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5勤目
リンコは大きく手を振り被り平手を打とうとした。
次の瞬間、光がリンコを包み、リンコだけがその場から消えた。
消えたと言ってもその場を離れた事を意味する比喩表現では無い。
彼女はそこから『消えた』のだ。
「え?どうゆう事…居なく…なった?」
残された2人の同僚は訳も分からず顔を見合わせ立ち尽くした。
同じ頃、中世のヨーロッパを彷彿とさせる白塗りの城の中、壁に沿う様にズラッと鎧に身を包む兵達が並んでいた。
更にその奥では玉座の前に立つ王の前に並行して向かい合う様に2人のローブを身に纏う術者の様な青年と老齢の男が佇んでいた。
青年と老齢の男2人の間の空間が歪み視界を遮っていた。
ローブに包まれた老齢の男が王へ声を発した。
「クズメターボ陛下!召喚術式が成功しましたぞ!」
その言葉からやはり術者の様だ。
王はその声に満足げに返事をした。
「そうか!コレで我が国も魔王に立ち向かえるな!」
術者は満足げな王にその時が来る事を告げた。
「クズメターボ陛下…間も無く来ますぞ!」
王の前に突如として先程同僚と揉めていたリンコが姿を現した。
次の瞬間…




