✒ 訓練してまっす 3
ユタス
「 ふぅ~~~~。
キノコンを相手に模擬戦闘が出来るって有り難いよな、クェナロ 」
クェナロ
「 クェクェ~~ 」
潟庄智惠
「 そうなの? 」
ユタス
「 そうだよ。
キノコンが動いてくれてるから、狙いを定める訓練が出来るし、命中率を上げる訓練も出来るし、戦闘を再現されてるから、実戦の戦闘をイメージし易いんだ。
クェナロも此処で模擬戦闘してるお蔭で活躍が出来るんだ 」
潟庄智惠
「 そうなんだ?
ユタスとクェナロの役に立ててるんだね 」
ユタス
「 明日は《 ダンジョン 》に行くんだ。
その前に模擬戦闘が出来て助かるよ 」
潟庄智惠
「 ダンジョン??
≪ 首都エンテルハム ≫には《 ダンジョン 》が在るの?? 」
キノコン
「 《 主神殿 》が管理している《 ダンジョン 》ですエリ 」
潟庄智惠
「 《 主神殿 》が管理している……。
《 ダンジョン 》かぁ~~。
私も《 ダンジョン 》に入ってみたいな~~ 」
ユタス
「 《 ダンジョン 》に入るなら、Cランクにならないとな。
それに《 ダンジョン 》に挑めるのは6人パーティからだよ 」
潟庄智惠
「 ソロでは入れないの? 」
ユタス
「 《 ダンジョン 》にソロで入るのは自殺行為だよ。
後、パーティを組まないと門前払いされるし 」
潟庄智惠
「 そ…そうなんだ…… 」
ユタス
「 僕とクェナロも11人パーティの一員として参加するんだ。
《 ダンジョン 》で入手した戦利品は、《 主神殿 》と契約してる《 ファルカナ商会 》にしか売れないから注意な 」
潟庄智惠
「 ファルカナ商会?? 」
キノコン
「 《 主神殿 》が管理している《 ダンジョン 》は《 主神殿 》が牛耳ってますエリ。
《 主神殿 》と契約する《 ファルカナ商会 》がデカい顔するのは仕方無いですエリ 」
潟庄智惠
「 《 ダンジョン 》でゲットしたアイテムは《 主神殿 》の利益になるの?
{ キノコン、異世界では神殿が金儲けに荷担しても良いの??
問題無いの? }」
キノコン
「{ 良く有る事ですエリ。
信者から必要以上に搾取して儲けないのはダンジョンアイテムで商売してるからですエリ。
商売をしながら、信者から必要以上に搾取して儲けているなら、《 主神殿 》はアウトですエリ。
腐敗し腐った神官共を斬首刑に処する案件になりますエリ }」
潟庄智惠
「{ 斬首刑は厳しいね… }」
キノコン
「{ 厳しくないですエリ。
〈 大陸神ヂェロニング 〉の信頼を裏切る大罪を犯したのに斬首刑で済むなんて生温いですエリ。
本来なら≪ 首都エンテルハム ≫は一夜で消し炭ですエリ }」
潟庄智惠
「{ え゛っ!?
≪ 首都エンテルハム ≫が消し炭!?
そんなに罰って厳しいの?? }」
キノコン
「{ 神職者達が裏切る相手は〈 大陸神ヂェロニング 〉ですエリ。
至極当然な結果ですエリ。
〈 大陸神ヂェロニング 〉は≪ ヂェロニング大陸 ≫を管理,運営している親ですエリ。
裏切る相手を間違えてはいけませんエリ。
人間は時代が変わっても1番大事な教訓を忘れて、同じ過ちを繰り返しますエリ }」
潟庄智惠
「{ ………………神様を敵に回したら駄目って事だね…… }」
キノコン
「{ 大自然との調和を止めて自然破壊,環境汚染をしてる時点で〈 大陸神ヂェロニング 〉を敵に回してますエリ。
人間には “〈 大陸神ヂェロニング 〉を敵に回している ” 自覚が無いですエリ。
人類は困ったちゃんな種族ですエリ }」
潟庄智惠
「{ 耳が痛くなる言葉だね… }」
キノコン
「 御主人様、模擬戦闘を続けますエリ。
次は分身体も攻撃をしますエリ。
攻撃を避けて回避率を上げる訓練,攻撃を受け止めて防御力を上げる訓練をしますエリ。
細長ピックを上手く使ってくださいエリ。
攻撃を受け流す訓練は防御力と回避率を上げてから始めますエリ 」
潟庄智惠
「 分かったよ。
先ずは攻撃を受け止める防御訓練と攻撃を避ける回避訓練だね! 」
私は細長ピックを構える。
自由に体を動かしてる分身体達が1体ずつランダムで攻撃をして来る。
私はステータスの数値が上がるように、攻撃を避けたり、防いだりして頑張る。
攻撃するよりも防いだり、避けたりする方が、運動量あるかも??
分身体達は素手だから有り難いけど、武器を持って攻撃されたら、今の私じゃ防げないと思うし、避け切るのも難しいと思う。
それでも始めた頃に比べたら多少は成長してると思いたい。
実際の戦闘って殺気剥き出しの怪物を相手にする事になると思うから、緊迫感も緊張感も訓練とは比べ物にならないと思う。
模擬戦闘でも気合を入れて真剣に取り組まないとね!
キノコン
「 御主人様、分身体の動くを良く見てくださいエリ。
目を瞑った瞬間に死んじゃいますエリ 」
潟庄智惠
「 そんな事、言われても…………気を付けるぅ~~ 」
反射的に目を瞑ってしまう事をキノコンに指摘されちゃった!
だってね、幾ら安全な模擬戦闘だとしても、攻撃されるとどうしても…………ねぇ?
言い訳なんてしてたら駄目だよね。
実際の戦闘で言い訳なんてしてたら、その間に死んじゃうかも知れないんだし……。
私はキノコンが教えてくれる欠点を1つづつ確実に潰して行く事にした。
欠点を欠点じゃなくせれば、生き残れる確率を多少は上げれる筈だよね?
ユタス
「 セキチェ,キノコン──、今日も有り難な。
明日から暫く会えなくなるけど、精進しろよ 」
潟庄智惠
「 うん!
ユタスとクェナロもダンジョン攻略、頑張ってね 」
ユタス
「 おぅ! 」
クェナロ
「 クェクェ~~ 」
ユタス,クェナロは私とキノコンに手を振って去って行った。
潟庄智惠
「 私も頑張らなくちゃ!
目標は《 ダンジョン 》に入れるCランク冒険者だよ! 」
キノコン
「 目標を達成出来るように今よりスパルタにしますエリ★ 」
潟庄智惠
「 えぇ!?
スパルタは止めてよぉ~~ 」
今でも十分厳しいのにスパルタなんて冗談じゃないよ!
私は「 今よりもスパルタにしないで! 」って事をキノコンに念押ししといた。




