第41話 北海道へ!糞燃料ジェット機『タイ・ワン』、Der TriebからDas Bauchgefühlへ、ストレージ帰還&イヴォクコイの新弟子、鎖の女とフランケン縫合男
ロジャリはニックの居場所が見つかった件で会議を開いた。ゴンドと彼のチームも戦略を練るため本部にやって来た。
「よし、これは人類の未来に関わる深刻な任務だ」ロジャリが会議を仕切った。
「ゴンドさん、ニックの居場所を調査してくれてありがとう」
「いや、構わないさ、それが警察としての我々の任務だからな」
「この特殊部隊は重大犯罪を処理するために俺が作ったんだ」
「それに加えて、人間を研究材料として使うという気色悪いプロジェクトについても確認したい」
「俺は…新十村の採石場跡と同じだと思う」
「我がチームの調査では、ニックが札幌・ススキノから何人かの女性を連れ去っている」
「彼女達が皆生きていることを祈るよ」
会議室の空気が張り詰めた。
「よし、長引かせるのはやめよう、今日出発だ」ロジャリが言った。
「チームを分けよう」
「ミコ、マオゼウ、エンプリート。お前達は潜入班だ、まず人質の居場所を探せ」
「できるだけ戦闘を始めるな、被害者を救出するんだ」
「お前達が見つけた後、ゴンドさんの特殊部隊が安全地点まで護衛する」
「ヨシキさん、スガ、リン、ノラ、ナナ。お前達は万が一の時の戦闘援護班だ」
「俺とスズカ、アキオ、デニスさんは集合地点で待機する」
「さあ荷物を準備して、本部の前に集合だ」
「アキオ、マオゼウ…そろそろあれを使う時だ」ロジャリが言った。
二人は頷いた。「了解!先生!!」
大地が揺れた!ブルルルル!ロジャリの本部が割れる音、地下の秘密基地から超ハイテクな飛行機が出てきた。
「かっけええええ!」ミコ、ナナ、スズカの口から同時に声が出た。親にガンダムのアクションフィギュアを買ってもらったばかりの子供のような顔だった。
「誰がこれを作ったんですか、先生?」ミコがロジャリに尋ねた。
「俺とマオゼウとアキオだ」ロジャリが言った。
「レーザー撃てますか?」飛行機がレーザーを撃てることを期待して、ナナが目をキラキラさせて尋ねた。
ピョコッ!マオゼウがスズカの胸の谷間から飛び出し、空中で回転しながら宙返りした。足が地面に着く瞬間、ナナの目の前で言った。「もちろんさ..俺がそれを可能にした!」サングラスをかけながら。
心の中でマオゼウは言った。「クールすぎる」
マオゼウに負けじと、「それだけじゃない、皆で一緒に入れる超広い風呂も付けておいたぞ」アキオが鼻を擦りながら言った。
途端にアキオはチームの女性達に群がられ、まるでハーレム王のようだった。
「だがな、これもお前がいなきゃ飛べない、ミコ」ロジャリが言った。
「俺達は『屁と糞』の力でエンジンを設計したんだ、そのガスはジェット推進の燃料に非常に役立つ。俺達の糞だけじゃこの飛行機を飛ばすには足りない」
「スガの神酒のおかげで、お前のプープスキルは『Das Bauchgefühl』のレベルまで上がった、昔の『Der Trieb』だけだったら3KMしか飛べなかっただろうな」
「ああ、Das Bauchgefühlの段階も実はイヴォクコイの話だと、プープ・エンハンスド・エネルギーを使うためのレベルがまだいくつかあるらしい。ニックの件が片付いたら、あいつの所へ行ってみるのもいいかもな」
バサッバサッバサッ!羽ばたきの音がロジャリの本部に着陸した。「やあ、ロジャリ先生」
「やっと来たか、ストレージ」ロジャリが言った。
ストレージは大きな口を開けた。なんでもその口は20トンまで収納できると言われている。2匹の動物、ヨツユビハリネズミとジャワセンザンコウが出てきた。
「ミコ、みんな..紹介するよ、ポポ(ヨツユビハリネズミ)とバウグセ(ジャワセンザンコウ)だ」ロジャリが富士山での知り合いを紹介した。彼らはイヴォクコイの弟子なんだ。
「紹介は短くしよう、急ごう、時間がない」ロジャリが言った。
水上にある本部から北海道(朱鞠内エリア)まで約3時間の旅だ。
幸い飛行機の中は設備が超充実していた。スズカはパンケーキを焼き、お茶を淹れて旅の間もてなした。
だがミコだけは食べなかった。飛行機の糞タンクが出発前にまだ補給されていなかったので、排便に集中していたのだ。排便後、ミコはソーダと唐辛子を圧縮して、レーザー弾と空気爆弾の弾薬も補充しなければならなかった。
「ああ、すっきりした…やっぱりゼフィリトス神の言う通りだ、糞は常に役に立つ」ミコが呟いた。
ミコはアキオとマオゼウが飛行機を操縦しているコックピットへ歩いて行った。「うわ、真っ白だ、水上はまだ秋なのに」
「ミコ、そろそろ準備しろ」ロジャリが後ろから話しかけた。
「ミコ、マオゼウ、エンプリート。お前達は先にニックの住居に潜入してくれ」
彼らはパラシュート兵のようにジャンプドアから出た。
バサバサバサッ!エンプリートはミコとマオゼウを運ぶのが重くて、10.8ノットでゆっくり飛んだ。ミコとマオゼウはエンプリートの足にぶら下がっていた。
凍結した朱鞠内湖周辺の冷たい風がミコを震えさせた。「厚い毛皮のジャケットを着てくればよかった」
「お前らは毛だらけでいいよな」ミコが毛むくじゃらのマオゼウとエンプリートを羨んで言った。
彼らはついにニックの隠れ家と思われる場所に到着した。
古い木造の家は、軍隊のように完全武装した2人の男に守られていた。彼らの服には『R』のロゴがあった。
守衛は秘密のコードでしか入れない鋼鉄の扉の前で座って警戒していた。
ミコ、エンプリート、マオゼウは方法を探した。すると小さな換気ダクトの隙間があり、子猫しか入れない大きさだった。潜入に行くのは彼ら二人で幸いだった。
彼らはニックの拠点を探ったが、地下は非常に広かった。ガラスの牢屋が多数あり、その中にはニックに誘拐されたと思われる女性達がいた。
女性達の中にはペットのように餌を与えられている者もいて、首は鎖で繋がれていた。「クソッタレ、ニックめ」ミコが舌打ちした。
彼らは次の部屋へ移り、女性の叫び声が聞こえた。「やめて!いや!お願い!」
男の姿があったが、ゴンドさんからの情報の特徴とは違う、ニックではなかった。その男は恐ろしかった。
全身が縫い合わされ、フランケンシュタインのようだった。
「あの男は誰だ?」ミコは後ろ姿しか見えなかったので気になった。
41話、投稿しました!
もうすぐ第1巻が終わると思うと、本当にあっという間でした。最初は「ヤモリのうんこ哲学を真面目にやったらどうなるだろう」という思いつきから始まった作品ですが、ここまで続けられるとは思っていませんでした(笑)
ところで、最後に出てきたフランケンシュタインみたいな奴は一体誰なんでしょうね。Mikoの敵がまた増えちゃいました。トイレでうんこしながら、新キャラのこと考えてましたw Cephiritosが言ってましたからね、「うんここそが鍵だ」って。
皆さんが読んで、コメントや評価をくれたおかげで、ここまで書くことができました。本当にありがとうございます!
それでは、また明日42話でお会いしましょう。
trowysanより




