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閉話23話 続コリンの野望?

この話は時系列的にかなり後の話となります。

今回の投稿はここで一時終了させていただきます。

お読みいただければ幸いです。

 ミリア様のお子様、タドン様にお仕えして12年、すっかり少年らしくなりました。

 タドン様は「コリン、コリン」と言って、私になついて私を離しませんでした。

 寝るときも私がいないとだめで、いつも一緒に寝ていました。タドン様は背中をとんとんされるのが好きで、とんとんしてあげるとすぐに寝てしまわれました。

 私はタドン様のメイドですが、夜は姉のようにふるまってタドン様にお仕えしていました。


 ところ12歳になったその夜、タドン様から「私はコリンがいなければ生きていけない。こんな子供だが、私の側室になってはもらえないか」と聞かれました。

 うれしいお申し出でしたが、私ももう30歳間近。子供を望めるはずもなく、タドン様の将来を傷つけてはと思い、断腸の思いでお断りしました。


 その翌日です。ミリア様からお話がありました。「タドンのこと嫌い?」

 「いいえ、大好きです」

 「もし嫌でなかったら、タドンの筆頭側室になってもらえないかしら。もし誰か好きな人がいるなら別だけど」

 「いいえ、私の人生はタドン様に捧げております」上級メイドは人生をかけて主にお仕えする、それが上級メイドのポリシーです。

 「タドンはあなたに振られてすごく悲しいみたい。私や旦那様に相談して、何かいい方法がないか聞いたのよ」

 そこまでタドン様に思われるとは、上級メイドとしてこれ以上の光栄はありません。

 「なので、旦那様と私と相談して、タドンがあなたを強姦することにしました」

 「はい?」思わず変な声が出てしまいました。

 「嫌なら言ってね。女性の同意なく無理やり襲うのは旦那様も私も大嫌いだから。そうしたら絶対にそんなことさせないから。ただ、やってしまえば、それが形式上でもタドンからしたとなれば、誰に文句言われることなくあなたを側室にすることができるわ」

 「はい…」

 「とりあえず、あなたのご両親とお姉さまであるミーアさんには了解をいただいておくし、無事強姦の暁には、あなたには、筆頭側室として事実上の準正室の権限が与えられるよう手配するわ」そう言いながら、少し悲しそうに、「本当だったら、正室の地位を与えるべきだと思うの。でもタドンはグランド王国の王になるから、正室はグランド人でなくてはならないのよ。本当にごめんね」と謝ってきた。

 王妃様に謝られては、恐縮してしまいます。あわてて何の問題もないことを言って、その場を去りました。


 どうしよう、タドン様の側室、小さい時から面倒を見てきた可愛いタドン様、その方の筆頭側室になる、ある意味私たち平民出の女にとって夢のような話です。

 一国の王の筆頭側室と言えば、名目上のトップである正室様を補佐しながら、事実上の奥のトップであり、その権限は一国の大臣に匹敵すると言われています。

 私のように下層民出の女にとって夢にも見れない大出世です。

 まして、愛するタドン様の初めてを……いけない、いけない、何を考えているのか。

 私は姉さんに相談に行くことにしました。


 「いいんじゃない。あんた嫌いじゃないんでしょ」姉は思いっきり言い放ちました。

 「でも…」私が言いよどむと「嫌だったら、やめさせるけどコリンそれでいい?」

 「えっ…」

 「嫌なの?嫌じゃないの?」

 「嫌じゃない。主人のお手付きとなるのは上級メイドの誉れ。でもタドン様は私なんかよりもっといい女性が…」

 「タドン様はあなたがいいと言っているのよね。じゃいいじゃない。それに昔、あなた伯爵の側室になると息巻いていた時があるじゃない。伯爵どころか、一国の王で、ローマ連邦の中でも名家中の名家よ。場合によっては、あなたの子供が、ローマ連邦の重鎮になるかもしれないのよ」

 「私にとってタドン様は命そのものなの。私の体なんていくらでもお使いになって構わないし、そのまま打ち捨てていてもいい存在なの。それが、筆頭側室という地位が与えられなんておこがましいにもほどがあると思うの」

 「タドン様は本当に正室へしたいぐらいあなたが好きなのでしょう。地位と身分とかは置いといてあなたがタドン様と一緒になりたいか、なりたくないかだけだと思うよ。私なんか、好きな男を無理やりやって、ものにしたぐらいだからね」

 「ああ、姉さんそうだったね。その一直線な思考がうらやましい」

 「とりあえず、嫌じゃなければ、抱かれてから考えれば?」

 ほんと、姉さんは本能で生きています。


 いろいろ根回しは済み、形がととのっていく中で、私の覚悟もできました。

 いよいよ決行の日、私はほかのメイドたちからの激励の言葉とともに、主の寝室に行きました。

 私も初めてなので、先に母に聞いたり、既婚のメイドに聞いたりして、準備を整えました。

 今日の寝間着は下が透けて見える扇情的なもので、下着は着けていません。更に寝間着は力を入れればすぐに破れるようになっております。

 タドン様が少しでもやりやすいように工夫しています。

 明日あさってはお休みをいただき、事が済めばお披露目会とばかりに明日は夕方から宴会が開かれる予定です。

 朝と昼?どうもゆっくり寝かしておこうという心配りのようです。

 ノックの後、「失礼します」といって中に入ると、タドン様はベッドの上に正座してカチコチに固まっていました。「あっ、えっ、よよよよよろしくおおおお願いしししします」

 私はくすっと笑って「タドン様、よろしくお願いします」と言った後、タドン様の手を取ってベッドに入りました。


 最初は私がいろいろサポートしましたが、だんだん慣れてきて、お互いの愛を確かめました。

 空が明るくなりかけるまで、タドン様は私をお求めになりました。


 その日の夕方、大宴会が開かれました。みな身内ばかりで、メイド仲間も参加して、盛大に祝いました。

 その日から私はタドン様の妻となりました。形式上、強姦という倫理上に問題がある形になっていますが、私は幸せです。


お読みいただきありがとうございました。もし少しでも気になりましたら星かブックマークをいただければ大変ありがたいです。

星一ついただければ大変感謝です。ブックマークをいただけたら大大感謝です。ぜひとも評価お願いいたします。


今回投稿の前半はこれにて終了させていただきます。10月初めには後半の投稿を行いたいと思っています。そちらもお読みいただければありがたいです。

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