表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で騎士の奴隷となった日  作者: 時川
ロワール
58/131

〇58

「さて、もうそろそろ行くかにゃ。」

そう言ったミーアはようやく僕から離れてくれた。

「何処かへ行くのか?」

「今、テレパシーが入ったの。私、テレジア、リノンの三人でアリシアをボコれだって。」

「何・・?」

「銀草の森か。既に舞台は整ってるみたいだけど、今通知してくるなんて本当信用されてないのか私たち。」

「ちょっと待て。どうしてアリシアが襲われる事になるんだ。」

「彼女は教会に出した取引の通り、銀草の森へ三つ武器を持って現れる。無論、彼女はなにも武装していない状態でね。」

「ん・・?」

「だから私たちはすぐに行かなくちゃいけないけど。貴方にも来てくれないとね。」

そう言われて、彼女によって足と体は自由になった。手は拘束されている状態だが、まさか僕も連れていく気だろうか。


そのまま僕はつれて行かれる。彼女たちにより誰にも目に触れられないようなルートを通り、そのままロワールを脱出。

馬によって移動すること30分は経つと、森が見えて来た。

銀草の森に入ると、何処か別の異界に入ってしまったような感覚があった。

「結界配備済み、かなり手回しがいいわね。これで私たちの圧勝かしら。」

「油断禁物だよテレジア、お兄ちゃんを人質に取って居るからって、アリシアを甘く見ないように。」

「ふーん。でも何でそんな男を・・。」

所定の場所についた。後は待つのみだが、ナガトは何処か引っ掛かりを覚えていた。

「何だか場当たり的だな。」

「暇だし、お兄ちゃんとここで遊ぶのもいいわね。」

適当な事を言ってはぐらかそうとしているが、ミーアの言う事はあまり気にしない方がいいだろう。

「くふふ。ここでアリシアに勝てば、ナガトお兄ちゃんは私のものだよ。」

「かなりいい加減な事言ってるけど、ねぇミーア。そのナガトさんの言う通り、ちょっと強引過ぎると思うんだけど。」

「私の想いが?」

「そうじゃなくて。な、七つの大罪のためにここまでする必要があるのかな。この武器、そこまでランクが高いわけじゃないのに、何で・・。」

「さぁ。すっごくレアなのは変わらないんじゃない?威力だけで判断しちゃだめなんだよ。」

「骨董品としての価値があるからこんな事するの・・?」

「んー?さてはリノンちゃん、この作戦に異議を唱えるのかな?人員を総動員しての配置だよ?色々な人を捕まえてロワールで囮にする作戦を!」

「え?聞いてないよ?」

「だってー。私たちに全部言ったら貴方たち愚痴るじゃん?」

「つまり、信頼されてないってこと?最初から?」

「ていうか、本当の所失敗する前提でかましてみた行為だから。上手く行ったからプラン通り進行する事に決定したの。ロワールに居る人質を監視している同胞も含め私たちは七つの大罪の全てを手に入れる事に全力を尽くすのが今回のチャレンジ。」

「それで、ロワールに居る教団の人たちは・・?」

「ん?まぁ運が悪かったら死ぬかもね。」

「・・・・・・。」

「ねぇ、どういうこと?ロワールに居る人たちはどうするの?」

「全員どうなるかなんて考えてないみたい。」

「私たちに洗濯の自由は無い!」

選択の間違いだが、とりあえず妙に張り切って居るミーアは前に進んだ。

「ほら、もう敵が来たじゃない。皆!張り切って頑張ろう!」

「私たち、殺し合いがしたいから入ったわけじゃないのに。」

「何だかかなり理不尽な事になってきたけど。どうしよう私・・。」

明らかにリノンとテレジアはテンションが下がって居る様子だった。

そして逆に、何故かミーアは意気揚々とした調子で目の前に来た人物と相対しようとしている。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ