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 小春日和の秋の日も


 日に日に 少し少しずつ

 すずしい風が吹いてきて


 毎日 まいにち 少しずつ


 冬のけはいがやってきて



 ベンチに座るでこぼこトリオ


 枯れ葉が舞いちる 足元で


 あれほど元気なコオロギたちの


 声も少し 少しずつ


 弱々しくて さびしくて


 やがて聞こえる 声ひとつだけ。




 木枯らしふいて 冬間近


 最後の さいごのコオロギは


 どうしてるかなと でこぼこトリオ


 心配いっばい ベンチにゆけば


 小さく か弱い虫の声


 その名のとおり 虫の声。 




 コオロギどこかと 目をこらし


 足元 足もとさがしてみたら


 プルプル プルプルつらそうに

 コオロギふるえる 寒そうに。




 おお寒そうだ、寒いだろ


 組長さんは 手を差しのべて

 ここにお乗りよ 温かいよと


 両の手のひら あわせて丸め


 さあ お乗りよと声かけ かけて



 コオロギ 力ふりしぼり

 ぴょこんと乗ったよ 手のひらに。




 

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