1-1.夜の野営と襲撃
2026.6.5
大幅修正。
1話目のみ、大量に文章を減らしました。
【登場人物】
•GM このリプレイ編集者。
•ベラ:ハーフエルフの女性。
エルフ社会で生まれたハーフエルフ。
124歳。
シャーマン2 レンジャー1
•ヴロン: ドワーフの男性。
43歳の神官戦士。
ファイター1 プリースト2(マイリー)
•シター:人間の男性。
30歳のチンピラ。
シーフ2 セージ2
GM: ゲームスタートします。
全員:はーい。
GM: あなたたちは、3人で冒険をしている冒険者仲間です。ベラ、シター、ヴロン。この3人で冒険を一旦行なって、で、終わらせて(初期作成+1000点の経験点)、次の仕事を受けて、その仕事の最中です。
ベラ:ふんふん。
GM: オランという街から、街道を通り南の方にあるグリーンレストという街に向かって、皆さんは移動している最中です。どういう移動かというと、商人さんの護衛をしています。
ベラ:馬車に乗せてもらってる?
GM: 馬が馬車を引いている。荷馬車の荷台の中に荷物がいっぱい入っているんで、この荷物をみんなで護衛してるわけだね。
ヴロン: じゃあ歩いてるってことだね、我々は。
GM: そういうこと。約1週間あった長い旅も、もう少しで終わりです。場面は最後の1日の夜の野営中、となります。 野営地の中央に焚火があり、君たちはその周りで待機。ガルドが一人用のテントを作って休ませてもらっていて、馬車とテントの護衛してるところだよ。見張りの順番を決めてください。今は深夜の23時頃です。
ヴロン:感知系(聞き耳など)なにもないです。
ベラ:あ、感知系うちあります。
(レンジャー技能で危険感知ができる)
GM: ガルドが寝る前に聞きたかったことはなんでも聞いてください。
ヴロン:じゃあ、荷物の内容だけはさすがに聞いとこうか。
GM:グリーンレストの街の中にある、とある宝石商のところに持っていく宝石類が積んであると、言われた。
ヴロン:大丈夫? それはどっかの秘境に住む部族の目とかじゃないよね?
GM:「特に違法なものは入ってねえよ、ガフフフ…!!」、って言われた。ガルドの外見についても言っておくよ。40代か50代…白髪が混じってるので、実際の年齢よりも高齢に見える、悪人面です。
ヴロン:悪人面かーい!!
GM:で、この辺り、街道の途中でゴブリンが出るっていう情報があり、護衛を依頼されています。
シター:ゴブリンか。あいつはいい奴ですよ。
(ゴブリン語の会話を取得している)
ベラ:ゴブリンと喋れるからって……。
ヴロン:じゃあ、ゴブリンが出たらお前が会話してこい。
GM:ゴブリンを知っているかどうか、怪物知識で判定しましょうか。セージ技能がない人は2D6の数字そのままが達成値だね。目標値(知名度)は5です。
ベラ:わかんない。どうやるの?
GM:サイコロ2個振って。
ベラ:(ころころ)6!
シター:(ころころ)すいません、ゴブリンってなんすか?
ヴロン: お前、誰と喋れるんだよ。ゴブリン語を喋れるのにゴブリン知らないってどういうこと。
シター:俺だけわからねぇ。なんか背の低い奴らしいな、話に聞いた気がする。
GM: ゴブリンは人里近くに住んでいる妖魔の一種で、アレクトラスト大陸においては極めて一般的な怪物です。人間よりも一回り小さく、肌は赤褐色です。
ヴロン:全員で情報共有しておこう。
GM:他にガルドさんに聞くことがなければ、野営を開始するよ。今は夏前で、5時ぐらいには日が出る。23時から6時間ぐらいを分担して下さい。「じゃあ明日の朝まで休むから、お前たちしっかり見張りをしろよ」ってガルドさんはテントの中に入っていった。
ヴロン: 3交代制にしよう。
GM: リーダーがいないとなかなか決まらないので。このパーティーのリーダーを決めよう。
シター:ベラがリーダーでしょう。
ベラ: うち? シターじゃないの?
シター: シターはチンピラなので「へへ、姉さん。こうしたらいいと思いやすが、どうっすか?」みたいに提案する係です。
ベラ: まじか。
相談の結果
最初:ベラ・ヴロン
中間:シター・ヴロン
最後:ベラ・シター
と、なりました。
GM: 夜中の見張りが始まりましたが、ベラ・ヴロンのコンビで見張りをしていた時には特に何も起こりませんでした。ヴロンとシターコンビの時に、周りに何かが現れるので、その気配に気づくかどうかを聞き耳判定して下さい。
シター:(ころころ)6ゾロ!
GM: 本当は何かの声としかわからないはずだったけれど、シターの耳にはゴブリン語で何かを囁いているのがわかったね。場所は、ここから離れた場所に見えている森の茂みの中からで、「獲物だ、獲物だ」と言っている。
シター: じゃあ、聞こえるように、大きな声で。(ゴブリン語で)「まったく、この人間のクソ野郎が、こんな石っころの護衛なんかさせやがって。こんなんじゃ腹も膨れやしねえ」って言ってみる。
GM: 奥の声は 「石っころ、石っころって言ってるぞ。石っころ運ぶのか、なんなんだ」って言ってる。ゴブリンが馬車の中身が石だと知って、それで興味が失せるかどうか……。判定してみる(ころころ)どうやら人間に興味津々だから見に来たようだ。「あ、馬がいるぞ、馬車があるぞ、人間がいるぞ、新しい装備が手に入るぞ。よし、行こうか。でも本当に荷物が石はやだなぁ」。
ヴロン:くるなら受けて立ってやるよ。…ベラ、起きてんの? これ。
ベラ:うち寝たまま?
GM: 寝てる。起こすかどうかはそちらで判断して。
シター: 今にもかかってきそうですか?
GM:まだ大丈夫。
シター: まだ大丈夫だったら、ゴブリン語で「早く明日になんねえかな」とか言いながら、共通語で……ヴロンの旦那、ゴブリンが来ましたぜ。
ヴロン: わかった。じゃあベラが枕にしてそうなものをコンコンって蹴っ飛ばして起こすわ。
GM: ベラが起きた。では、 現在の状況をおさらいします。まずキャンプファイヤーがあります。その周りでシターとヴロンが起きて見張りをしていました。そのすぐ横でベラが寝ていた。一歩後ろにテントがポンと立っていて、中でガルドが寝ている。その横に馬車と馬があって、馬の手綱が木のとこにぐるぐるぐるってやって、逃げないように繋がれている。
ヴロン:なるほど。
GM: 周りは、原っぱみたいになっていて、結構開けた場所になっている。20mくらいは視界が良くて、その先が森になっている。その森から、ゴブリンの声がかすかに…本当だったら全然聞こえないような遠い場所の音を、6ゾロで聞いている。
シター: 人数はわかりそうですか?
GM: 前方3方向から声が聞こえる。やや囲まれてる。ただ、1方向からの声はそこまで多くないから、1方向大体3匹だとしても最大でも10匹はいないだろうと思われる。
ヴロン: これはプレイヤー的な相談なんだけど、とりあえず自分の身を守る? それとも馬車とテントを守る?
ベラ:テント守んなくていいだろ。
シター:いやテント守らなきゃダメだろ! 我々の命を守るのは当然なんだけど、依頼主を最優先で守るようにする。あとは依頼主を起こすかどうか。
ヴロン: おっさんは戦えるのか?
ベラ: 私が起こす。近接戦闘ができないから。
GM: ベラがテントに近づいて中を見ると、毛布にくるまってグースカ寝てるガルドのおっさんが見えるよ。
ベラ: 毛布を引っぺがします。ちょっと起きてください。で、バサッ。
GM: ガルドが起きて「な、なんだ、どうした」
ベラ: 「ゴブリンが近くに来てるみたいで、戦えますか?」
ガルド(GM): 「ゴブリンと戦うのはお前たちだろ。金を払ってんだから当たり前だ、お前たちの仕事だろう」
ベラ: 「身を守ることは可能ですか?」
ガルド(GM): 「可能だったらお前たちを雇わねえ」
シター:あー、そのパターンね。
GM: 「だが、状況はわかった。とりあえずテントは畳める準備をしておこう。お前たちはそのまま警戒にあたってくれ」と言って、移動できる準備をしてくれる。毛布とテントを畳み始めるよ。かなり時間経過したし、戦闘準備を開始するよ。じゃあゴブリンが襲ってこようか。
ベラ:きたー!!
GM: ガサガサガサとゴブリンが3匹出てくるね。知力の低いゴブリンは全力移動で走ってくるよ。
シター:仕方ないな。スリングで迎え撃とうか。
GM: オッケー。相手の動きを予測して、いい距離でスリングで攻撃できる。
シター:(ころころ) 14。
GM: 当たった。じゃあ、A、B、Cの…とりあえずAね。(ころころ)回避は失敗。
シター: (ころころ)7点のダメージ。
GM: 防護点が5だから、2点通ったね。シターの放ったスリングがゴブリンの腰のあたりにコンと当たったけれど、グゲッと言いながらもそのまま走り寄ってくる。
ベラ: ファイアボルトで燃やしますね。 Bを攻撃! …どうやるの?
シター: (魔法の使い方を説明している)
ベラ:(ころころ) 14!
GM:(ころころ)抵抗失敗。そのままダメージをどうぞ。
ベラ:(ころころ)11出た。クイティカル? もう一回振るのね。(ころころ)12足す魔力でダメージ15?
GM: キャンプファイヤーの中から炎の柱がピュンと飛んでゴブリンBにズバン! と当たったら胸板を貫いてそのまま貫通していったね. ヨロヨロと動きながらもそのままゴブリンは足元にバタンと倒れる。死んだ。
ベラ: やったぜ、1体倒したよ!
この後、ヴロンがゴブリンの進行を止めようとヘイトを集めるも、森の奥から追加で3匹。次のターンにはさらに追加で3匹のゴブリンが襲い掛かってきます。シターのスリングがクリティカルするも、非力なシーフの攻撃は決定打にならず、ヴロンとシターがチクチクとダメージを与えていく中、ベラの【ファイアボルト】の魔法で、さらにゴブリンが倒れます。
そして、ゴブリンが馬車まで到着しました。
シター: 攻撃しながら(ゴブリン語で)「殺したくないゴブ。でも、隣の紫の髪のエルフがみんなを殺すゴブ。石しかないから早く逃げるゴブ!!」と言う。
ベラ: さらに魔法を使うよー! ゴブリンAに(ころころ) 3と6で9。魔力合わせて14。通った? ダメージは(ころころ)8点!!
GM: 瀕死だったゴブリンが真っ黒焦げになって死んだ。
シター:よし、また1体死んだな。(ゴブリン語で)「早く逃げないと死んじゃうゴブ!!」
GM: ゴブリンは、到着した馬車のシートをバサッと開いて、絶望の表情を浮かべるよ。 「本当に石だー!!」っていうゴブリンの声と、「やっぱりそうだったんだー!」「紫のエルフに殺されるーーー!!」と、いろいろ混乱して恐慌状態に陥るよ。残っている全てのゴブリンは逃走を開始する。
シター: 危なかった…ベラの【ファイアボルト】は打ち止めだったんですよ。精神点が尽きてて。
ベラ:逃がさないよ。
GM: 逃がさないの!? 位置的にはヴロンの前にいるCと、あとシターの前にいるDとEは後ろから追撃ができるけれども…やる?
シター:逃げるなら追わない。 ヴロンは?
ヴロン:マイリー(戦神)の神官としてこれは…
GM:逃げる敵を後ろから攻撃するような卑怯な戦いはしない?
ヴロン:卑怯じゃないとは思うが…今回は逃がしてやる。
GM:オッケー、じゃあ逃がしたね。
ヴロン:うん。
GM:ガルドが馬車の陰からひょこっと出てきて、「おいお前ら、こっちにもゴブリンが来たぞ!」と、怒ってる。
シター:でも、追い払いました。
ガルド(GM):「くそっ! 目も冴えちまって寝れねえじゃねえか、こんな状態じゃよ!」
ベラ:うるせえ!
シター:いや、さすがにこの状況から再び寝られても困るんで。
ガルド(GM):「わかった、もうテントも畳んでるし、このままグリーンレストに向かうぞ!」 ちゅうことで、「ハァ……」とか溜息をつきながら、ガルドは荷馬車を引き始める。
ベラ:はい。
ガルド(GM):「このまま歩いていけば、たぶん午前中には街に着くと思うが…しかし、まあ、こうなっちまったからには、せっかくだからちょっと寄る場所があるぞ」
シター:寄る場所っすか?
ベラ:どこ?
ガルド(GM):「起こされた状態でこのまま街に駆けつけても、こっちが損するばっかだ。せっかくだ、この時間に起きたんだから、少しでも得しねえとな」
シター:ああ……なんか、闇市的な場所があるんすかね。




