学院初日
今日は学院の授業初日だ。
クラスはAからFまでの6クラスで1クラス50人。
入学試験の順位別ではなくランダムに振り分けられている...らしい。
何故か俺とユリとテレスは同じクラスだが。いいのだろうか。
俺たちはBクラスだ。
...おお、クラスが広い。高校の教室みたいな感じかな?
キーンコーンカーンコーン
鐘がなった。俺は席に座る。ユリとテレスはその隣に座っている。
お、先生が来た。担任かな?
熱そうだ。体育会系の先生だな。
「みんな、よろしくな。俺はギラ、1年Bクラスの担任だ。1年間よろしくな!」
ーーーーーー
ふう、やっと4限までおわった。この学院では昼休みが1時間半もあるらしい。長いな。
「ヴェル君とテレス、一緒にご飯食べに行こ!」
「おっけー」
「分かりました」
というわけで、今俺達は食堂にいる。
ふむ、ラーメンはこの世界にもあるんだな。
久々にラーメンが食べたくなった。
「あ、俺ラーメンにするわ!2人はどうする?」
「私はあの定食食べるよ!ユリは?」
「んー、じゃあ私もその定食食べようかな?」
ーーーーーーー
「んー、やっぱりラーメンは美味しいな!」
「ヴェル君はラーメンが好きなんだね!」
「私もよくラーメン食べる!美味しいよね!」
「こんにちは、ユリーシャ第1王女、テレスティーナ公爵令嬢私はコレス子爵の息子、カレーノグです」
ん?あ、2人に挨拶しに来た人と...その取り巻き?。見るからに貴族って感じだね。僕はそういう派手な格好は無理だなって何だよカレーの具って笑笑
私は子爵のカレーノグ。今年魔法学院に入学した。入学試験の順位は12位。王女様と公爵令嬢様を狙っている。2人は辺境伯の息子のヴェルヘイムという男と仲がいいらしい。
お、彼女達を見つけたぞ!
ん?何やら誰かと話しているな。あの身なりからして平民だろう。なんであんな平民なんかと話してるんだ。
「こんにちは、ユリーシャ第1王女、テレスティーナ公爵令嬢私はコレス子爵の息子、カレーノグです」
話しかけた。
「こんにちは、カレーノグ様、どうぞよろしく」
「こんにちは、カレーノグ様、どうぞよろしゅう。」
なっ...!?2人はすぐにそこの平民の奴と話し始めてしまった。
忌々しい、なんだコイツは!!!
「おい、そこのやつ、子爵の俺が名乗っているんだから挨拶をするべきじゃないのか?」
すると彼は焦った様子で話し始めた。やはり平民なのだな。
「申し訳ございません、私はーーー」
「名乗らずとも良いわ!ユリーシャ第1王女様、テレスティーナ公爵令嬢様、こんな平民と話してないで私達と話しませんか?」
「はぁ...こんな乱暴な方と話したくありませんわ。それにこの方は私たちとお付き合いされているヴェルヘイム様ですわ。ご存知の通り、辺境伯の息子さん。貴方よりも階級は高いですわよ?」
「身なりを見て平民だと判断したのでしょうが、相手の名前くらいちゃんと聞くべきですよね。」
なに...!?
辺境伯!?
婚約者!?
それはどういうことだ!?
ということはまさかこいつがヴェルヘイム!?
いやいや、そんな事よりも俺は辺境伯の息子に挨拶をさせた上にそれをさえぎって罵倒したというのか...!?
俺の人生終わったかもしれん。
「申し訳ないですね。このような身なりで。そのような派手な格好は苦手でしたので。私は何も気にしておりませんが、平民の方に対してもそのような態度をされるのは良くないかと。」
不問!?平民にこのような態度が良くない!?
「ありがとうございます。しかし、下賎な平民共に対する態度を改めよとは...」
「僕達はたまたま貴族に生まれたわけでもしかしたら平民に産まれてたかもしれない。更に僕達は平民の人達が納めた税金で生活してるんだからむしろ彼らに感謝するべきだと思う。」
なるほど。確かに...そうかもしれない。悔しいけど。私も言われてみればそう思う。確かに彼女たちが惚れるような人間だ。諦めるしかないな。
「この度は本当に申し訳ございませんでした。失礼します。」
こうして私たちは帰った。
ふう、こんな服装をしてると絡まれることも多いな。さっきの人に余計なことで恨まれなきゃいいけど...確か制服は6限目に配られるんだったな。楽しみだ。
「あ、ユリ、テレス、そろそろ時間だ。教室に戻ろう」
「そうね!」
「おっけー!」
そして6限まで終わって俺たちの学院生活1日目が終わった。
はっきり言って授業内容は簡単。少しユリとテレスが分からない所を教えるくらいしかやる事がなかった。
それにしてもユリとテレスは本当に人気だな。
さすが王女様と公爵令嬢様だ。




