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誰でも使える魔法、誰でもは使えないインフラ整備

現代魔法研究者、魔法科学研究者、様々な名で呼ばれるが実態は一つだ。

古代から連綿と続く血統による魔法の継承と言うプロセスが必要なところを

科学技術でだれでも魔法が使えるようにしようということだ。

とあるところに天才がいた。

技術革新だった。

特殊なインクで描いた魔法陣を使えばだれでも魔法が使える。

ただし、インクの量産には超エリートの血統による継承を終えた本物の魔法使いが必要だった。


このお話は、本物の魔法使いと才能のない弟子との日常を描いたハートフル物語である。


「師匠師匠!そろそろインク補充の季節ですよ!真面目に生産頑張りましょう!」

「弟子よ。私は忙しいのだ。あの木の葉っぱが全て落ちるまで街たまえ」

「何言っているんですか。今は夏ですよ?木も青々としているのに」

「秋まで待てよ」

「待てません!みんなの生活が止まってしまうでしょう?」

「仕方ないなあ。材料の準備は?」

「万端です!」

「さて、仕事を始めるとしようか」


男の前には大型のタンクが20基と操作盤がある。

手をかざすと、操作盤が光りだしていく。

ブウゥゥゥン……

無機質な振動音が鳴り響いた。


「はい、仕事終わり。タンクの中は全て活性化済みだ」

「お疲れ様です師匠!それでは僕は配達の手配をしてきますね」

「これで秋まで休めるな」

「何言っているんですか師匠!最近の魔法道具の流行を知らないんですか?

こんな量だと1か月も持たないですよ!」

「仕事があるって素晴らしいね……素材集めは任せたよ」

「はい!師匠!僕にできることならなんでもおっしゃってください!」

「私は一眠りするよ。おやすみ」

「いい夢を!師匠!」

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