Aパート-001
これは社畜のパッチ生活 ―管理者権限で平和を守りますの主人公、佐藤匠海が見ていた深夜の魔法少女アニメです。
できる限りお約束を守るようにしていますので、こういうのに抵抗がない方はぜひ。
アニメとして書きますので、オープニング、Aパート、CM、Bパート、エンディング、次回予告と続きます。
読みやすくするために各パートは分割されますのでご了承ください。
私、天野るりか。小学3年生。
ナイショだけど、魔法の国、ステーショニア王国のプリンセスなの。
お供の妖精、モノとクルトと一緒にみんなの夢を取り戻すために人間の世界で修行してるの!
今日も頑張っちゃう。るりかにおまかせっ!
(オープニングテーマ)
「……ルリカ様、早く起きるっピ」
何かが私の肩を揺さぶっている。
「う……うん……もうちょっとぉ……」
とっても眠いの……もうちょっと寝ていたい……。
「寝ぼけてないで早く起きるっピ。今日はルリカ様の誕生日だっピよ!」
ルリカの誕生日!
誕生日って聞いて、ボケてた頭が急にスッキリする。
そうだ!今日はわたしの9歳の誕生日なんだった!
私はガバっと布団をはねのけて起き上がる。
「うわっ!ルリカ様、吹っ飛ばすなんてひどいっピ!」
文句を言ってるのが私のお供のモノ。ムササビの妖精なんだよ。
「おはようございます。ルリカ様」
今冷静に声をかけてきたのがもう一人のお供のクルト。フクロウの妖精なの。
「おはよう。モノ、クルト」
挨拶をしながらパジャマを脱いでぽいっと投げる。
「おっとっと……コントロールが相変わらず悪いっピ」
モノはいつも文句ばっかり言ってるの。
「ルリカ様、今日はこちらをお召しください」
クルトが私に今日のお洋服を持ってくる。モノにも見習って欲しいわ。
クルトが持ってきたお洋服に着替えて、私は階段を駆け下り、そのままの勢いでリビングに駆け込む。
「おはよう!パパ!ママ!」
「るーりーかー!階段は走らないのっ!いつも言ってるでしょ!」
ママがいつものお小言を言う。
朝は元気にっ!って言ってるのはママなのにね。
「おはよう。瑠璃香」
ソファーに座って新聞を読みながらパパが挨拶してくれる。
パパはあんまりうるさいことを言わないから大好き。
「ママ、今日の朝ごはんはなぁに?」
「今日は瑠璃香の好きな目玉焼きとトーストよ。先に顔を洗ってらっしゃい」
「はーい」
あまり言うことを聞かないとママに怒られちゃうから、返事をして顔を洗いに洗面所へ。
「ルリカ様、タオルをどうぞ」
顔を洗っているとクルトがタオルをくれた。
「ありがと。クルト」
クルトからタオルを受け取って顔を拭く。
クルトはあんまり喋らないけど、いつも私のことを助けてくれるんだ。
「クルトはルリカ様を甘やかせ過ぎだっピ」
「何を言うか、王女様に仕えることこそ我らの任。お前が適当すぎるのだ」
「ボクのどこが適当だって言うっピ」
「お前のやることなすこと全て適当であろうが」
「ちょっと!朝から喧嘩はダメっ!ママぁ。モノとクルトがまたケンカしてるぅー」
私が洗面所から言うと、ママはいつものように返してきた。
「はいはい。早く顔を洗っていらっしゃいね」
あたしが言ってもママは聞いてない。
もぅ失礼しちゃう!
でも私がママに言いつけたことで2人の喧嘩は止まったみたい、良かったぁ。
◇
顔を拭いてダイニングに行くと、テーブルの上には朝ごはんが用意されていた。
私の好きな目玉焼きとサラダとトーストの朝ごはん。
ママ大好き!
私に遅れてモノとクルトもダイニングにやってきた。
「「ママさん、パパさん、おはようございます」」
2人は声を揃えて言う。この2人仲がいいのか悪いのか、ルリカには分かんないなぁ……。
「いただきまーす!」
難しいことを考えるのはやめて、朝ごはん。
だってせっかくのトーストと目玉焼きが冷めちゃう。
ルリカの好きなものたくさんの朝ごはん。おいしく食べたいもんね、
「おいしーっ」
私が
「あぁそうだ。今日は瑠璃香の誕生日だったね。王様からプレゼントが届いているよ。ご飯を食べたら持ってくるからね」
「えっ?魔法の国のお父様から?」
お父様がルリカの誕生日を忘れないでいてくれたの、嬉しいっ。
早く見たくて自然に食べるペースが早くなる。
「ほら、よく噛んで食べないとダメよ。瑠璃香」
「だって早く見たいんだもん」
「ご飯はゆっくり味わってね。喉につかえないように気をつけて」
ママは心配症なんだよね。ルリカもう9歳なんだから!




