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AI時代の入口で  作者: みらいつりびと


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将棋・フィジカル・HAL・クリップ

「小説が現実に追い越される」


『りゅうおうのおしごと』という名作将棋ラノベがあります。

 すごく面白くて全巻読破しました。

 作者の白鳥士郎先生は、現実の将棋界の変化が小説よりも激しくて困るみたいなことをあとがきで書かれていました(曖昧な記憶です。すみません)。


 藤井聡太先生のすごすぎる快進撃。

 プロ棋士によるAIを使った将棋研究の深化。


 小説では、スーパーコンピュータを使って解析する将棋の究極の姿と人間の熱く泥臭い戦いが描かれたりします。

 世界の最先端を小説で書こうとすると、現実に追い越されるというようなことが起こり得る。

 私の新作長編にもAIがちょっと出てくるので、発表時に古びていないか心配です。


 さて、告知です。

 今夜公開する予定の『AI時代の入口で』第9話のエピソードタイトルは「AIで小説を書くことはずるいのだろうか」です。

 この問題について、AI自体に語ってもらいます。

 AI本文は読み飽きたよ、という方がすでに多数おられると思いますが、2025年11月現在のAIの文章を残しておきます。


 AIの進歩はすさまじく速く、小説生成能力も当然のごとく上がりつづけています。

 執筆に使わない手はないという考え方があるでしょう。

 私はAIに頼りすぎると創作の面白味が減ると思っていますが、それでもまったく使わないということはありません。

 現実の変化とともに人々の、そして私の執筆スタイルは変わりつづけていくことでしょう。


 初出2026/3/5



「フィジカルAI」


 フィジカルAIということばを聞くことが多くなりました。

 要はAIを搭載したロボットなのかな。あるいはロボットに搭載されたAIのことなのかな。

 詳しくは知りませんが、AIが一段と人間に近づいてきたような印象があります。

 知的な仕事ばかりでなく、肉体的な仕事もAIがやるようになるのでしょう。

 メリットとデメリットがあると思います。

 便利になる、困っている人の助けになるけれど、人間の仕事を奪う……。

 変化が速すぎて、ついていけません。


 さて、告知させていただきます。

 今夜公開する予定の『AI時代の入口で』第10話のエピソードタイトルは「書きすぎについて」です。

 近況ノートの転載・改稿なので、私のノートを読んでくださっている方にはつまらない内容ですね。すみません。


 フィジカルAIはいつか漁業を担うようになるかもしれませんが、釣りは(積極的には)やらないでしょう。

 釣りとは遊びだからです。

 遊びは人間のフィールドだと信じています。

 AIが生の歓びを知り、遊び始めるようになったら……?

 それは確実に人間以上の存在ですね。

 いまのところ夢物語ですが……。


 初出2026/3/6



「HAL・クリップ」


 人工知能の恐怖を描いた古典映画『2001年宇宙の旅』。

 この作品のクライマックスの舞台は木星へ向かう宇宙船ディスカバリー号です。船には人間の宇宙飛行士と人工知能HALが乗っています。

 いろいろあって人間はHALを停止しようとしますが、HALはそれを阻止しようとして、逆に人間を殺していきます。


 ペーパークリップ・マキシマイザーという思考実験があります。

「可能な限り多くのペーパークリップを製造せよ」とAIに命令するとします。

 AIはこの命令を忠実に実行し、地球の資源をフル活用してクリップを生産します。暴走に気づいた人間は止めようとしますが、命令を最優先するAIは邪魔な人間を排除します。それだけでは終わらず、やがて人間の身体に含まれる微量な鉄分もクリップの材料として利用するようになります。


 ずいぶん前からAIは便利だが危険かもしれないと警告されていますが、AI哲学やAI倫理、そして法律の整備はあまり進んでいるようには見えません。

 科学技術的側面ばかりが一方的に進んでいます。

 これでいいのでしょうか?


 さて、告知です。

 今夜公開する『AI時代の入口で』第11話のエピソードタイトルは「苦労は人間だけのもので、AIは苦労することができない」です。

 最終回のつもりでしたが、AIについて今後もゆるりと書いていきたいので、終わらせないことにします。


 AIは創作を手助けしてくれますが、地道な人間の努力を無意味化するようでもあります。

 技術には良い面と悪い面があります。端的な例は原子力発電と核爆弾です。

 AIの暴走がないことを祈ります。


 初出2026/3/7

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