私達は瑞希を直したいけど力が足りない
(前回のおさらい!)楓くんと南那架がイチャイチャして、楓くんが倒れました!花火も超綺麗でした!
「楓くん!」
葉屋海先輩の声。
元気よく近ずいてくる。
「なんですか?」
「ねぇねぇ!あのさ、楓くん」
「?はい。」
ニヤニヤ笑って、こっちを見てくる。
なんのことかさっぱり分からず、葉屋海先輩をずっと見ていると。
「あのさ、久しぶりに敵と戦いたいんだけど、どこがいいと思う?」
「え?こんなかで、ですか?」
・うちの学校の理科室やらなんやら
・生霊の森
・連続殺人事件の廃墟マンション
・霊の眠る墓
「え、全部嫌ですけど」
「じゃあマンションね。おけー」
「ちょっ、危ないですって」
廃墟だよ?
連続殺人事件の廃墟マンションだよ?
怖いって!!
「テレポート!」
.........やだやだやだやだやだやだ!!
怖いよお、死んじゃうよお!
早速死人があぁぁぁ!!!
いやあああああ!!?
「きゃぁぁぁ?!!??」
相澤先輩が死ぬほど叫んで、ナイフを突き刺した。
そんなんで効くことも無く、相澤先輩は.........。
「いやあああああ!!!」
ガブリンチョされてしまった。
「瑞希!みずき!?」
「うっ、ぅヴ!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
「きゃぁぁぁ!!!」
先輩が叫んだ。
相澤先輩がもう、人間ではなくなり、見にくく変わり果ててしまった。
「ヴア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!ガウッ!!」
「瑞希!瑞希ってば!」
「ガウウウウ!!!」
小兎さんと、綾月さんが顔を合わせ、ざっ、と前に出た。
「皆さん、他は殺りますから、瑞希さんをお願いします!」
「兄様、行きますよ!!」
2人は、白いレースと長い髪をなびかせて、華麗に走っていった。
「命華、何とか出来そう?!」
「無理よ、死んだら直せるけど、これは、無理よ!」
「北斗は?!」
北斗は自分の腕を見て、何かを決心したように、前を向いた。
「やってみる」
「頑張って!北斗」
「リ・スポーン!」
「ガウウウウ!アヴッ!」
余計、強そうになってしまった。
どっ、どうしたら.........。
「恋の矢!濃いバージョンっ!」
「濃いバージョン!?」
先輩が謎のバージョンをした後、葉屋海先輩がツッコんだ。
相澤先輩には、一応聞いたようだった。
一回り小さくなった様だ。
「私も!必殺!催眠術テレパシー」
頭に人差し指を当てて、むむむむ.........と言いながら下を向いた葉屋海先輩。
「ヴわぁああぁぁぁ!」
僕も何かしないと!
でも、テレポートじゃ何も出来ないし、炎を使ったら倒れてしまう。
どうしたらいいんだろう。
「私、何も出来ない.........。ごめんね」
「いいよ、命華気にしないで」
先輩がフォローを入れる。
でも、僕は、僕は.........。
力が、ないから。
弱いから。
役に立たないから。
そんなの嫌だ。
弱いのなんて、嫌だ。
「パイロキネシス、イングニション!聖なる炎」
手が熱くなって、直ぐに炎が発射する。
思ったより強く、自分自身も吹き飛んでしまった。
「.........楓くん!」
「いっ、ッつ!........痛ぁ.........」
「大丈夫!?てか今の何?凄!」
うう、体全体が痛い。
手は火傷したようにジンジンするし、打ち付けた肩は折れてそうだし。
頭も打ち付けたし。
「瑞希、まだ治らないの。でも、凄かったよ」
「まだ、治ってなかったんですね。」
やっぱり、僕力ないなぁ。
こんなに痛い思いしてるのに、直せなかった。
「バイオキネシス!」
「んグッ!うっ、がうっ」
謎の煙を出したあと、一回り.........いや、2回りくらい小さくなった瑞希が倒れていた。
「みっ、瑞希!」
「う.........」
寝ている様だった。
葉屋海先輩や、先輩がすぐ駆け寄った。
その時、静かに物陰が動いているのが見えた。
2つ.........。
「兄様、私に負けて悔しいですか?」
「いいえ、私が勝ちました」
血まみれの2人が、血まみれナイフを握りしめ、会話を交わしていた。.........笑顔で。
どうやら、全部倒したようだった。
「楽しかったわ。ね、兄様?」
「そうですね。暴れすぎたんじゃないですか?」
「そんなことないですよ。いつもの事です」
怖いっ!!こっ、殺されるっ!
「あら、早く帰りましょうか。疲れているご様子ですね。」
「ああ、はっ、はい。」
.........学校の寮.........
「矢野原先輩、お風呂ご一緒していいですか?」
「あ、いいよ、全然!裸の付き合い?」
「そうなりますね」
そう言いつつも、バスタオルを体にまく。
矢野原先輩は、全裸なわけだけど。
「おい、男だろ、そんな邪魔なもん外せ!」
「辞めてくださいーっ!セクハラです!」
バスタオルを引っペがそうとする、矢野原先輩。
でも、必死に守りきった。
ちなみに傷は、先輩と、傘風先輩に治してもらった。
「女みてーな体だな。」
「うぐっ。言い返せないです・・・」
「それで?俺とご一緒した理由は?」
あっ、すっかり忘れてた、
「恋バナでも、しようかと」
「あー。」
矢野原先輩はニヤニヤして、僕に近寄って来た。
「なっ、なな、なんですか?!」
「いーや?べっつにー?」
「近いです!近いですって!」
( ≖ᴗ≖)ニヤッΣ(゜Д゜ υ) キャアアアアアアアアアア
「ほら、な・な・かだよ。言ってみろ。ほら」
「無理です!無理です!」
「ほれほれー」
「つんつんしないで下さい!」
なぜか先輩の事を下の名前で呼ばそうとしてくる。
そんなの恥ずかしくて言えないです!
先輩呼びだし。
「言ってみな?な・な・か!」
「なっ、南那架.........///」
言った後に恥ずかしくなって、顔を手で覆った。
矢野原先輩はまたニヤニヤしてこっちを見て来る。
「初々しくて、いいですねぇ〜」
「もう言うこと聞きません!」
ぷいっと、違う方向を向いた。
「ごめんって、アイス奢るから許して」
「許します」
続く・・・




