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Flash back from the another planet 他の星から 神戸の物語 伏龍餘波 HELL ROSE  作者: 是田好


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神戸の物語 伏龍餘波 HELL ROSE ⑦

⑦おい 階上から声が掛かる ちと面貸せや 全身青服で固めたスキンヘッドのグラサン男だった フランクは嫌そうな顔をして何の用だ ひと~つふた〜つみっつってある 階上の手すりから身を乗り出すようにしてゴツい指を曲げて話す 部屋の改めは終わったのか 盗聴器は? まったく嫌になるな 2週間に一度検査してゴロゴロ20も見つかりやがる 誰だ そんな暇な連中は ソレこそゴロゴロいるさ 暇な連中は 青服の鼻先まで階段を駆け登ったフランクが言った ソレに海の向こうは毎日だぜ点検は フンっ 青服が鼻で返す 点検が済んだばかりで今現在がもっとも安全というわけさ まぁ入れ ドアを開けてフランクを導き入れた 何だ用件は 蘭世だ 蘭世 久しぶりだな その名前を聞くのは 蘭世がどうかしたのか と言ってもとうの昔に居らへんがな 勧められた蓬莱島伝承の長椅子ソファにドカリと座る 名前がと言っても字が変わっていた お前言ってたな 本名は乱れた世の中 と書いて乱世だったって その名前をお花の名前の蘭の花に世の中で蘭世に変えてあった 変えたって直ぐにラテン文字のラテン化計画が進んであんまり意味がないと思うんだが なぜかしら変えてあった 保証人はJJだ JJね その名も久しぶりに聞く 何故だろうね さあな よほど本名が嫌だったんじゃないか まぁそんな名前をつけた親も親だがな 早く縁を切りたかったか 運を変えたかったんじゃないかな 知らんがな 二つ目は この写真だ 見覚えはないか 少しピンぼけだが 蘭世が男と思しき男と写っている そしてこのカメラだ 濱崎の当局が保管してあった なんでもJJの店のロッカールーム それも目につかぬように上の方に設置してあったそうだ カメラは見覚えがある 芽唯のカメラだ 仕事やプライベートでよく使っていた 写真はそのカメラのか 男は知らんな 見たことない奴だ オレは何処かしら見たことある気がしてな 濱崎で知っているやつがいないか当たりをつけたら いた いたのか 朱懐温の若い頃によく似ているとさ 上海バンド街の年寄りの一人が言ってた 奴か 相手が悪すぎる 蘭世のバックは奴だったのか カメラを設置したのは芽唯だろう せっかくの芽唯の苦労も報われなかったわけだ ソレで三つ目は どっかりと長椅子ソファに腰掛けた青服こと伏龍が天を仰ぎひと息入れた後 ロビンだ ロビン 会いに行ったそうだな あぁ お前さんに聞いてな それとなく様子を見てくるつもりが とっくりと会うハメになった ロビンとも久しかったし 見かけがなスーにそっくりだったもんで 直ぐに離れたくはなかった そうだアレはロビンでスーではない ソレをハッキリ確認したかった お前さんにとってもオレ様にとっても 大事なことだからな というと オレ様は残りの人生をロビンと過ごしたい 奥さんや子どもはどうする どうするもこうするも別れるさ スキャンダルだな 三宮スキャンダルだな なんとでも言え オレは決めた だからロビンに構うな良いな 話は終わりだ 朱懐温ではオレには手出しができない なんの策も浮かばない 気持ちが悪すぎる 悪りぃが オレは降りたぜ 後はお前さんで なんとかしろ

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