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ヤモリの排泄哲学 Yamori no Haisetsu Tetsugaku   作者: trowysan
第10章「熊肉とPL-V1迷彩!ORLAN-RF M-II 18kg 5.45mm30発&ケブラーネット2x2m、300m低空PVOと収穫まで9時間45分 - アリーナ赤髪168cmとクルスク東方420km SU-30SM!」
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第61話 「アリーナ・モロゾワ168cm赤髪!モロ辛口、ヤクルト君&ウンチ肥料 - 離陸04:45髪なびく、300m低空PVO、ゴールデンアワー・ブリャンスク&着陸07:15赤い森黒い向日葵!」

ギイイ… ピティックのドアが開き、ミコの前にはもうロジャリの知り合いの女性が立っていた、赤い髪で頭にウシャンカを被り、厚いジャケットを着て、両手を擦り合わせ凍り始めた小麦畑の周りの寒さを示していた。


「早く入りなさい、遅いじゃない、本当に迷惑、ここで私を外で凍えさせたいの」辛そうに言った。


アキオ、「僕は後から行く、ピティックのタンクを先に空にしたい」


ミコ、マオゼウ、エンプリート、ノラとスズカはロジャリの知り合いの住居に入った。


ガタッ… 女性が家の前の部屋の真ん中で古い木の椅子を引く音。


「座って、ああそうだ自己紹介するわ私アリーナ・モロゾワ / Алина Морозова」辛い顔からまさか出るとは思わなかった甘い笑顔でスズカに自己紹介しながら言った。


スズカ、「私スズカ、よろしく」


アリーナ、「会えて嬉しいわスズカちゃん、ちょっと待って、ここで有名なマルス・ストゥピノのホットチョコを作るわ。ああそうあなたは遠い旅でお腹が空いたでしょ、オヴシャンカも作るわ」


ぽろんっ!マオゼウはスズカの天国の山の割れ目から現れた、「やあ、僕マオゼウ」アリーナに自己紹介しながら言った。


アリーナ、「エロネズミ」マオゼウへ辛い顔。


ミコ、「僕ミコ、よろしく」


アリーナ、「あああなたがロジャリ先生がよく話す‘ウンチ’ね」


エンプリート、「僕エンプリート、よろしく」


アリーナ、「ああ流れ弾ね」


ノラ、「私ノラ、よろしく」


アリーナは目を輝かせて、「可愛い、あなたの目本当に綺麗」ノラを撫でながら抱きしめて言った。


「待っててねノラちゃん、温かい食べ物と飲み物を用意するから」アリーナは台所へ行った。


マオゼウ、「そりゃロジャリ先生に‘モロ’と呼ばれてるって聞いたわけだ、女にフラれたのは今回が初めてだ」


スズカ、「ミコちゃんどうしたの落ち込んでるの?」スズカはミコの周りにどんよりした雲があるように見えた。


マオゼウ、「その女性の言葉により落ち込んでるやつがいるようだな」マオゼウは落ち込むミコを見た。


ミコ、「僕は一塊の‘ウンチ’、いいんだ…ウンチは肥料に良いしセフィリトスの聖典にも書いてある」希望のない顔でよくわからない呟きを言った。


しばらくしてアリーナはホットチョコとオヴシャンカを持ってきた。


彼女はミコ、マオゼウとエンプリートへ無言で渡した。


アリーナ、「待たせてごめんねスズカちゃん」ホットチョコとオヴシャンカを渡しながら。


「これはあなたにもノラちゃん、アアアア…口を開けてノラちゃん」アリーナはノラにオヴシャンカを食べさせようとし、ノラは少し恥ずかしがったがそれでもアリーナからの食べさせを受け入れた。


マオゼウ、「ミコ、エンプリートあれ見てみろ、僕達への扱いが全然違う」彼はミコとエンプリートへこっそり小声で言った。


エンプリート、「彼女は男にフラれたことあるのかな辛口に話すまで」


ミコ、「僕は‘ウンチ’、僕は‘ウンチ’、僕は柔らかくて臭い」ミコはまだ自分でよくわからない呟きをしていた。


15分後アキオはアリーナの家の中に入った。


アリーナ、「座って」彼女は台所へ行ってホットチョコとオヴシャンカを取りに行った。


アリーナ、「ねえ、ヤクルト君これはあなたの分、早く食べ切って、ここにあまり長く居ないで、私はロシア軍にあなた達の位置がここにあることを知られたくない、私の小麦畑を戦場にしたくないの」辛口に言った。


マオゼウ、「プッ…ヤクルト、プッ」マオゼウは笑いを堪えようとした。


アキオ、「ミコ僕と一緒にピティックの中で食べよう、ついでに君はピティックのタンクを満たして」アキオはアリーナに‘ヤクルト’と呼ばれた後やる気のない顔で誘った。


アリーナはテーブルの上からマオゼウとエンプリートを取った、「ねえヤクルト君、彼らも連れて行って」2人のアキオの小さな友達を彼の服のポケットに入れながら言った。


スズカ、「私も行く!」


アリーナはスズカの手を引いた、「外は寒いわ、スズカちゃんとノラはここに居なさい」


スズカとノラは結局中に残った。


ミコがピティックのタンクを満たしてアキオがオヴシャンカを食べ終えてから20分後彼らは再び入った。


アキオ、「行こうスズカ、ピティックはまた飛ぶ準備ができた、アリーナさんピティックの排出物を木の近くの隅に置いたよもしかしたら畑の肥料に役立つかも、食べ物をありがとう」


アリーナ、「スズカちゃん、ノラちゃん、またここへ寄ってね、私はいつもあなた達の到着を楽しみにしてるわ、ああそうこれは私の収穫の小麦、これだけあなた達とロジャリ先生に託せるもの」彼女は畑からの小麦一袋を渡した。


スズカ、「本当にありがとうアリーナさん、ロジャリ先生にあなたの挨拶を伝えるわ、あなたの作ったオヴシャンカも恋しくなる」


04:45 MSK - 離陸 アリーナの畑、ストゥピノ


ゴオオオオ ヴヴヴヴヴッ!!ドシュアアアアッ!!


ピティックは舞い上がり、ジェットエンジンの強い風の吹きがアリーナの美しい赤い髪を揺らし、アリーナはピティックへ手を振った「スズカちゃん、ノラちゃん、またここへ戻って来るのを待ってるわ」スラヴ女性特有の美しい顔で大声で叫んだ。


マオゼウ、「ミコ、アキオ、エンプリート、僕達は完全に忘れられた」


ミコ、「僕は‘ウンチ’、僕は‘ウンチ’、まだマシだよアキオさんは‘ヤクルト’腸に良い善玉菌がいっぱい」自分でよくわからない呟き。


アキオ、「チッ!黙れミコ」アリーナに間接的にチビ呼ばわりされてムカついたアキオが言った。


マオゼウ、「プフッ…ウンチとヤクルト」


ピティックは凍った400ヘクタールの畑から上がった。下には、ただ2x3メートルの赤いトタンの箱が一つ5ワットの電球が点いてるだけ — アリーナ168cmがアキオがさっき空にしたピティックの糞の肥料バケツを持って立っていた。


空はまだ10月のストゥピノでは完全に真っ暗、気温-1°C、霜がパリパリッとピティックの翼に。上の方は、まだ星の煌めきがはっきり、北側におおぐま座が。下にはM4 ドン高速道路の街灯の直線がモスクワへ向かう黄色い蛇のように見えた、モスクワはまだぐっすり眠っている。


暗闇は小麦の死んだ畑の上10メートルの高さの薄い霧に包まれていた。ストゥピノの村の明かりは黄色く薄暗く、暖炉の煙が風が吹かないので真っ直ぐ上がった。


05:15 MSK - カルーガ州上空、モスクワから150km南西


30分飛行、ピティックはロシアのPVOレーダーから逃れるため300メートルの低空飛行でしか飛べなかった。


空は濃紺の青から紫の天文薄明へ変わり始めた。下には、10月には金のようになったロシアの白樺と松の森が見えた。オカ川はまるで黒いガラスのように曲がりくねり、今の月の残り光を反射していた。


霧が谷に集まり始めた。小さな村は2-3個の明かりしか見えず小さな蝋燭のようだ。朝の野菜トラックが活動を始めたばかり、前照灯が地面の表面を歩き回る蛍のようだ。


06:00 MSK / 06:00 EEST - 日の出国境 ブリャンスク - チェルニヒウ


1時間15分ピティックは飛行を経て、ゴールデンアワーが始まった。


太陽はまだ地平線で寝ているが、東の空はもうオレンジ-赤に変わった。異世界のような景色、ピティックはロシア-ウクライナの国境、鬱蒼としたブリャンスクの森の上を飛んだ。


300メートルから霧の海が見えた。50メートルの厚さの白い霧が森を覆い、松の梢だけが海の中の島々のように現れた。


黒いカラス達がピティックの下を飛び、彼らはウンチ燃料のピティックのジェット唸りに驚いたようだった。


収穫されたひまわり畑の残り、茎は黒く乾いていた。


コックピットの中の気温は-5°Cに下がり、ピティックのフロントガラスが曇り始めた。アキオは前方の視界がはっきりするようにコックピットのガラスを拭いた。


06:40 EEST - 立入禁止区域へ、プリピャチ川


後20分で目的地へ着陸。太陽は東の地平線に50%出たばかり、放射線の薄い霧のためバスケットボールのように大きな赤い丸。


下では、景色が一変して村一つなく、明かりなく、トラックなく、ただ死んだ森だけ。


赤い森は上からこの時間には傷のように見えた。1986年に死んだ松がまだ立っていて、幹は赤い錆、葉はない。


死んだ松の間に、ミコが探す黒いひまわりはまだ見えなかった友達の薬のために、でもプリピャチの沼地の赤いスピルリナは見え始め、水は朝日に当たって血のように赤かった。


プリピャチ川は銀の蛇のように曲がりくねり、端にはゴーストタウン・プリピャチ、9階建てのガラスのないビル群、象徴的な黄色い観覧車が300メートルの高さから小さく見えた。


ピティックの音はさっきのヴヴヴヴッがゆっくりになり、アキオはステルスモードを無効にした。


07:15 EEST - 着陸、赤い森


日の出が完全に07:10に着陸。


ピティックは赤い森の中の小さな開けた場所に垂直に降りた。タービンの噴射ブウォオオオッ!!放射性埃と黄色い乾いた葉が綿のように飛び散らせた。


10月の朝の太陽光が東側から斜めに照らし、その光は死んだ松の幹を突き抜け、灰色の苔だらけの地面に20メートルの長い影を作った。霜はまだ黒いひまわりの枝にくっついていた、ひまわりの花は真っ黒で、黄色じゃなく、葉は赤い粘液。


寒さ4°C、完全に静か。鳥なし、虫なし。


ミコ、「見て…あれが赤い森…」


遠く、4km北に、原子炉4号機の鋼鉄のドーム新安全閉じ込め構造物が朝日に当たってキラキラしていた。



あとがき EP61


更新が遅れてすみません。


現在、Vol.1をKDP Amazonで出版するために準備中です。イラストレーターさんとキャラクターの調整をしていて、少し時間がかかっています。今月末には終わらせて、Vol.2の執筆をもっとスムーズにしたいと思っています。


更新はゆっくりになりますが、この作品は最後まで書き切るつもりです。全6巻で完結予定です。


Stupinoで30分だけ滞在したPitik、Miko、Akio、Alinaの旅をこれからも見守ってください。


EP62でお会いしましょう。


— Trowysan

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