表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/19

奴隷商人との決戦

よろしくお願いします。

今日、奴隷商人のトップに会って話すことになった。


レイは仕事が早いうえに裏でも動いていたのだろう。レイに頼みごとをして、2日でわたしの願いを叶えられ、奴隷の闘技会が開催される1週間前に話をつける機会を得た。


よし。今日は気合を入れていかないとね。

わたしは自分自身を鼓舞した。


「オレもエミリの隣に立ちたい。」


ルイスが急にそう言ってきた。わたしはその提案に驚いたけど、ルイスが隣にいたら心強い。と思い有り難く思って、その提案を受け入れた。


そして、待ち合わせ場所は向かおうとした時、またもやわたしの救世主のレイが現れた。


「エミリ、わたしも行こう。」

「えっっ?いいんですか?」

「ああ、わたしが一緒に行くことで奴隷商人たちに圧力をかけることができるだろう。」


レイは不敵に笑っていたけど、ルイスは少し不服そうな顔をしていた。


そんなこんなで、わたし達は商人に言われた待ち合わせ場所についた。


彼らは奴隷探しで色々な場所を転々とするので、自分たちの会社というものを持っていないらしかった。

だから、仕事場のように必要ないものは取り揃えられてなく、仮のオフィス感がした。



そして、目の前にはなんと、もうラスボスが現れていた。下っ端の従業員ではなく、なんと奴隷商人のトップが自ら出迎えに来た。


貫禄漂う体型で、目には傷があり日本の世界で表すと、極道の親方のように感じた。


「ああ、久しぶりだな。ルイス。元気だったか。いや、どっからどう見ても元気でしかねーよな。」


その奴隷商人のトップは、為政者感が漂うレイをあっさり無視して、ルイスに嫌味を言った。


ルイスが怖がるのは嫌だと思い、わたしはルイスの返事を待たずに、奴隷商人のトップにすかさず声をかけた。


「こんにちは。わたしはエミリと申します。

今日は、良い交渉ができたらいいなと思います。」


彼はわたしを舐め回すかのように見て、


「ああ。俺はバルドだ。

ああ。こんにちは。()()()。」


ああ。やっぱり。あの隠せていない気品で感じていたけど、レイは公爵様だったんだ。


それに対して、レイはじとりとバルドを睨んだだけだった。


わたしたちは、バルドに早速、交渉場へ案内された。


「細々とした挨拶はいらねー。

オレはそういうのはめんどくさーと思うし、嫌いな質だからな。」

「わかりました。じゃあ、早速始めさせていただきます。まず、この紙を見てください。」


そう言って、わたしはバルドに自作で作った資料のようにまとめたものを渡した。


「わたしはスポーツというもので競わせるといいと思います。」

「スポーツ?それって新たな戦闘方法の名前か?」

「いいえ、わたしが考えているものは、ボールという球体のものを使う競技です。」


「考えているものはたくさんあるのですが、野球とバレーボールというものを普及させたいです。」

「それで貴族は金をバラまいてくれんのか?」

「そういうシステムにしたいですし、バルドさんの案もいただけると嬉しいです。」


そうして、わたしは競技の特徴を話し始めた。


「バレーボールは比較的誰でも参加できるものです。野球は比較的沢山の作戦を生み出せるのでそこをアピールポイントにしたいです。」

「ああ、続けてみろ。」


バルドは少し興味を持ってくれた様子だった。


「家族には、そこの監督やコーチをしてもらいます。勝ったチームにはナイス作戦賞だったり、名監督賞のような賞を授与します。

この賞は貴族たちのお茶会のような場所で自慢となる勲章になるようにするのです。」


「で、オレたちは、どうやって金儲けをしろと?」

「監督やコーチはシーズンで交換して、観客席に人々を動員させるのです。その時の観戦料を取るのです。

あとは、選手のグッズや、そのスポーツに必要な道具でお金は稼げるはずです。」

「ああ。話はわかってきた。」


わたしは1番大切な話を続けた。


「このスポーツには練習と選手の心身の健康が必要不可欠です。

そして、選手である奴隷たちのにも給料があげられる制度にします。そしたら、選手のモチベーションが上がり、より高度なプレーもできます。

このスポーツが普及したら、いつかやりたい人だけで、このスポーツの試合を開催して、奴隷の人たちには彼らの好きな職についてもらいたいです。」


「ああ?せっかく集めた奴隷の意味がねーだろ。」


「いいえ。この奴隷たちのおかげで、新たな市場ができます。もし、このスポーツが普及できて、貴族の人たちが参加してくれたら、もっと市場が大きくなって大きなお金が動くでしょう。

スポーツはやりたい人がやった方がレベルも上がり、見ている人も楽しくなるものです。

経験者のわたしがわかっています。

違法的なことをしていたらいつか痛い目にあいます。このスポーツは合法的なものにできるので、戦略替えしませんか?」



「俺たちも金を儲けられて、貴族は楽しめンのか?」

「はい。3ヶ月ください。まずはある程度普及させます。」

「貴族は3ヶ月も待たねーと思うがな。」

「貴族には詳しいルール説明や、監督としての作戦を伝えたりします。闘技場も変えるためにどうにか協力していただくので、大丈夫だと思います。」

「ああ。だが、結果を残さなかったら、わかってんだろーな。」

「はい。グッズと道具について説明していいですか。」


そうして、奴隷商人たちの利益のために話をした。

彼らは、奴隷を集めるのが上手いからだろうか、その物作りが得意な人はある程度わかっているらしく、その人たちに頼むらしい。


「じゃあ、1週間後に奴隷の方たちを皆、わたしの家のところに連れてきてください。」


なんとか、話はつけられたのだが、きっとレイの圧もかかっていたし、結果要観察で、彼らは特に痛手はないし、これが成功したら良い事だらけだから、すんなり承認してくれたのだろう。


まずは普及させないと!

そう決意して、わたし達はバルドと別れ家に帰った。











書きだめも無くなったので更新ペース遅くなります。

非公開になると思います。

ここまで読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

完結まで長い予定ですが、時間を見つけて、書ききれるように頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ