大賢者、転生する
遠い昔のことだ。
神に愛され、魔法の頂点を極めた者がいた。
当時猛威を奮っていた魔王を蹴散らし、数々の邪龍から世界を救ってきた。それどころか星1つ容易に滅ぼせる程の力を持っていたり、不老不死であったとも言われている。
その者は「大賢者」と呼ばれ、大賢者が活動拠点としていた世界の果てには数々の財宝が眠っているという。
世界の果てに到達することなど到底不可能で、大賢者の活動拠点は未だに見つかっていない。
しかし、この大賢者は500年前に姿をくらまして伝説の存在となった。
代わりに、その代の国王が500年経った今も健在である。
ーー500年前ーー
「フィルズ王よ、遂に転生魔法が完成した。」
「おお!」
「そんな訳で、早速転生したいのだが、お主不老不死にならないか?」
「ふむ、それはまたなぜだ?」
「簡単な事だろう。私が転生した時代に1人でも多くの知り合いが欲しいのだ。」
「なるほど。それならばお言葉に甘えよう」
「では行くぞ。インフィニティライフ」
「これで終わりか?」
「そうだ。コレで不老不死になったはずだが、100パーセント成功しているとは限らないし、それを確かめるすべもない。失敗してたら俺を恨んでくれ」
「そんな事しないさ」
「それじゃ、拠点に戻って準備をしてくるぞ」
「それはそうと、何年後に転生するのかね?」
「それはお楽しみだ。最初からわかっていたらつまらないだろう?」
「ふふ、なるほどな。」
「それではまたな」
「幸運を祈る」
シュッ
俺は転移魔法で王城から拠点に戻った。
「セバ、リナ、少し来てくれ、話がある。」
拠点の管理を任せている2人を呼ぶ。2人は元々拾った孤児だが、私が直々にしごい...指導したから今や世界2位3位を争うレベルで強いだろう。彼らならここを安心して任せられる。
「御用でしょうか主様」
「ご主人様何か用〜?」
「私はこれから転生魔法を使って転生するのだが、2人のうちどちらかにこの拠点を任せたい。もう1人は私が戻るまで見聞を広めて来るんだ。」
「ハイ、私外行きたいです!」
リナが即答する。まあこうなることはわかっていたが。
「いいか?セバ」
「問題ありません。」
そういえば、万が一のことがあるからという理由で不老不死を付与したが、リナは子供のまま成長しないのも可哀想だからある程度まで成長できるようにしておこう。
「それじゃ、外のドラゴン達にも話してくるよ」
「どうされましたかな、主殿」
世界の果ての王であり、エンシェントドラゴン1000体をまとめるエンシェントドラゴンの長が尋ねてくる。
「私はこれから転生するから暫くここを開けるが、警備はよろしく頼む」
「了解致しました。主殿。貴方から頂いた数々の恩に報いられそうですね」
「そうだな、それではよろしく頼むぞ。」
エンシェントドラゴンには状態異常無効を付与してあるからこちらも余程のことがない限り大丈夫だろう。
ちなみに今の私のステータスはこんな感じだ。
名前:アレン
Lv:15635486
種族:人族
体力:250000000/250000000
魔力:45000000/45000000
力:500000
防御力:10000000
素早さ:10000
称号:神に愛されし者、大賢者、世界最強、....
とまあこんな感じだ。
転生した後ステータスがどうなるのか楽しみだ。
「それじゃあ、転生してくるよ。転生出来てある程度成長したらまた顔出すからその時はよろしくね。セバ、リナ」
「はっ」
「はい」
「それじゃあ」
シュワンーーーー
転生完了




