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30話 食料事情
少し短めです。
「クルウオオオオ!」
鳴き声も深い音色に変わったな。
「クルル?」
なんだ?腹が減ったのか?
「飯ならそこに有るぞ」
俺がそう言うと、クルウッ、と鳴いて、自分の隣に有る獣の死体を喰らい始めた。
1分後、死体の山が有った場所には、血の染み以外なにも残ってはいなかった。
……いくらなんでも速すぎないか?
2階建ての家1軒分は積み重ねて有ったんだぞ。
おいフィート、物足りないような目で見つめるな。
今ので満腹には成らないのか?
フィートの今の体積よりも多かったんだぞ。
どれだけ食べれば気がすむんだよ?
「クルウ……」
どうやら俺の様子から飯がこれ以上用意されていないことを悟ったようだ。
自分で獲物を狩るために飛んで行ってしまったが。
……これからもフィートには自分の飯は自分で捕ってきて貰おう。そうしよう。
そういえば何で俺って食欲無いんだろう?
まあ気にすることでもないか。
困ってないし。




