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再度、また尋問室とやらに来るとは思っていなかった。
アリシアはまさか、モニカが他の大罪の所持者から全て武器を奪って逃げるとは想像もしていなかったけれど。
とりあえず、椅子に座ってミーアという少女と対面している。他の少女も、今はかなりやる気無さげな感じだった。
いや、それも違う。若干一人、アリシアに対して睨んでいる感じではあった。
「えっと。とりあえず、かなり危険な状況になったことは事実ですわね。」
ユリアもそう言っているが・・正直こう何度もロワールの中で爆発事件が起きるとは思わなかった。
「仕事が増え過ぎて、私でも気が狂いそうですし。とりあえず、教団に関してすぐに吐いてください。さぁ、遠慮せずに。」
「女の子に対して吐いてだなんて、エルフってそういう人しか居ないの?」
「猫なら毛玉ぐらい吐けるのでは?」
「べー。」
「はぁ・・。」
とりあえず、問題は彼女たちよりもモニカの方だ。次があるとすればナガトは明らかに危険である。
「私の奴隷が何をしたのかは知らないけど、とりあえずミーアさんって言ったわね。」
「何よ。言っておくけど、ナガトは絶対に私の物にするんだから。」
「教団はどうして事件を起こし続けるのかと、教団とモニカの関連性を言ってほしいんだけど。言わなければ・・。」
机の上に首輪が置かれる。これは、ナガトがつけていた物と形が一緒だ。
「趣味悪っ・・・。」
テレジアがそう言っていたが、アリシアは無視する。
「さぁ、言いなさいミーア。」
「えー?うーん、あぁ、そうだ。ナガトとの初チューは私のだから、ヒロインの座も実質私・・!?」
突然首輪が投げられ、そのままミーアに取りつけられる。
「お座り。」
「にゃぅん!?」
そのまま謎の重力に逆らえず、ミーアは地面に突っ伏した。
「ナガトから既に聞いたけれど。キス程度で優先順位をはき違えないでくれる?小学生じゃあるまいし、そんな事で貴方はこの私に対して威勢を張るのかしら。この泥棒猫。」
「ん、・・これが、騎士の・・・やっぱりこの人はいやらしい騎士・・。」
「意外と分かって居るのね貴方。」
そのままアリシアの魔法により電撃がミーアに命中し、彼女は全身を痺れさせる。
「ミーアは教団の幹部の事は殆ど知らないはずよ。」
リノンが先にそう言ったところで、電撃はストップした。
「ちょっと、貴方・・!?」
テレジアも流石にびっくりしていたが、今はそう簡単に逆らえない。
「そうなの?」
「えぇ。だから、どんな変態的で下品な拷問をしても私たちの口から教団の全てを知ることはできないわ。」
「仲間がいじめられてくやしいのかしら。」
「あまりにも下品すぎて見ていられなかっただけよ。流石騎士アリシア、奴隷を持つ人間って皆そういう人になれるんだから。」
そう言っているが、ただアリシアにとってはリノンがどういう少女か分かりかねていた。
一見、普通の魔法使いにも見えるが。どうして教団に入って居るのだろうか。
「・・教団に所属した理由は?」
「ここに居る三人全員、ただのスカウトよ。変な人から、生きていくために必要なお金を貰えたから。教団入ることを拒まなかっただけ。」
「そう。まぁ、それだけならいいけど。でもモニカの事も殆ど知らないのに、よく危険な真似をしているわね。」
「彼女の事は知らないし、大罪武器がどういうものかは分からないわ。」
「何も知らないのに。それならいっそ普通に暮らした方が幸せだったんじゃない?」
「・・・・。」
その一言を言った時、鋭い視線が向けられていた。
「何か拙いことでも言ったかしら。」
「別に。さすが大罪武器、高慢を扱えるだけあって優秀ね。」
「捕まって居る身のくせに生意気ね・・。ユリア、これからこの子たちをどうするの?」
「地下の牢屋に厳重に管理しますけれど・・?」
「じゃぁ、このミーアを私の奴隷としてしばらく活用させてもらうわね。」
「あの。そう言って、似たような言い訳でモニカを自由にさせていましたけれど。」
「あれは仕方が無いでしょう?そもそも、どうしてモニカがいきなりナガトにまで攻撃するような展開になるのよ。」
「うーん。多分、お兄ちゃんのせいだと思う。」
ミーアはそう言っていたが、それが本当だとしたらあまりにも駄目すぎる。




