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崩壊の覚醒

「気張れよ!」

リタが叫ぶ声に反応する暇がない。

どちらを向いても敵ばかり。

「弾が無くなるわ!」

唯一アテネが反応するが、その内容は悪い色をしている。

「…爆薬…!」

クレルの声が銃声に消えそうになりながら、警告する。

俺たちはいつも通りと言えるのか、ボロ屋から戦っていた。

「…この建物が墓標になるってか」

「そいつは勘弁だな」

俺は独り言のつもりだったがリタには聞こえたらしい。

「ここから出るぞ」

隻眼の隊長代行は俺を見た。

「問題ない」

考えていることの想像はつく。

「…2…1…ゴー!」

合図で硬く閉ざしていた扉を蹴破る。そのエネルギーをそのままに前進。ダッシュ。

「…あいつだ!撃て!」

敵の指揮官らしき人の声が飛ぶが、そんなことは頭に入ってこなかった。

放射状に引き伸ばされた世界に、ひとまず5人を捉える。

彼我の差、目測10メートル。

見えない力がイアンを突き動かす。

殺したい。血を吸いたい。

ムクムクと、内面が膨れ上がる。心が弾け飛びそうだ。

敵の顔が目の前に。


瞬間、俺ではない『何か』が俺を支配した。

短くてすいません…。

まだ終わりませんよ!

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