる。
潟庄智惠
「 有り難う…キノコン(////)」
キノコン
「 これで渇いた喉を潤してくださいエリ 」
キノコンは笠の中から水筒を取り出すと冷えた飲み物を渡してくれた。
えっ──水筒…だと!?
潟庄智惠
「 一寸、キノコン!
何でキノコンが水筒を持ってるの!? 」
キノコン
「 これは魔法道具の1つですエリ 」
潟庄智惠
「 魔法道具??
どっから見てもステンレス製の水筒に見えるんだけどぉ! 」
キノコン
「 この魔法道具には氷魔法が使われてますエリ。
保冷効果で飲み物を冷やしてくれますエリ 」
潟庄智惠
「 そう…なんだ…… 」
キノコン
「 便利な魔法道具は他にも有りますエリ。
日蔭パラソルも魔法道具の1つですエリ 」
潟庄智惠
「 日蔭パラソル? 」
キノコン
「 はいですエリ。
日蔭を作る魔法のパラソルですエリ。
日蔭部分は温度が下がり、暑さを凌げますエリ 」
潟庄智惠
「 あ…そう言えば、暑くない!
凄いね、日蔭パラソルって♪ 」
キノコン
「 もう直ぐ昼食の時間ですエリ。
サンドウィッチをどうぞですエリ 」
キノコンは笠の中から木の皮で編み込まれたバスケットを取り出すと、上蓋を開けてくれる。
バスケットの中には美味しそうな手作りサンドウィッチが綺麗に並んでいる。
潟庄智惠
「 有り難う、キノコン♪
うわぁ~~、美味しそうなサンドウィッチだね!
然もパン耳付き♥
いただきまぁ~~す 」
──*──*──*── 昼食後
サンドウィッチを食べ終えた後、私はキノコンと一緒に、のんびりと森林浴を楽しんでいる。
因みに日蔭パラソルを持ってくれてるのは、キノコンの分身体らしい。
私にはキノコンと分身体の見分けが付かなくて違いが分からない……。
潟庄智惠
「 ねぇ、キノコン──。
キノコンと分身体の見分けが付かないんだけど、どうしたら分かるの? 」
キノコン
「 これは失礼しましたエリ。
ウッカリしてましたエリ。
分かるようにしますエリ 」
そう言ったキノコンの全身が淡く光始めた。
光が消えたキノコンの背中には、光を反射して虹色にキラキラと輝く綺麗な翅が生えていた。
潟庄智惠
「 えと…………キノコン? 」
キノコン
「 キノコンは仮の姿で、これが本来の姿ですエリ 」
潟庄智惠
「 本来の姿?? 」
キノコン
「 ボクは精霊神の頂点に君臨する〈 超皇神 〉ですエリ。
〈 超皇神 〉は〈 大陸神ヂェロニングの御遣い 〉ですエリ。
≪ ヂェロニング大陸 ≫を命の育める大地にする為、精霊神を生み出した親ですエリ 」
潟庄智惠
「 〈 大陸神ヂェロニングの御遣い 〉……。
精霊神を生み出した親…………それって凄く偉い立場なんじゃ…… 」
超皇神
「 人間から見たら畏れ多くも畏怖される存在なのは間違いないですエリ。
〈 超皇神 〉は全属性の魔法を使えますエリ。
よって御主人様に〈 マナ 〉は必要ないですエリ 」
潟庄智惠
「 えと…〈 マナ 〉って何? 」
超皇神
「 MP,KP,SPの事ですエリ 」
潟庄智惠
「 私に全然ないヤツだ! 」
超皇神
「 御主人様、ステータスを確認してみてくださいエリ 」
潟庄智惠
「 え?
ステータスを見るの??
良いけど…… 」
私は超皇神の言う通り、ステータスを見てみた。
名前:潟庄智惠
性別:女
年齢:15歳
種族:人族
職業:召喚術士
祝福:超皇神の加護
超皇神の守護
能力:超皇神召喚
召喚中:大陸神ヂェロニングの御遣い
属性:──
HP:10 +100
MP:──
KP:──
SP:──
攻撃力:1 +10
防御力:3 +10
素早さ:2 +10
命中率:1 +10
回避率:1 +10
移動力:1 +10
JM:1 +10
必要経験値:7
潟庄智惠
「 あっ…新しく追加されてる??
『 召喚術士(?) 』だったのに “ (?) ” が取れて『 召喚術士 』になってる。
『 祝福:キノコンの好意 』だったのに『 祝福:超皇神の加護,超皇神の守護 』に変わってる!
『 能力:超皇神召喚 』『 召喚中:大陸神ヂェロニングの御遣い 』が追加されてるね!
『 HP 』の “ +100 ” と『 攻撃力,防御力,素早さ,命中率,回避率,移動力,JM 』の “ +10 ” って何?? 」
超皇神
「 ボクが本来の姿を明かしたからですエリ。
BPですエリ 」
潟庄智惠
「 BP?
上がったのは嬉しいけど、元からの数値は変わらないんだね…… 」
超皇神
「 附与されたアミュレットを装備すると、更にパラメーターが上がりますエリ。
ブーツを装備すると素早さ,移動力,JMが上がりますエリ。
防具を装備すると防御力が上がりますエリ。
武器を装備すると攻撃力が上がりますエリ 」
潟庄智惠
「 そうなんだ 」
超皇神
「 ボクが超皇神である事は秘密にしてくださいエリ。
ボクの正体が知られたら、御主人様は≪ 王都タクパルット ≫へ連行されちゃいますエリ 」
潟庄智惠
「 れ…連行??
それは…穏やかじゃないね…… 」
超皇神
「 ボクは怪物のキノコンですエリ。
相棒のテムモンとして、御主人様をサポートしますエリ 」
潟庄智惠
「 う…うん…。
今迄通り、キノコンは私のテムモンって事だね。
じゃあ、その綺麗な翅は隠さないとだよね? 」
超皇神
「 ボクと分身体の区別が付くように御主人様にだけ見えるようにしときますエリ 」
潟庄智惠
「 有り難う、キノコン。
そうしてもらえると助かるよ 」
超皇神
「 そろそろ《 宿泊施設 》へ戻りますエリ。
雲行きが怪しくなって来ましたエリ 」
潟庄智惠
「 あっ……本当だね。
さっき迄、天気が良くて暑かったのに──。
雨が降り始める前に《 宿泊施設 》へ戻らないとね! 」
キノコンと一緒に急ぎ足で《 公園 》を出ると《 施設街 》へ向かって走った。
◎ 訂正しました。
分かるのようにしますエリ 」─→ 分かるようにしますエリ 」
精霊神達の頂点に君臨する ─→ 精霊神の頂点に君臨する
全属性の精霊神 ─→ 精霊神




